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知事のページ - 長崎県知事 大石賢吾

令和5年3月17日 記者会見

 ●会見内容●

1.カーネーションについて
2.新型コロナウイルス感染症について(1)
3.進学・進級時における少年の非行・犯罪被害防止と有害環境の浄化について
4.石木ダム建設事業について(1)
5.令和5年度当初予算について(1)
6.特定複合施設(IR)について(1)
7.新型コロナウイルス感染症について(2)
8.石木ダム建設事業について(2)
9.特定複合施設(IR)について(2)
10.九州新幹線西九州ルートについて
11.統一地方選挙について(1)
12.令和5年度当初予算について(2)
13.令和6年度の子ども施策について
14.統一地方選挙について(2)

1.カーネーションについて

○広報課長 ただいまから、定例記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

○知事 まず、今日のお花ですけれども、「カーネーション」でございます。皆さんも馴染みが深いものだと思いますけれども、今日は、諫早のカーネーション部会からいただきました。
長崎県のカーネーションですけれども、産出額が全国5位ということで非常にハイレベルな産地でございます。
長崎県のカーネーションは、花が大きくて茎が固く、日もちが良い。非常に高品質が特徴であるということで、県内では諫早市だけではなく、雲仙市、佐世保市を中心に若い生産者が多いということでございます。
長崎県のオリジナル品種として5種類あり、「だいすき」、「あこがれ」、「ほほえみ」、「ももかれん」、「ひめかれん」ということです。それぞれが特徴的で、高品質なこともあって、全国の市場から引き合いが非常に強いということでございます。
花言葉は、「深い愛」ということで、皆様もぜひカーネーション、母の日で用いることも多いかもしれませんけれども、本当に日もちがいいので、私も日頃から飾ることが多いのですけれども、ぜひ皆様も親しみを持って使っていただければと思います。

2.新型コロナウイルス感染症について(1)

○知事 冒頭、私から2つお話をさせていただきます。
まず一つは、新型コロナウイルス感染症についてでございます。
新型コロナウイルス感染症につきましては、3月に入ってからも、新規感染者数、病床使用率ともに減少傾向で推移をしており、おおむね落ち着きを保っているものと考えてございます。
そうした中、3月13日からは5類移行に先んじてマスク着用のルールが見直され、個人の判断が基本となりました。本日は私もマスクを外しております。3月10日には、5類移行後の「医療適応体制」や「公費支援」等について国の方針が示されました。5類移行後は、医療費に係る公費支援の在り方も含め、これまでの行政の関与を前提とした、限られた医療機関による特別な対応から、幅広い医療機関による自律的な通常の対応に移行することとなります。
県としましては、県医師会など関係機関等にご協力いただきながら、遺漏なく準備を進めるとともに、医療の現場や県民の皆様に混乱が生じることがないよう、ホームページ、新聞など、各種媒体を活用し、必要な情報についてしっかりと周知していきたいと思います。
これから年度末、年度初めということで、人の流れが非常に多くなりますし、会合の機会も増えるのではないかと思います。県民の皆様におかれましては、インフルエンザも含めて基本的な感染防止対策を改めてお願いできればと思います。

3.進学・進級時における少年の非行・犯罪被害防止と有害環境の浄化について

○知事 もう一点は、長崎県警本部から、進学・進級時における少年の非行・犯罪被害防止と有害環境の浄化についてお話をあずかっておりますので、ご紹介差し上げます。
例年、この季節は、進学・進級等による生活環境の変化に伴って、少年が深夜徘徊、喫煙、飲酒等の不良行為や万引き、薬物乱用等の非行に走りやすく、また、SNS等を利用して犯罪被害等に遭うおそれがあるということでございます。
さらに、この時期は、少年が初めて自分のスマートフォン等を手にする時期でもあるそうです。
そこで、進学・進級時における少年の非行・犯罪被害防止と有害環境の浄化について県民の皆様に3点お願いをさせていただきたいとのことです。
まず1点目でございますけれども、ペアレンタルコントロール機能の活用をお願いしたいということでございます。ペアレンタルコントロールとは、子どものスマートフォンや、タブレット、ゲーム機の利用状況を保護者が把握したり、安全管理を行ったりすることができる機能です。保護者の皆様は、ペアレンタルコントロール機能を活用し、お子様のゲーム機のプレイ時間の制限や調整、課金等の管理、ネットワーク利用の制限、年齢区分のチェック等を行うようにしてください。
2点目でございますけれども、親子でのルールづくりをお願いしたいということです。
お子様にスマートフォン、タブレット端末、ゲーム機等を使用させるに当たっては、使う機械、使う時間や場所、使用方法等について、あらかじめ親子でよく話し合い、ルールを決めていただくことが大切とのことです。家族の皆さんでよく話し合い、我が家のルールを作っていただきますよう、お願いを申し上げます。
そして、最後に3点目は、フィルタリング機能の活用をお願いしたいということです。
フィルタリングは、有害な情報やアクセスによるトラブルから子どもを守る機能でございます。お子様にスマートフォンを持たせる場合や、使わせる場合には、保護者の皆様がフィルタリングを設定してお子様を犯罪等の被害から守っていただきますよう、お願いを申し上げます。
以上、3点、長崎県警本部からのお願いでございます。
以後につきましては、質問に応じて回答させていただきたいと思います。

○広報課長 幹事社から質問をお願いします。

4.石木ダム建設事業について(1)

○記者(西日本新聞社) 石木ダム建設事業の買受権についてお尋ねします。佐世保市長が今日の記者会見の中で、買受権を発生させないためにも強制収用した全ての土地で工事に着手する必要があるという趣旨の発言をされています。発言に対して知事の受け止めと、改めて買受権に対する県の見解を聞かせてください。

○知事 佐世保市長の発言については、まだ詳細を把握しておりませんけれども、県としての考え方としては、既に事業の用に供しているということで買受権が発生するとは考えてございません。そこについては何ら認識が変わるものではないと思います。

○記者(西日本新聞社) ありがとうございます。

5.令和5年度当初予算について(1)

○記者(NIB) 今日、議案が全て原案どおり通りました。改めて知事が取り組んだ新年度予算の中で、暮らしという面で新年度からここが進むぞという意気込みと、物価高騰対策について、この事業はこうだぞというのがあったら一つずつ教えてください。

○知事 一つずつですか。4月から、本当大きな話で、今日、議会での平田修三副知事への挨拶の際にも申し上げましたけれども、18歳の医療費助成については、市町との協議においても非常に大変なところもありましたが、まずは始められるということになりました。周知も含めて、導入に時間がかかるところもあるかもしれませんが、4月から始められるということで、皆さんの生活にもいい影響が出てくるのかなと期待しています。
 物価高については、経済補正もやらせていただきましたが、一つの事業だけで解決することは難しいと思いますけれども、今やれることは盛り込めたと考えておりますし、今後も状況によって国の動きもあるかと思いますので、必要に応じてしっかりと可能な範囲で迅速に対応を継続していきたいと思います。

○広報課長 それでは、各社の皆様からご質問をお願いいたします。

6.特定複合施設(IR)について(1)

○記者(時事通信社) IRの関係でお尋ねいたします。県は、IR区域整備の資金調達に関してクレディ・スイスグループを関係企業として公表しております。ここ数日の間でクレディ・スイスの経営不安が世界的に再びクローズアップされています。クレディ・スイスの問題が長崎IRの資金調達計画に影響を及ぼす可能性があるのかどうか、知事の見解をお聞かせください。

○知事 まず、状況として、アメリカのシリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の破綻をきっかけとして、金融機関への影響の拡大を懸念する動きがあると認識していますし、その中でクレディ・スイスの経営に対する不安感が広がっていることは、報道等で聞き及んでいるところでございます。
 県としましても、その間、IR事業者や、アドバイザーを通して、適宜、情報収集を行っております。これまでの情報によると、スイス国立銀行、中央銀行になりますけれども、と、金融監督局がクレディ・スイスに対する支援を表明し、クレディ・スイスは、スイス国立銀行から最大500億スイスフラン、約7.7兆円を借り入れるということを伺っております。
 スイス国立銀行と金融監督局は、クレディ・スイスの経営に大きな問題はないとの認識を示していることから、現時点で、本県IRの資金調達計画に影響を及ぼすものではないと考えてございますが、引き続き、動向はしっかり注視していきたいと思います。

○記者(時事通信社) ありがとうございます。

7.新型コロナウイルス感染症について(2)

○記者(KTN) 新型コロナウイルス感染症についてお尋ねします。国の方針も示されている中、ほかの自治体では発生届を県独自で換算したり、動向を調査するというような取組も出てきています。長崎県として、今後、5類移行後の体制について具体的なものがございましたら教えていただけますか。

○知事 5類移行後の感染者数の把握については、国の対策本部によって発生届は終了という形になると伺っております。今後は定点医療機関による発生動向の把握に移行することが決定してございます。これはインフルエンザでも普段からやっていることですけれども、本県においても県内70のインフルエンザ定点医療機関で実施していただくように関係機関と調整を行っているところです。

○記者(KTN) 県の医師会や現場の方々と、5類移行後の具体的なお話はされているのでしょうか。

○知事 今後どうしていくかということについては、コミュニケーションはずっととってきています。5類移行を迎えるということで、幅広い医療機関で対応できるように、応召義務が整理されることになると思いますけれども、その中で実際に多くの医療機関が、コロナ患者と、コロナかどうか分からない発熱患者の対応をいただくことが何よりも重要だと思っておりますので、そういった点も含めてコミュニケーションはしっかり取っていきたいと思います。

○記者(KTN) 経済的な面でいうと、これまでは国からの支援というのも大きかったと思います。今回、5類移行に伴って国からの支援も変わるという中で、課題をどのように解消していこうとお考えですか。

○知事 どこまで支援が出るかというのは非常に難しいところだと思いますけれども、先ほど申し上げたように、まずは医療を受けられる方がしっかり受けられる環境をつくるということが重要です。これまでは発熱外来を中心に対応してきていたところを、幅広い医療機関に受けていただけるような医療提供体制をまずは整える。その中で、費用の面がどうなるかということは、状況を踏まえながら、県として対応が難しいことであれば、国に対してもしっかり伝えていかなくてはいけないと思います。状況に応じて可能な限りの対応をしていきたいと思います。

○記者(KTN) ありがとうございます。

8.石木ダム建設事業について(2)

○記者(KTN) 石木ダム建設事業についてお尋ねします。今後、反対住民の方々との話し合いについて具体で何か決まっているものとかございますか。

○知事 まだ調整中で、決まった日程はありません。これまでも繰り返し申し上げてきたとおり、県民の安全な暮らしを守るというためには、治水、利水の面から事業をしっかり進めていく必要があります。そのような中でも、現地の方々のご理解をいただいてから工事を進めるということは非常に重要だと思っていますので、お会いしていただけない、なかなか実現が難しい、日程もありますけれども調整が難しい中でも、理解が得られるようなチャンスをいただけるよう、努力はしっかりと続けていきたいと思います。

9.特定複合施設(IR)について(2)

○記者(NBC) IRについてお尋ねします。クレディ・スイスの経営不安が県の計画に今のところ大きな影響を及ぼすものではないということは、区域整備計画について、新たな資金調達先の確保であったり、資金調達の規模等、計画を見直す考えは今のところないと考えてよろしいのでしょうか。

○知事 今は、承認いただいて、計画を作成して申請をしております。申請した計画について審査を受けているという認識でございます。

○記者(NBC) 国の審査を待っている状態ということですけれども、クレディ・スイスの今後の状況次第で、計画を見直す可能性はあるのでしょうか。

○知事 計画の見直しを国から具体的に求められたりといったものがあれば、できる限りのことをやりたいと思いますけれども、そういった状況がない中で動くということがどういった意味があるのかということは、労力もありますから、そこは状況によって応じていくことになると思います。

○記者(NBC) ありがとうございます。

10.九州新幹線西九州ルートについて

○記者(日本経済新聞社) 西九州新幹線についてお伺いします。タイミングとして、23日で開業から半年ということ。先日、県議の八江議員が中心になって、長崎新幹線建設推進実行委員会の会合が開かれましたし、JR九州では、いわゆるハーフバースデー、半年を記念して利用促進策などを打っています。
 全線フル規格について、現時点でどのように推進していくお考えか改めてお聞かせください。

○知事 これはもう本当、これまでお話ししたとおりですけど、本県がフル規格全線開通を望むということは、もう重々お話ししてきているのでご存じかと思います。2月16日に開催された与党PTの中でも佐賀県との議論が進められるように、新幹線だけではなく、道路、河川、空港等、そういった関係を含めて、どういった役割を新幹線が担えるのかということが、森山委員長の方から話がありました。その中で、国交省全体で取り組むことが求められておりますし、その議論の進展に応じて、新しい動きも出てきていますので、進捗が図られるように、県としても何ができるのかについては、動向をしっかり見極めて、やれることはしっかりやっていきたいと思います。
 ですけれども、ルートに関しましては、佐賀県の中での課題でもありますので、どうやってお互いがメリットを享受できるのか、長崎県も協力することでその効果を最大化していくには、どういったことができるのかということについては、しっかり本県としても考えていきたいと思いますし、山口知事とも疎通する中では、そういったところも話せたらなと思っています。

○記者(日本経済新聞社) ちょっと聞き取りにくかったので、どうすると効果を最大化できるとおっしゃいましたか。改めてお願いします。

○知事 これは新幹線だけではない話ですけれども、単県や一つの駅だけでメリットを大きくしていくというのは非常に難しいと思います。どうやったらその効果を最大化していけるのかについては、新幹線を活用した取組、集客、送客、そういった面から幅広く協力していくべきだろうと思っています。与党PTでも、新幹線だけではなく、ほかのものとのつながりの中で新幹線がどういった役割を担えるのかという視点も出てきています。そういった幅広い視点から、どうやったら長崎県と佐賀県でメリットを最大化していけるかというのは、幅広くお話はしていきたいなと思います。

○記者(日本経済新聞社) 今、「長崎県でできること」とおっしゃいました。知事の思いをお聞きしたいのですけれども、今の段階で何ができるとお考えでしょうか。

○知事 佐賀県あっての、相手があってのことですので、なかなか私から「これです」と言うのは難しいですけれども、例えば、新幹線を楽しみにして来てくださる方々を、佐賀県だけ、長崎県だけではなく両県でおもてなしをするとか、観光で取り込みを図るといったことは具体的に思い浮かびますけれども、幅広く、そういった取組を含めて、新幹線の価値、メリットをお互いが享受できるような環境づくりをしっかりやっていかなくてはけないんじゃないかなと思います。

○記者(日本経済新聞社) それに関して、あえてちょっとエピソードを申しますと、長崎新幹線建設推進実行委員会で、八江議員が最終的に言ったのは、「とにかく今は佐賀県に頼むしかない」と他力本願みたいなことをおっしゃっており、議論を聞いていても、なかなか進展がなかったんですけれども、これも含めて、知事としてはむしろ積極的に、例えば、佐賀県の知事と次に会うチャンスはどういうところかというところまで考えていらっしゃいますか。

○知事 日程はわかりませんけれども、新幹線を目的にお会いするすということは、私が覚えている限り、今のところ予定はないと思いますけれども、佐賀県知事とは、九州地方知事会等いろいろな場面でお会いして、新幹線の話もしますし、新幹線以外の話ももちろんしますので、そういった中でお互い連携して、新幹線も含めたメリットを一緒に享受していくような連携をやっていきましょうということは、積極的にお話ししていきたいと思います。

○記者(日本経済新聞社) 今の段階で佐賀県知事に、新幹線に関して面会を調整しているということはないということでしょうか。

○知事 今のところは、予定はありません。

○記者(日本経済新聞社) どうもありがとうございました。以上です。

11.統一地方選挙について(1)

○記者(毎日新聞社) 統一地方選挙についてお尋ねします。長崎市長選挙で、応援、支援する方は決まりましたでしょうか。

○知事 まず、一般的な考え方として、私は、基礎自治体と県がしっかり連携していくということは非常に重要だと思います。単一の行政だけで、今後、観光や産業といったところで勝ち抜いていくというのは非常に難しい状況ではないかと思います。そういった視点からは、しっかり県と基礎自治体と連携していく関係性は必要だろうと思います。
 それを申し上げた上で、端的に申し上げると、何か決まっているものはありません。今後、そういった関係性が構築できるのか、連携ができるのか、各候補予定者の方々がどのようなことを考えていらっしゃるのか、よく聞きながら、しっかり考えていきたいと思います。

○記者(毎日新聞社) 鈴木史朗さんと1月に浜町でお会いになったという噂もお聞きしました。お話になっての印象とか、期待されていることはあるんでしょうか。

○知事 浜町でお会いしたか記憶が定かではありませんけど、一度、年明けの長崎魚市場の初市式で、お会いしたと思います。
 長崎市の発展を考えて、今、意欲を示されていると思いますので、長崎市の未来を存分に語っていただき、市民の方へ訴えて、ご自身の考える長崎市の未来を実現できるように頑張っていただきたいと思います。

○記者(毎日新聞社) ただ、だからといって鈴木さんを表立って支援するというわけではないということですか。

○知事 はい。先ほど申し上げたとおり、何ら決まったものはございません。

○記者(毎日新聞社) 分かりました。ありがとうございます。

12.令和5年度当初予算について(2)

○記者(長崎新聞社) 新年度の予算が今日可決されました。個別案件で、医療的ケア児の家族負担を軽減するためのレスパイト支援事業がありました。県は今回、保険適用外の部分について助成を7,500円、年間96時間までやるということで県として制度をつくりました。いわゆる県、市、町が予算を負担し合って実施する中で、現在、市町で実施予定の県内自治体は、4市しかなく、あとの17市町については、まだ実施していませんし、一番人口が多い長崎市についても検討中ということになっています。今後、こういった医療的ケア児を抱える親御さんたちがレスパイトをしっかりとれるために、知事として、各首長に対して、この制度を積極的に活用できるよう求めていく考えはありますか。

○知事 それはもちろん、あります。この事業を立ち上げたのは、医療的ケア児と暮らす方々が、例えばご自身が病院に行く等、ご自身の時間が必要な時にしっかり利用できるようにという思いでつくっています。しっかり活用していただけるように、県としても周知を図る等していきたいと思います。

○記者(長崎新聞社) 知事として、各首長に働きかけていきたいということでよろしいのでしょうか。

○知事 直接は難しいかもしれませんけど、せっかくできた事業ですので、活用していただけるようには取り組んでいきたいと思います。

○記者(長崎新聞社) 分かりました。

13.令和6年度の子ども施策について

○記者(長崎新聞社) 医療的ケア児と絡めて、例えば今回の子どもの18歳までの医療費助成であるとか、不妊治療の助成であるとか、知事が公約で掲げていた子ども関連の政策というのは、全部かどうかはわかりませんが、結構な部分が今回の新年度予算で制度として組み込まれたと思います。少し気が早い気もしますが、今回、こども政策局長、こども政策局の2つの課の課長も替わり、いわゆる幹部が代わり新しい体制になりますが、知事が令和6年度に向けて、子ども施策としてこういうことをやりたいとか、こういうふうにしていきたいとか、もし具体的なものがあれば教えてください。

○知事 ちょっと具体的ではないのですけれども、これまでにあった、必ずしも十分ではなかった視点として、部局横断的な取組は進めていきたいと思います。確かに、こども政策局の幹部職員が変わりますけれども、ただそれだけではなく、ほかの部局ともしっかり連携した形で、様々な取組の中で子育てしやすいまち・県ということをしっかりつくっていきたいと思います。これまで縦割りぎみになっていたところもあったかもしれませんが、そこを少し幅広に、いろんな部局と連携して取り組むことで、さらに効果を出していけるような、そんな体制づくりを心がけていきたいなと思います。特に令和6年度に向けて、令和5年度の間にしっかりやっていきたいと思います

14.統一地方選挙について(2)

○記者(朝日新聞社) 統一地方選の佐世保市長選についてお伺いします。どなたか応援する予定の候補者の方はいらっしゃいますでしょうか。

○知事 まだ全ての候補予定者とお話をしたわけではございませんし、まだ交流をしているわけでもないのですけれども、少なくとも佐世保市長選挙については、県議会議員であった宮島大典さんといろいろお話をする中で、政策も一致点が多いですし、県と市が連携した新しい長崎県づくり、新しい佐世保市づくりの実現に向けては協力関係が築けると期待をしてございますので、そういった判断の下で支援をしていきたいなと思っています。

○記者(朝日新聞社) 佐世保市長選にはもう一人、自民党県連の推薦する橋之口さんもいらっしゃいますけれど、この方とお会いしてお話ししたことはあるのでしょうか。

○知事 会合でお会いしたことはございます。

○記者(朝日新聞社) 宮島さんと橋之口さんともお会いした上で、いろいろと考えた上で、橋之口さんではなくて宮島さんと。

○知事 決して、橋之口さんが訴えていらっしゃることがどうとか、自民党県連が推薦される方のお考えが間違っているといったことではありません。そういったことではなく、宮島大典元県議が考えていらっしゃる、進めようとしていらっしゃることの中で、非常に一致することが多いということと、もう一つは、繰り返しになりますけれども、県・市連携というところで、いい関係が築けるのではないかと期待しての判断でございます。

○記者(朝日新聞社) 宮島さんと考えていることが一致しているという部分で、具体例を挙げていただけるとありがたいのですけれども、どういったところを評価されていらっしゃるのでしょうか。

○知事 そうですね、項目で言うと、違いが出るところではありませんけれども、石木ダムもそうですし、IRもそうですし、医療提供体制についても非常に議論をさせていただく中でも方向性が、どこにいてもしっかりと安全・安心に医療にかかれるような環境づくりを進めるべきという考えも重なるところが多いと思います。
 ほかの施策で言うと、今、グローバル教育も一つございます。これは、私もいろいろ基地に行かせていただいたり、いろんな方々とお話をして思うところがあるのですけれども、佐世保ならではというところもありますし、アメリカ海軍があると、基地があるということで、そういった国際色を生かしてグローバルな教育というところは一つ大きな魅力になるのではないかなと思いますし、そういったところを活用していったり、それだけではなくても、ふるさと教育の大切さであるとか、DX、また先ほどから繰り返し申し上げていますけれども、県・市連携が非常に重要だという視点だとか、そういったところは非常に親和性を感じるところです。

○記者(朝日新聞社) 宮島さんの選挙事務所には、知事は、為書きを送っていらっしゃるのですけれども、自民党県連の推薦する橋之口さんの方には為書きを送っていらっしゃるのでしょうか。

○知事 すみません、ちょっと確認をさせてください。

○記者(朝日新聞社) 分かりました。確認をお願いします。

○記者(長崎新聞社) 今の話でちょっとお聞きしたいのですけれども。先ほど長崎市長選については、基礎自治体との連携が必要ということで、具体的にどなたを支援するということはおっしゃられませんでした。今のお話だと宮島元県議を支援するということですけれども、基礎自治体の連携が必要ということであれば、政治家ですからどなたを支援しようと、それは政治家としての立ち居振る舞いなので、とやかく言うつもりはないんですけれども、基礎自治体の連携が必要ということであれば、仮に宮島元県議ではなく、ほかの方が当選されたときに、知事が宮島元県議を支援したとなれば、基礎自治体との連携がうまくいかなくなる可能性もあるかと思いますが、その件についていかがでしょうか。

○知事 仮定の中で話をするのは非常に難しいですけれども、仮にそういう状況になった場合でも、県勢の発展のためには連携をしていけるように、その置かれた場面でできる限りのことを尽くすのが私の役割かなと思います。

○記者(NHK) 長崎市長選の対応の関連で質問します。先ほど佐世保市長選の場合は宮島元県議ということでしたけれども、長崎市長選の場合はまだ決まっている人はいないというお話でした。今はいないとしても、後刻聞かれた場合には、支援する候補者について何かしらの答えは出すつもりでいるのでしょうか。いかがでしょうか。

○知事 それはもう状況に応じてだと思いますし、先ほど申し上げたとおり、県・市連携は非常に重要だと思います。あと、見ている方向性が多く共有できることも非常に重要だと思いますので、各候補予定者の方々がどういった施策を打ち出されていくのか、どういった思いを語られるのか、引き続きしっかり注視をしてまいりたいと思います。その間であるかもしれませんけど。

○記者(NHK) 例えば、長崎市長選の候補予定者には鈴木さんや赤木さん等がいらっしゃいますが、実際にお会いになってお話を伺うような機会というのはあったりするのでしょうか。

○知事 私自身が、なかなか時間が十分取れなくて。もちろん皆さんもご存じのように赤木県議につきましては、議会でお会いすることはありますけれども、それくらいで特別何かそれのためにお会いするとか、時間を設けているとか、そういったことは今のところないです。

○記者(NHK) 以上です。

○広報課長 ほかにございませんでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、以上をもちまして定例記者会見を終了いたします。ありがとうございました。

★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
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