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知事のページ - 長崎県知事 大石賢吾

令和5年4月14日 記者会見

 ●会見内容●

1.アルストロメリアについて
2.特定複合観光施設(IR)について(1)
3.最近の交通事故情勢等について
4.春の連休期間中における山岳遭難の防止について
5.特定複合観光施設(IR)について(2)
6.新型コロナウイルス感染症について(1)
7.特定複合観光施設(IR)について(3)
8.特定複合観光施設(IR)について(4)
9.特定複合観光施設(IR)について(5)
10.統一地方選について(1)
11.離島留学検討委員会の設置について(1)
12.県産米限定お米券の配布について
13.バイデン大統領の長崎訪問の見送りに関する報道について
14.特定複合観光施設(IR)について(6)
15.石木ダム建設事業について(1)
16.統一地方選について(2)
17.離島留学検討委員会の設置について(2)
18.統一地方選について(3)
19.石木ダム建設事業について(2)
20.統一地方選について(4)
21.特定複合観光施設(IR)について(7)
22.新型コロナウイルス感染症について(2)
23.統一地方選について(5)
24.統一地方選について(6)
25.離島留学検討委員会の設置について(3)

1.アルストロメリアについて

○広報課長 それでは、定刻となりましたので、知事の定例記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

○知事 皆さん、こんにちは。
 まず、今日のお花ですけど、コサージュですね、アルストロメリアというお花で、諫早市の生産者の方から送っていただきました。花が大きくて、とても花色がいいということ、また日持ちがいいということで非常に評価が高いようです。最近、県内でも作付けの栽培面積が広がってきているということでした。
 これの花言葉ですけど、「未来へのあこがれ」と「気配り」ということと、私、知らなかったんですけれども、英語でも花言葉があるそうで、friendshipですね、「友情」と「献身的な愛」という言葉もあるすてきなお花みたいです。皆さんもぜひ、日ごろから手に取っていただければというふうに思います。

2.特定複合観光施設(IR)について(1)


 冒頭ですけれども、私のほうから3件、お話をさせていただきたいと思います。
 まず、1つ目、IRについて発言をさせていただきます。IRに関しては、皆さんもご承知のとおり、本日、大阪府・大阪市の区域整備計画が認定されるということが発表されました。本県については、引き続き審査を行っているという国土交通大臣の発言がありました。今後とも、早期認定に向けて、国の審査に対してしっかりと取り組んでいきたいというふうに思っております。

3.最近の交通事故情勢等について


 そして、残り2つは、長崎県警本部からお話を預かっておりますので、ご紹介をさしあげます。
 まず1つ目は、最近の交通事故情勢等についてでございます。県内では、交通事故、交通死亡事故が多発をして深刻な事態となっているそうです。県内の交通事故情勢に関するお話をさせていただきます。
 4月13日、昨日現在で交通事故の死者数は12名で、前年同期と比べて8名増加をしておりまして、この死者数の増加率は全国ワースト1位となっているとのことです。本県の交通死亡事故は、歩行者関連事故の多さや高齢者の割合の高さなどが特徴だそうで、また、最近の交通事故では、歩行者の左右確認が不十分ではないかと疑われる事案が多発しているということです。
 そこで、歩行者の方は、道路を横断する際、必ず左右を確認していただきたいと思います。自動車は、思った以上に速いスピードで近づいてまいります。また、夜間の外出等は、反射材や明るい洋服を着用するよう心がけをお願いします。
 また、運転者の方は、前をよく見て運転に集中するとともに、歩行者保護を意識した運転をいま一度、お願いをしたいと思います。
 県民の皆様におかれましては、こうした本県の現状を認識していただくとともに、自分の身を守るため、交通ルールの順守をお願い申し上げます。

4.春の連休期間中における山岳遭難の防止について


 2つ目は、春の連休期間中における山岳遭難の防止についてでございます。春の連休期間中に安全に登山を楽しんでいただくための注意点としてお知らせをさせていただきます。
 県内では、登山中の遭難は、年間を通じて発生をしているそうですが、遭難で最も多いのが、登山道が分からなくなって道に迷ってしまう事例だそうです。そこで、春山、この季節に登山を計画されている県民の皆様に、3つ注意をお願いしたいと思います。
 まず1点目、登山道が分からなくなって道に迷ったと思うときや、けがなどによって救助が必要になったときは、すぐに110番通報や119番通報で救助を呼んで、安全な場所に避難をして助けを待つということを徹底していただければと思います。
 2つ目、自分の体調や経験に見合った山を選択して、事前に登山計画書や登山届を自治体や警察に提出するほか、家族や知人の方にも登山することをお伝えしておいて、防寒着、雨具、非常食、携帯電話と、その予備バッテリーなどを準備していただきたいと思います。
 そして3点目ですけれども、あらかじめ気象情報と日没時間をチェックしていただきまして、事前に準備していた装備品をしっかりと点検をすること、また、登山中は小まめな休憩、水分補給を行って、天候急変や体調不良のときは直ちに下山するということをお願いしたいと思います。
 今、お伝えをした3つの内容につきましては、県警察本部のホームページにも掲載されているそうですので、ご確認の上、安全な春の登山を楽しんでいただければと思います。
 冒頭の私からのお話は以上でございます。

○広報課長 それでは、質問をお願いいたします。幹事社からどうぞ。

5.特定複合観光施設(IR)について(2)

○記者(長崎新聞社) 先ほど言及のあったIRのことについて、2点お尋ねします。
 まず、今回は大阪が認定をされて、長崎は継続審査ということになりました。大阪と同じタイミングで認定を得られなかったことへの所感、受け止めをまずお聞かせください。

○知事 タイミングは、大阪とは切り離して、必ずしも一緒じゃないということなんだろうとは思いますけれども、継続審査ということ自体は不認定ではないというふうに理解をしていますので、認定されるチャンスはまだ十分にあるというふうに理解をしてございます。
 IRの誘致の成功というのは、県政の重要課題だというふうに思っておりますので、引き続き、早期に区域認定をいただけるように県としては取組を進めていきたいというふうに思います。

○記者(長崎新聞社) 今おっしゃった取組のところなんですが、しっかり取り組んでいくということなんですけれども、認定に向けてどのような取組、どういうふうに取り組んでいかれるんでしょうか。

○知事 国のほうで審査はしっかり継続をしていただけていると思いますけれども、それに対してお求めがあれば、それに対して対応するということだろうと思います。

6.新型コロナウイルス感染症について(1)

○記者(長崎新聞社) 今の分とは別で、新型コロナウイルス感染症の5類移行が迫っている中で、県として準備を進めていること、対応として変化があるもの、今決まっていることなどがあれば教えてください。

○知事 幅広くあるので、ちょっと担当から。

○感染症対策室長 5月8日に5類に移行するに当たっての移行後の県の対応につきましては、医療体制につきましては、限られた医療機関による特別な対応から、幅広い医療機関による自律的な通常の対応に移行すると、体制と、という方針でございます。
 そのほか、また、医療現場の逼迫や県民の皆様に混乱が生じないように協力をいただきながら、応招の義務の周知であったり、入院時の受け入れ調整など、通常の医療提供体制の移行に向けての調整を今、進めているところでございます。

○知事 5類移行になって、いろんなものが制度上も変わってまいります。例えば、症例の把握の方法、これも届出から定点把握に変わるということですので、そういったところも移行されますし、5類へ移行することによって、宿泊療養も終了するという方向であります。
 様々な変更もあるかと思いますので、しっかりとそういった情報を、今後も、県としても県民の皆様に分かりやすくお伝えをしていきたいというふうに思います。

○記者(NIB) ちょっと追加なんですけど、幅広い医療機関で受け入れるというところで、厚生労働省は、全国で最大6万4,000施設で診られるようにというふうなところを掲げていたかと思いますが、現時点で県としてどれぐらいの医療機関で対応をできるかなど、決まっている分かるところがあれば教えていただけますか。

○知事 把握していますか。

○感染症対策室長 まだ今、現時点で調整中でございまして、現時点で明確な数字は申し上げることはできません。

○記者(NIB) ありがとうございます。

7.特定複合観光施設(IR)について(3)

○記者(NHK) 先ほど、長崎新聞からもお話があっていました、IRについてちょっと追加でお尋ねがあります。
 今回、継続審査となった理由について、先ほど、課長の会見の中で国から報告等はないということでしたが、現状考えられ得る理由として、大石知事はどのようなものを考えていらっしゃるでしょうか、教えてください。

○知事 事実として、まずその内容について公表はあっていないということ、あと様々なことがあるとは思いますけれども、それはしっかりと審査をしていただいているということだと思いますので。ただ、可能性があるものを言及するのも審査に影響があるかと思いますので、特段、私からは、コメントは現時点では控えたいと思います。

○記者(NHK) 現在の計画では、2027年秋頃の開業を見込んでいたと思いますけれども、これがずれ込む可能性、そもそも10月に認定が出るという前提だったと思うんですけれども、その計画がずれ込んでいく可能性については、どのように考えていますでしょうか。

○知事 可能性はあるというふうには思います。あるとも、ないとも言いきれないというのが現実だと思いますけれども。今、お話の中にもあったように、昨年の秋頃と想定をしておったというところですけれども。でも、その中でもできる限り早く区域認定をいただきたいと、その努力を継続するとともに、いつできたとしても、できる限り早く実現できるように、それはいつ出るかは本当に分からない。今日、大臣のほうでもそういったコメントがありましたけれども、我々としては、その中でも可能な限りの努力をしていく、それだけだというふうに思います。

○記者(NHK) ありがとうございます。NHKからは以上です。

○広報課長 ほかにご質問ございませんでしょうか。

8.特定複合観光施設(IR)について(4)

○記者(読売新聞社) IRについて、引き続きお伺いなんですけれども、今回、継続審査ということで、一部報道で先行して出ていましたけれども、知事としては、認定されるだろうという思いで待っていたと思います。その中で、認定でもなく、不認定でもなく、継続審査ということになったことについて、区域整備計画を出した県のトップとして、仕方ないと思っているのか、残念だと思っているのか、率直な思いをちょっと伺いたいんですけれども。

○知事 率直に、どちらでもないです。同じタイミングで出れば、それはうれしいことではあると思いますけれども、同じタイミングというのは、早ければですね。今回のタイミングで出るか、出ないか、全く分からない中でしたので、そういった中で審査が継続しているということですので、これまでと変わらず、実現に向けてしっかり取り組んでいきたいなという気持ちです。

○記者(読売新聞社) 知事としては、継続審査というのは、想定の中にあったんでしょうか、出るか、出ないか以外の中でですね。

○知事 あらゆる想定の中で、可能性としては、そういったこともあるのかなと思いますし、決してこのタイミングで結論が出るということがあったわけではありませんので、もちろん、審査が今も行われているというふうに思っていますし、それについては、特段コメントはございません。

○記者(読売新聞社) 残念でもないということで、このタイミングで細かいですけど、仕方ないかなという感じですか。

○知事 認定が一つ出た中で、我々の認定がそのタイミングでなかったというのは、心情的には早く決まったらうれしいなという気持ちはもちろんありますけれども、それだからこそ、終わったとか、そういったわけでは全くないですし、冒頭申し上げたとおり、認定の可能性は十分あるというふうに思っていますから、それは引き続き、これまでと同じように頑張っていきたいと思います。

○記者(読売新聞社) 今回、大阪が出した認定が通ったということで、その大阪が通ったことについての受け止めを伺いたいんですけれども。

○知事 それは大阪が希望されて、それが認定を受けたということなので、それはもう本当にお喜び申し上げたいと、お祝い申し上げたいというふうに思います。

○記者(読売新聞社) 報道ベースでですけれども、クレディ・スイスの経営危機など、あと、コミットメントレターの話もありますけれども、資金調達についての懸念の声というのもあったと思いますけれども、その辺の説明については、知事として観光庁であったりとか、国の第三者委員会について説明はできたとか、解決できたとか、その辺のご認識はいかがでしょうか。

○知事 審査の内容については、これまで申し上げたとおり、コメントすることはかないませんので、そこは控えたいと思います。

○記者(読売新聞社) ありがとうございました。

9.特定複合観光施設(IR)について(5)

○記者(日本経済新聞社) IRの件で確認的なことで2つ。
 まず、NHKさんのご質問の中で、お答えで、できるだけ早く区域計画を実現してほしいということを、これはもう知事として政府のほうに伝えたということでしょうか。
 というのは、当初、10月頃と言っていたのが、どんどん、どんどんずれてました。なので、これまでに実際伝えてきたのかということを教えてください。

○知事 いろんな場所では言っていますけれども、直接、文書等々で私から直接ということはありません。

○記者(日本経済新聞社) この記者会見の場も情報発信の場ですけれども、公式の場で早くやってほしいということを言ってきたと。

○知事 一日も早くとは思っております。

○記者(日本経済新聞社) もう一点は今後のことなんですけれども、一応、国と地方は対等だということを前提に、できるだけ早く実現してほしいということを具体的に要請するなり、そういうことをするお考えはありますか。

○知事 現時点ではございません。

○記者(日本経済新聞社) そういうことはないですか。

○知事 そういう機会に恵まれれば、それはもちろんしますけれども。

10.統一地方選について(1)

○記者(NBC) 幾つか質問がありまして、間もなく行われる長崎市長選挙、それから佐世保市長選挙についてなんですけれども、知事本人としては、どなたか特定の方を応援しようという考えは今ありますでしょうか。

○知事 全体的にですか。

○記者(NBC) 今、まだ立候補予定者の段階ですけれども、実際に届出を出されて、この方を応援しようと思っているとか、応援に入ろうと考えられている方がいらっしゃったりはしますでしょうか。

○知事 これまでも既に、先月、記者会見でお話はさせていただきましたけれども、佐世保市長選において、宮島大典氏を応援したいという思いは変わりはございません。それぐらいです。

○記者(NBC) 長崎市長選挙のほうは、特に特定の候補者はいらっしゃらないということですかね。

○知事 これは、どこの市長選と限ったわけではありませんけれども、私として強く関心を持っておるのは、やっぱり県・市連携をしっかりできるのかどうかというところは非常に強い関心を持っております。ですので、いろんな方々がそれについて触れられてもおりますし、今後、どういったことを訴えていかれるのか、注視はしていきたいというふうに思います。

11.離島留学検討委員会の設置について(1)

○記者(NBC) あともう一点、先日、県教委のほうから発表がされていました離島留学検討委員会についてお尋ねしたいんですけれども、具体的にどういった内容について、議論だったり検討されていくかというのを教えてください。

○高校教育課長 離島留学制度につきましては、県内、5つの県立学校で実施をしております。そういった中で様々な家庭の状況ですとか、あるいは不登校を抱えている、そういう生徒が入ってきております。
 そういう状況の中で、生徒を支える支援体制として十分なのかどうなのかということについて検討してまいりたいというふうに思っております。

○記者(NBC) それと、例えば具体的にいついつ会合を開いたりとか、そういった部分の計画というのはもう立っているんでしょうか。

○高校教育課長 4月20日に、まず第1回の検討委員会を行いまして、その後、部会のほうで調査や聞き取りなどを行いまして、第2回を6月の中・下旬に行いたいというふうに思っております。3月下旬を目途に取りまとめて、支援内容を公表したいというふうに思っております。

12.県産米限定お米券の配布について

○記者(NBC) 最後に1点、お米券の配布についてお尋ねをしたいんですけれども、物価高騰が続く中で、いまだに未定というふうに今なっていると思うんですけれども、今後、いつ始めるとかいうご計画があったりとか、そのあたりというのはいかがでしょうか。

○こども家庭課長 お米券につきましては、今、どういった形で配布をするかということを含めまして、今、検討中です。
 今後、できるだけ早い段階で、県民の皆様にきちんと行き渡るように準備を進めていきたいということで、今、準備を進めている段階であります。

○記者(NBC) できるだけ早い段階と、例えば来月とか、そのあたりの具体的な時期までは、まだ今のところは…。

○こども家庭課長 今、調整を進めているところですので、もうしばらく待っていただければと思っております。

○記者(NBC) ありがとうございました。

13.バイデン大統領の長崎訪問の見送りに関する報道について

○記者(共同通信社) ちょっとまた話は変わるんですが、G7サミットに関して、アメリカのバイデン大統領が長崎への訪問は見送られるという公算が高くなったと連日報道されているところなんですが、県として、バイデン大統領の訪問案について、今、どれぐらいその情報を収集されているのか、どういった報告がなされているのかということと、あと、連日の報道に対する知事の受け止めについて、2点教えてください。

○知事 まず、ファクトとしてどういった情報をということですけれども、今回の件については、まず、県として報道ベースで承知をしているところでございます。外務省等から情報提供は現時点では受けていないというふうに聞いております。
 これまでも1月ですかね、長崎市長と一緒に要望させていただきましたけれども、やはり被爆の実相に触れていただける絶好の機会だというふうに思っていますので、同大統領に対して本県にお越しいただいて被爆の実相に触れていただく、直接見ていただくと、聞いていただくと、そういった機会がいただけたら、本当にこれは心強い一歩になるんじゃないかなというふうに思いますので、それは引き続き期待をしております。

14.特定複合観光施設(IR)について(6)

○記者(朝日新聞社) IRの関係なんですけれども、今回、継続審査、審議が決まって、不認定ではないと思うんですけど、決まらないという、いわば宙ぶらりんのような状況になっていると思うんですけど、こういった状況だと、今投資を考えている人も投資を見送るとかという話にならないのかなという心配もあると思うんですが、その点、知事はどういうふうに思われていますでしょうか。

○知事 そうですね、関わる方々が期待をして待っていらっしゃる。決まらないことに対して不安を抱かれる。そういったことはあるかもしれませんけれども、しかし、今審査もしっかりと行われていると思いますので、これまでどおり、しっかりと、繰り返しになりますけれども、少しでも早く区域認定をいただけるように、県としては対応を求められればしっかり対応していきたいというふうに思っています。

○記者(朝日新聞社) 今回、大阪の審査結果を見ますと、IRの評価基準の25の基準を1,000点満点で採点して、600点以上が認定の条件となっておりまして、大阪は657点で、評価の仕方によると思うんですけど、結構600点ぎりぎりだなと思って、長崎も大阪に引けを取らないような高評価を取る必要があるのかなと思うんですけれども、長崎県として、その25の基準のうち、どこに自信というか、高評価が得られるというふうに思っていらっしゃるのか、ちょっと具体的に挙げていただけたらありがたいんですけれども。

○知事 ちょっと項目が…。

○IR推進課長 IR推進課から補足して説明いたします。
 大阪の評価の内容については、1,000点満点中657点ということで確認をいたしております。今、各評価項目について、どういうふうな傾向が読み取れるのかというところを分析中でございます。特に、本県では、この間申しておりましたアジアとの近接性ですとか、九州が持つ歴史、文化、観光資源が豊富であること、また、県内、また佐世保市内での合意形成、議会での議決の状況ですね、こういった地域住民に受け入れられているという、この歴史的な取組ついては評価が十分得られるということで、本県の特徴ではないかという認識を持ってございます。

○記者(朝日新聞社) ありがとうございます。あと、昨年の4月に、同じタイミングで計画を出して、今回、長崎だけ継続審議になったということなんですけど、知事としては、その計画に不備とかがあったというふうには考えていらっしゃらないでしょうか。

○知事 今のところはないというふうに思います。

15.石木ダム建設事業について(1)

○記者(朝日新聞社) あと石木ダムのことでちょっとお話を伺いたいんですけども、反対の住民の方が、先日、県庁を訪れて、稲作とかに使う耕作地とか用水路が土砂で埋められたということで抗議したということです。
 所有権は国のほうに移っているんですが、その田畑は、まだ現地の生活の方々が使っているという状況ですけれども、耕作地で工事を続ける考えなんでしょうか。

○知事 これまでも申してきたとおり、県民の皆様の安全・安心を守るということは行政の責務だと思っておりますので、一日も早い完成を目指して、工事工程にのっとって進めていく必要があるというふうに思います。

○記者(朝日新聞社) 耕作地でも必要であれば工事も行うという理解ですかね。
 一方で、知事は、反対住民との話し合いはまだ継続するというお考えだと思うんですけれども、その耕作地での工事も始めていて、以前より緊張感も高まっているのかなというふうに思うんですけれども、こういった状況でお話ができるような状況ではないのかなと思うんですけれども、これについてはいかがでしょうか。

○知事 繰り返し申し上げますけれども、県民の皆様の安全・安心を守るというのは行政の責務だと、まずそう思っております。それを踏まえて、しっかりと工事工程に沿って、一日も早い、予定どおりの完成を目指さなくてはいけないというふうに思っています。
 ただ、それまでは、中でも一番いいのは、現地の方々のご理解をいただいて、同意のもとで進めていくということが一番いい形だというふうに思いますので、ご指摘のとおり、非常に難しいという状況にあるかもしれませんが、どのような状況であっても、その話し合いをさせていただく、ご理解を得る努力を県としては諦めずに続けていきたいというふうに思います。

○記者(朝日新聞社) 現在、話し合いの予定というのは入っていらっしゃいますでしょうか。

○知事 今、調整中と聞いていますけれども、決まったという事実は、私は聞いておりません。

○記者(朝日新聞社) 知事は、従前から工事工程に沿って進めるというので、今もその考えは変わらないと思うんですけれども、このままで工事が進んでいくと、いずれその本体工事の完成のためには、小屋の撤去というのが必要になると思うんですけど、この撤去に関しても工事工程に沿って進めていくというお考えなんでしょうか。

○知事 工事工程に沿って、すみません、個別のスケジュールは分かってないんですけどどうですか。

○記者(朝日新聞社) スケジュールというか、いずれのタイミングかで小屋というのを…。

○知事 完成に必要な作業で、工程があるところは対応しなくてはいけないというふうに思っています。

○記者(朝日新聞社) そうすると、行政代執行もやむなしという、そういうお考えなんでしょうか。

○知事 行政代執行になるかどうかは、分からないと思います。

○記者(朝日新聞社) その小屋の撤去に関しては、知事はどういうふうに対処されるご予定なんでしょうか。

○知事 これまでどおり、ご理解いただくということを継続しながら、しっかりと工事工程にのっとって作業を進めていくということだと思います。

○記者(朝日新聞社) 分かりました。ありがとうございます。

16.統一地方選について(2)

○記者(毎日新聞社) 長崎市長選で確認なんですが、特定の候補を応援されるつもりではないということで、そろそろ告示なんですけれども、このまま選挙戦は、長崎市長選についてはフラットな立場でいかれるという認識で大丈夫でしょうか。

○知事 今、決まったことがあるということではないというのが事実です。

○記者(毎日新聞社) 分かりました。

17.離島留学検討委員会の設置について(2)

○記者(毎日新聞社)  あと、これからの離島留学検討委員会なんですけれども、これは何か基本的には県とか市、自治体の方が参加されていて、有識者も含まれていますが、どういうふうに客観性を担保した上で課題を検討していくのかということと、最終的にどういった形で、支援の内容を発表するという話もありましたが、どういった、例えば最終報告書という形で出てくるのか、そのあたりはいかがでしょうか。

○高校教育課長 どのような客観性を担保するのかというお話でしたけれども、今、ご指摘いただきましたように、有識者のほうも弁護士の方、それから臨床心理士の方、そういった専門家の方をメンバーに入れておりますので、そういったところで客観性や公平性というのは担保できるのかなというふうに思っております。
 また、最終的には、離島留学制度が持続可能なものになるかどうか。そして、離島留学生が安心・安全な生活環境の中で送れていくかといったところをしっかりと検証して、そういう制度を構築してまいりたいというふうに思っております。

○記者(毎日新聞社) ありがとうございます。その有識者のところは、特に今、県と利害関係があるとか、何かお金をもらって顧問をやっているとか、そういう関係性はない方々ということでよろしいでしょうか。

○高校教育課長 特段ございません。

○記者(毎日新聞社) 分かりました。ありがとうございました。

18.統一地方選について(3)

○記者(NCC) 先日行われた県議選についてお尋ねなんですけれども、複数の候補の方に応援に知事も入られていたかと思うんですけれども、入った方と入られていない方もいらっしゃるんですかね。この知事部局と議会って、是々非々というか、中立な立場でつき合っていくものだと思うんですけれども、応援に入られた方と入られなかった方、どういう判断に基づいて、知事のどういう姿勢に基づいて入られたものかというのを教えていただければと思います。

○知事 ご指摘のとおり、県議会議員選挙においては複数の候補のところに応援に入らせていただきました。これは、自分なりには基準を設けてしっかりと判断をして行ったところです。
 まず、自民党の県議団の方々のところにも入らせていただきましたけれども、知事選挙のときに自民党長崎県連から推薦をいただいたという経緯もございます。その中で、当時、県連と政策合意をしているということ、また、これまでも支持をしてくださるという意思表明も繰り返しありました。
 大石県政にご理解をいただけているという候補については、そんなことを踏まえて応援に入る用意があるというふうに自民党県連に対して、まず事前にお伝えをしておりました。
 その上で応援の要請があった県議会議員候補については、日程の調整が可能な範囲で入らせていただいたというところです。
 この点については、これまで、一応報道で私も見たんですけど、これまでどういったお立場にいられたかとか、そういったことは関係なく、大石県政にご理解をしていただいて連携を組めるという、そういった視点から応援をさせていただいたところでございます。
 ほかの無所属の候補の方々等につきましては、それぞれ大石県政に同じ軸で県政にご理解をいただけるということ、それが確認できた候補に対しましては応援の要請があったところで、同じように日程の調整を行って、可能なところに入らせていただいたというところです。

○記者(NCC) 無所属の、今回、新人の方で、応援の要請をしていないのに知事がいらしてくれたみたいな、そんなお話も聞いたんですけど、そのあたりは。

○知事 それはちょっと承知しておりませんけども。

○記者(NCC) では、基本的には応援の要請があったから、無所属新人の方とかについては行かれるというふうな認識でよかったですか。

○知事 はい、今、話したとおりでございます。

○記者(NCC) ありがとうございます。

19.石木ダム建設事業について(2)

○記者(読売新聞社) 石木ダムについてちょっと細かいところで伺いたいんですけど、この間、フェンスなどの撤去で19日までというところですけど、これが土地収用法ではなくて、民法に基づきだったと思うんですが、何か理由はあるんでしょうか。

○河川課長 あくまでも、土地に付随しているものについて、符合しているものについては民法の適用を受けるということで、土地収用法ではないというふうな考えでございます。

○記者(読売新聞社) 代執行に当たらないという理解ですか。

○河川課長 そういう判断でございます。

○記者(読売新聞社) ありがとうございました。

20.統一地方選について(4)

○記者(長崎新聞社) 先ほど、NCCさんがお尋ねされた県議選の関連でお尋ねしたいんですが、今回、現職の方が落選されたり、無所属の方が当選されたりとか、いろいろあったと思うんですが、率直に今回の県議選の結果について、知事はどのように受け止められているのか、まず教えてください。

○知事 個別の選挙結果については、コメントは控えたいと思います。ですけれども、今回、46名のうち11名の方が初当選ということです。再選された皆様を含めて、今回初めて当選された方も含めて、これまでの経験であったり、新たなお考え、そういったことを政治手腕を存分に発揮して県政の山積する課題についても、時折、我々もご指導いただきながら一緒に魅力ある新しい長崎県をつくっていくと、選ばれる長崎県づくりも一緒に進めていただければなというふうに思っています。

○記者(長崎新聞社) 先ほど、大石県政に協力してくれる方には応援に入ったということを言われていましたけど、知事が応援に入った方で受かった人もおれば落選された方もいると。そういったことも含めて、今回の県議選の結果については、知事としてはどのように受け止めるのかというのをちょっと聞きたかったんですけれども。

○知事 個別の選挙結果については、コメントは差し控えたいと思います。

○記者(長崎新聞社) 今回、知事が応援に入られた方と応援に入られてない方がいらっしゃいますけれども、応援に入られなかった方とか、ほかの一般の人とか、いろんな方から、知事の今回の行動については、住民から直接選挙で選ばれた知事がそういった特定の候補に肩入れすることについては批判も起きていますけれども、それについてはどのように受け止められていますか。

○知事 私には、知事の立場と政治家の立場がございます。その中で、県政の推進に資する立場で一定の連携を図れるか、先ほど申し上げましたけれども、それに理解が得られるかといったところについて、一定の基準を置いて判断をしたところでございます。そういったご意見もあるというふうには受け止めますので、そこはしっかりとご指摘として、ご意見として受け止めたいと思います。

○記者(長崎新聞社) 先ほど、NCCさんもちょっと触れられていましたけれども、県と議会というのは協力関係というよりは、どちらかというと、こういうことは知事には釈迦に説法だと思うんですが、それでも改めてちょっと聞きたいんですけれども、いずれも住民が直接選挙で選んだ者同士、いわゆる二元代表制ということで、緊張感を保ちながら県の執行に対して県議会はそれをチェックすると、そういうふうなのが、いわゆる地方自治の二元代表制だと思います。
 一方で、いわゆる国政のほうでは、議会で多数を占めたところが首相とか内閣を握って進めていくと、こちらは議院内閣制ですよね。その認識、その違いというのを認識した上で今回の行動をしたのかどうか、そこをちょっと教えてください。

○知事 まず、議員と知事という立場で緊張性を保つ、緊張がある関係を保つべきということは私もそう思います。ですので、今回は、もう選挙が終わって、これから知事と議員として、それぞれの、もう候補ではなくなりましたけれども、当選された方々は活躍されるわけですから、そこはしっかりと是々非々、喧々諤々の議論をしていくべきだろうというふうに思っていますし、そうなるというふうに思っています。
 議院内閣制を意識して判断をしていたかというと、正直言うと、そこは必ずしもそうではないかもしれませんけれども、申し上げたとおり、県政の推進に向けて一定の連携ができるかどうかというところを、しっかりと評価をしつつ判断をしたというところが基準でございます。

○記者(長崎新聞社) すみません、ちょっと端的に聞きますけど、いわゆる国政の議院内閣制と地方自治の二元代表制の違いを認識した上で、今回の行動をしたかというと、そこはちょっとよく認識していなかったかもしれないというふうなことですかね。

○知事 それが基準ではなかったということだと思います。

○記者(長崎新聞社) お話を聞いていて、「大石県政に協力してくれる人を応援している」と先ほどからおっしゃられているんですけど、それ自体が二元代表制を、いわゆる緊張関係にあって、要するに県のチェック機関としての議会、そういったものを理解してないようにこちらとしてはとれるんですけれども、そこはいかがでしょうか。

○知事 ご意見として受けとめたいと思います。

○記者(長崎新聞社) それについて意見として受けとめるということは、知事としては、そこは別にそういうふうには思っていないということですかね。

○知事 はい。繰り返し申し上げますけれども、これからは、知事と議員として緊張のある関係をしっかりとつくって、ともに県政の推進に尽力していくんだろうと、そういった関係性をつくっていくんだろうというふうに思いますので、そこには全く当たらないというふうに思います。

○記者(長崎新聞社) 以上です。

21.特定複合観光施設(IR)について(7)

○記者(西日本新聞社) 何点かあるんですけど、IRについてなんですが、大阪が先に認定されて、県が当初見込んでいたのは、認定の可否が出るのが去年の秋頃というふうに見込まれていたと思うんですけど、そもそもここまで、長崎のほうだけ認定の可否が長引いている理由というのは何だと思いますか。

○知事 それは公表されていませんので、分かりません。

○記者(西日本新聞社) いや、公表というか、国がどう思っているかじゃなくて、知事としては何が原因だろうというふうに考えられていますか。

○知事 正直言って分からないです。

○記者(西日本新聞社) 分かりました。

22.新型コロナウイルス感染症について(2)

○記者(西日本新聞社) コロナなんですけど、5類になった後というのは、感染者数の発表というのは、県としては毎日されないという理解でいいんでしょうか。

○知事 定点的になりますので、そういった形では決まってるんですか。

○感染症対策室長 5類移行後は、定点把握になりますので、週1回の週報という形になります。どのような形で公表するかということについては、今検討中でございます。

○記者(西日本新聞社) 分かりました。週報になった場合というのは、どのくらいのずれが生じるんですか。発表、実際の時期と発表までのタイミングはどのくらい。

○知事 インフルエンザとかだとどれくらいですか。数日。

○感染症対策室参事 今のところ予定しているのは、月曜から日曜日の報告数を翌週の、今のところ木曜日前後にお知らせできるんじゃないかと思っております。

○記者(西日本新聞社) 分かりました。

23.統一地方選について(5)

○記者(西日本新聞社) またちょっと話が変わるんですけど、長崎市長選についてなんですけど、自民党が推薦されている鈴木さんなんですが、知事等も県・市で連携していきたいみたいな、知事が求めるようなことを言われていたりはするんですけれども、知事選のときに推薦をされた自民党さんも同じく推薦されていまして、そういう意味で現状、支持というか、支援というか、支持する人は、長崎市長選では今のところは決まってないということなんですけど、鈴木さんがなんで、普通に考えると支持していいんじゃないかというふうに思うんですけど、なんでしないんですか。

○知事 本人と先日お会いする機会がございまして、政策についてお話を聞いて、今おっしゃってくださったように、県・市連携はしっかりやっていくんだということをおっしゃっていただきました。それについて、そういったことを訴えられる候補予定者が出てこられたということは、県としても非常に心強く、期待を持てるかなというふうに思います。
 その中で具体的に応援をしてほしいという要望があったわけでもありませんし、本当にすべからく全ての候補予定者の施策を今のところ拾えているわけではございませんけれども、県・市連携を訴えられている方はいらっしゃいますので、そういうところも含めて、いま一度しっかりと注視をしていきたいなと、どんなことを訴えられるのかは見ていきたいなと思います。

○記者(西日本新聞社) 分かりました。

24.統一地方選について(6)

○記者(西日本新聞社) あと、終わった県議選についてなんですけど、知事が応援に入った人って、何勝何敗だったかって分かりますか。

○知事 分かりません。すみません。

○記者(西日本新聞社) 分かりました。

25.離島留学検討委員会の設置について(3)

○記者(西日本新聞社) あと、壱岐の留学制度の検証の件なんですけど、これ、今回、教育委員会がされるということで、知事部局としてはされないという理解でいいんですかね。

○知事 いえ、知事部局も一緒に入ってですね。

○記者(西日本新聞社) 知事部局も一緒になって、窓口が県教育委員会なだけで、知事部局も一緒になってされるということですね。知事としてどういうふうな期待というか、何と言ったらいいのかな、どういうふうに検証が進めばいいというふうに考えられていますか。

○知事 まず、しっかりと状況を把握することは大切だと思いますけれども、制度自体が、先ほど担当から申し上げたとおり、まず、持続可能なものになるように、それに携わる方々が本当に安心に利用できるというところが一番だろうと思うので、そういった形がどういったものなのかというところも含めて議論していただいて、それを参考に結果をまとめていきたいというふうに思います。

○記者(西日本新聞社) ありがとうございます。

○広報課長 ほかに質問がございますでしょうか。
 では、以上で本日の定例記者会見を終わらせていただきます。お疲れさまでした。ありがとうございました。

○知事 ありがとうございました。
〔14:43 終了〕

★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
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