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知事のページ - 長崎県知事 大石賢吾

令和4年12月28日 記者会見

 ●会見内容●

アルストロメリアについて
1.高病原性鳥インフルエンザの防疫対策の進捗について
2.新型コロナウイルス感染症について(1)
3.被爆体験者への支援拡充について
4.G7長崎保健大臣会合に係る広報デザインについて
5.国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭の統一名称(愛称)・キャッチフレーズ募集について
6.世界遺産絵画コンテストの作品募集について
7.道路事業の完成供用について
8.令和5年1月10日の「110番の日」について
9.新型コロナウイルス感染症について(2)
10.九州新幹線西九州ルートについて
11.今年の漢字1文字について
12.特定複合観光施設(IR)について(1)
13.長崎市長選挙について(1)
14.知事が今年実現できなかった政策について
15.部活動等での体罰等への対応について
16.長崎県産のみかんについて
17.女性副知事の登用について
18.京セラ(株)の諫早市での新工場建設について
19.「開かれた県政」に向けた検討会等の公開への取組について
20.長崎市長選挙について(2)
21.特定複合観光施設(IR)について(2)
22.石木ダム建設事業について
23.長崎市長選挙・佐世保市長選挙について
24.G7サミットについて

アルストロメリアについて

○広報課長 それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

○知事 皆さん、こんにちは。
 恒例のお花でございますけれども、今回のコサージュは諫早市の生産者の方からいただきました「アルストロメリア」という品種でございます。アルストロメリアは、私も関東にいた頃、買ったことがありましたけれども、長崎県のアルストロメリアは、花が大きくて色がよくて日持ちがいいと、注目度が上がってきているそうです。徐々に栽培面積も増えてきていると聞いております。
 花言葉ですけれども、「未来への憧れと気配り」ということで、すてきなお花ですので、ぜひ皆様も楽しんでいただければと思います。
 冒頭の発言ですけれども、本日はちょっと多くて8件ございます。少しお時間をいただいて発言をさせていただければと思います。

1.高病原性鳥インフルエンザの防疫対策の進捗について

○知事 まず、1つ目、高病原性鳥インフルエンザの防疫対策の進捗についてです。
 令和4年12月21日に佐世保市の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザでございますけれども、防疫作業の実施状況については、12月22日に疑似患畜が確定しまして、同日午前7時から殺処分を開始し、2万9,698羽の処分を翌23日午前3時に完了しております。
 その後、処分鶏や卵、飼料及び堆肥など、埋却作業と農場の清掃、消毒を行いまして、発生農場での防疫措置、いわゆるウイルスの封じ込め作業につきましては、24日20時30分に全てを完了しております。
 今回の防疫作業につきましては、長崎県建設業協会、長崎県バス協会、JAや共済組合など、多くの団体、関係市町のご支援・ご協力によって、作業開始から61.5時間と、目標とした72時間よりも前倒しして作業を完了することができました。
 これも各団体様、企業様のご支援・ご尽力によるものと深く感謝を申し上げたいと思います。
 今後につきましては、令和5年1月4日に移動制限区域内に該当します1戸の養鶏場について清浄性確認検査を行い、1月10日に検査結果が判明する予定となっております。
 そこで、陰性と判明すれば、搬出制限区域(3キロから10キロ圏内)の解除、さらに、新たな鳥インフルエンザが発生しなければ、1月15日に移動制限区域を解除しまして、全ての防疫措置を完了という形になります。
 生産者の皆様におかれましては、今後も本病の発生を防止するために消毒の徹底等を継続していただきまして、万全の対策に取り組んでいただきますようにお願いを申し上げます。

2.新型コロナウイルス感染症について(1)

○知事 そして2つ目、新型コロナウイルス感染症に関してです。
 今月に入って新規感染者数の増加が顕著になってございます。現在、新規感染者数は週平均で1日当たり約1,800人というところでございます。病床使用率も50%に近づきつつある状況になっております。
 また、一部の地域では、季節性インフルエンザによる学年閉鎖が出始めるなど、コロナとの同時流行も懸念されております。
 明日から多くの方が年末年始の休暇に入ります。この年末年始は、帰省や初詣、成人式など、人との接触や、会食の機会が増えてきます。皆様も楽しみにされていると思いますけれども、普段以上に感染リスクが高まります。感染から身を守るためには、基本的な感染対策の徹底やワクチン接種が重要でございます。
 そこで、県民の皆様には、次の6つについてご協力をお願いしたいと思います。
 まず、1つ目、これまで繰り返しお願いしているところでございますけれども、「会話時のマスク着用」、「三密回避」、そして「換気」ということで、基本的な対策の徹底を改めてお願い申し上げます。
 そして、2つ目、自らの健康や家族・仲間などの大切な人を守るために、コロナワクチンの接種に加えて、この冬は特にインフルエンザのワクチン接種につきましてもご協力をお願いいたします。
 3つ目、会食の際は認証店をご利用いただいて、感染防止対策にも工夫をしていただければと思います。
 4つ目、感染不安や発熱など症状がある場合には、人に会う機会をお控えいただいたり、自己検査、医療機関の受診などもご検討いただければと思います。
 5つ目、年末年始は、帰省先等で高齢の親族等と接する機会も多くなるかと思います。帰省される前や帰省から戻られた際に無料検査等の受検も検討していただければと思います。
 最後の6つ目になりますけれども、高齢者や基礎疾患をお持ちの方と接する際、重症化するリス久の高い方につきましては、家庭内でも特に感染対策に注意いただければと思います。
 なお、年末年始期間中は、多くの医療機関が休診になります。年末年始期間中の診療体制を強化するため、医師会等のご協力によって、12月30日から1月3日までの5日間、診療可能な医療機関を追加することとしてございますけれども、感染の拡大に伴って、徐々に医療のひっ迫が進んでいる状況でございます。
 症状の重い方や重症化リスクのある方に適切な医療が行き届くように、以下の2つについて、改めてご協力をお願いしたいと思います。
 まず、1点目。医療機関・医療資源を守るというところでございますけれども、休日、夜間の救急外来の負荷を軽減するために、「水が飲めない」、「呼吸が苦しい」、「ぐったりして動けない」、「顔色が悪い」など、心配な場合は受診を積極的にしていただきたいと思いますけれども、こういった症状がなく、様子を見られる場合には夜間の救急外来等の受診を控えていただければと思います。
 そして、2点目になりますけれども、診療・検査医療機関等の負担を軽減するために、発熱に備えてコロナ抗原検査キットと解熱鎮痛薬の事前のご準備をいただければと思います。高齢者や基礎疾患をお持ちの方、症状が重い方等以外は、症状をよく見た上でご自身での検査、自宅療養等の対応についてもご協力をいただければと思います。
 県といたしましては、引き続き、県医師会、長崎大学等の関係機関や市町と連携を図りまして、県民の皆様の安全・安心の確保に万全を期してまいりたいと考えてございますけれども、今後も感染の拡大が継続するようであれば、年末から年始にかけて、病床使用率がさらに高くなるという可能性もあります。
 感染段階「レベル3」への移行や「医療ひっ迫対策強化宣言」の発令に当たっては、病床使用率の50%超過ということが一つ基準になってございますけれども、その使用率のみで機械的に判断するのではなくて、一般医療や福祉サービス、公共交通等の社会機能の状況、重症病床使用率も勘案しながら、総合的かつ慎重に判断することとしたいと思います。
 また、国に対しましても、こうした状況を踏まえて事前に協議することが求められておりますので、今後の「病床のひっ迫状況」や「社会機能の状況」等を注意しながら、対応に努めてまいりたいと思います。
 最後に、改めてのお願いになりますけれども、感染の拡大を抑えるというためには、県民一人ひとりの心がけが大切ですので、年末年始は、ぜひご家族、ご友人、大切な方々とすてきな時間を過ごしていただきたいと思います。改めて感染対策等にご協力をよろしくお願いいたします。

3.被爆体験者への支援拡充について

○知事 3つ目になりますけれども、被爆体験者への支援拡充についてお話をさせていただきます。
 被爆体験者への医療費助成については、これまで、対象合併症の拡充などを強く国に要望してまいりましたけれども、そのうち、がんについては一貫して対象外とされてまいりました。
 そのような中、長崎原爆の日である令和4年8月9日、岸田内閣総理大臣から、がんの一部を被爆体験者への医療費助成の対象に加えることを検討するとの考えが示されました。
 これを受けて、国において令和4年12月1日に、「被爆体験者精神影響等調査研究事業の拡充に関する検討会」が開催され、来年令和5年4月から7種のがんを医療費助成の対象とするなどの方針が示されたところでございます。
 これによって、被爆体験者のがん罹患者のうち、約5割の方々のがん治療について医療費が支給されることとなります。
 また、医療費助成の対象拡充のほか、手続の簡素化に加えて、県外転出者への事業拡大方針が示されたことは、高齢化が進む被爆体験者への支援における大きな前進だと思っております。
 今回の被爆体験者の支援拡充にご尽力いただきました県議会をはじめ、県選出国会議員、また、関係者の皆様に対して心から感謝を申し上げたいと思います。
 県としましては、これにとどまらず、残された課題につきましても、長崎市と連携の上、本県の被爆体験者への支援対策のさらなる充実・強化が図られるようにしっかりと取り組んでまいりたいと思います。

4.G7長崎保健大臣会合に係る広報デザインについて

○知事 G7長崎保健大臣会合に係る広報デザインについて、お話をさせていただきます。
 この「G7長崎保健大臣会合」ですけれども、来年令和5年5月に長崎で初めて開催されます。会合につきましては、G7長崎保健大臣会合推進協議会というものを発足させていただきまして、そこを中心として会合開催の周知や歓迎意識の醸成を図り、おもてなしの心でお迎えをできるよう万全の準備を進めているところでございます。
こうした中、本日、推進協議会から発表されたとおり、今後の広報活動で使用する広報デザインが決定いたしました。
 デザインのモチーフやコンセプトにつきましては、既に推進協議会から説明があっているかと思いますけれども、県といたしましても、この「広報デザイン」を積極的に使用して、会合に向けた機運醸成を図ってまいりたい考えております。
 県内企業の皆様におかれましても、ぜひ、このデザインを使用していただきまして、歓迎意識の醸成にご協力いただきますよう、お願いを申し上げます。
 また、県民の皆様におかれましても、歓迎ムードを高めていただきまして、会合当日は、おもてなしの心で皆様をお迎えしていただきますように、ご協力のほどをよろしくお願いいたします。

5.国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭の統一名称(愛称)・キャッチフレーズ募集について

○知事 5つ目になります。5つ目と6つ目は募集の周知になります。
 令和7年度に本県で開催予定の「第40回国民文化祭、第25回全国障害者芸術・文化祭」について、両文化祭を象徴して広く県民の皆様に親しんでいただけるような「愛称」と「キャッチフレーズ」を募集しております。
 「愛称」は、長崎県らしさあふれる言葉で表された文化祭の名称や呼び名という位置づけで、「キャッチフレーズ」は、長崎県で開催される文化祭の趣旨や目的、文化祭に向けた思いを印象づける言葉となってございます。
 募集期間は、既に令和4年12月5日から開始をしておりまして、来年の令和5年1月31日までが募集期間となっています。
 応募資格に制限はなく、どなたでも応募いただけますので、ぜひ県内外の多くの方々に応募をいただければと思っております。
 応募作品の中から、「愛称」、「キャッチフレーズ」について、「最優秀賞」、「優秀賞」、高校生以下が対象なる「学生優秀賞」と、その3つをそれぞれ1点ずつ選定をして、賞状と賞金を授与したいと思っております。
 入賞者の発表につきましては、来年の令和5年5月頃を予定しております。最優秀賞作品につきましては、正式な「愛称」と「キャッチフレーズ」として今後広く使わせていただきたいと考えています。

6.世界遺産絵画コンテストの作品募集について

○知事 そして、もう一つの募集についてですけれども、来年度(令和5年度)本県の世界文化遺産であります「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が、世界遺産登録5周年を迎えます。それに向けて、現在、「未来へつなげる“長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産”」をテーマとした絵画コンテストを開催してございます。小学生から大学生までの方を対象に、広く作品を募集しているところでございます。
 これから未来を担う子どもたち、また若者が、世界遺産に触れていただくことで、本県に伝わるすばらしい文化や地域の魅力を改めて感じていただける機会にできればと考えております。
 こちらに応募いただいた作品から、「最優秀賞」、「優秀賞」、「自治体特別賞」を選定することとしてございます。
 入賞者の発表は、来年の令和5年3月頃を予定しております。
 募集期間は、年明け令和5年1月13日までとなっておりますので、ぜひ多くの子どもたちに冬休みなどを利用して絵を描いていただいて応募いただければと思っております。

7.道路事業の完成供用について

○知事 続きまして、道路事業の完成供用についてお話をさせていただきます。
 高規格道路の完成供用になりますけれども、西彼杵郡時津町内で建設を進めております「西彼杵道路」の時津工区につきまして、来年令和5年2月18日、午後3時に供用することといたしましたので、お知らせをさせていただきます。
 この時津工区ですけれども、時津町の日並郷から野田郷間の3.4キロメートルの自動車専用道路でございます。平成26年から県で整備を進めてまいりました。
 今回の供用によって、並行する国道206号の交通混雑が緩和されて、物流の効率化や交通事故の減少によって安全・安心の向上が図られるものではないかと期待をしているところでございます。
 開通に先立ちまして、午前10時から式典の開催を予定しております。
 引き続き、西彼杵道路を含めた高規格道路の整備を重点的に進めて、地域の皆様の利便性の向上、安全・安心の確保といったところに努めていきたいと考えております。

8.令和5年1月10日の「110番の日」について

○知事 そして、最後になりますけれども、長崎県警本部から、『令和5年1月10日の「110番の日』についてお話を預かってございますので、周知をさせていただきます。
 警察では、毎年1月10日を「110番の日」と定めてございます。そこで本日は、県民の皆様に110番通報の利用方法について、改めてお話をさせていただきたいと思います。
 まず、この「110番」ですけれども、事件や事故を警察に通報するための緊急ダイヤルとなっております。事件や事故に遭った場合は、躊躇することなく110番通報をお願いしたいとのことでございます。
 次に、「落とし物」や「運転免許の更新」などに関しましては、110番ではなく、最寄りの警察署や交番・駐在所へお問い合わせをお願いしたいとのことです。
 また、騒音、違法駐車、近隣トラブルなどの困りごとやパトロール強化などの要望につきましても、最寄りの警察署や交番・駐在所にご連絡いただきたいとのことです。
 そのほかに、警察安全相談電話、「♯9110」もご利用いただけるとのことです。
 「110番」は、緊急ダイヤルとなってございますので、こうした警察署や交番・駐在所等に連絡いただく案件は、直接交番・駐在所等に連絡をいただきまして、「110番」につきましては、緊急性のある方のために回線を開けておいていただきたいとのことです。県民の皆様には、ご理解のほどをよろしくお願いをいたします。
 また、警察では、本年10月1日から新たに「110番映像通報システム」の運用を開始していると伺っております。これは、110番を通報された方が、所持するスマートフォンやタブレット端末といったところから、事件や事故などの現場の映像や画像を警察本部通信指令室に送信いただいて、現場の状況を早急に把握した上で適切な初動対応を図ると、そのためのシステムだそうです。これまで110番を通報された方には、映像等の送信のお願いに快く応じていただいておりまして、感謝をしていると伺っております。県民の皆様には、今後とも「110番映像通報システム」の運用にご理解とご協力のほどをよろしくお願いいたします。
 大変長くなってしまいましたけれども、以上8点につきまして、冒頭の発言でございました。
以下につきましては、質問にお答えさせていただければと思います。

○広報課長 それでは、幹事社の方からご質問をお願いいたします。

9.新型コロナウイルス感染症について(2)

○記者(KTN) 新型コロナウイルス感染症についてお尋ねします。先ほども知事からも呼びかけ等ございましたけれども、今日も新規感染者数が2,500人を超え、今後もさらに感染者数が増えることが想定されるかと思います。発熱患者の受付や診療に関して、佐世保市では市営駐車場を一部制限して、そちらに回せるようにという対応もございました。何か県のほうで、新たに対応されることがございましたら教えてください。

○感染症対策室長 お答えします。知事の発言の中にもありましたが、県では、休日等の外来支援、医療機関の支援事業としまして、年末年始、12月30日から1月3日までの間、郡市医師会の協力を得まして、発熱患者さんに対応する外来診療の拡充を図っております。

○記者(KTN) もし、普段より増える数等、あれば教えてください。

○感染症対策室長 年末年始、12月30日から1月3日までの期間において、延べ87の医療機関からのご協力をいただく予定となっております。対応医療機関につきましてもホームページ上で公開をしているところです。

○記者(KTN) ありがとうございます。

10.九州新幹線西九州ルートについて

○記者(KTN) 西九州新幹線に関してお伺いします。
 お隣、佐賀県の知事選挙では山口知事が再選をされて、新鳥栖〜武雄温泉間の整備方針に関しては、在来線の現状を上回るぐらいのメリットがなければならない等、改めて慎重な姿勢を示されました。
 大石知事も、従前から課題の解決に向けて佐賀県と一緒に知恵を絞っていくという考えをお示しですけれども、今後、どのようにしてこの課題解決に向けてアプローチをされますか。

○知事 これについては、これまでも申し上げておりますけれども、できる限り率直に意見交換ができるような関係性を構築すると。新幹線に限ったことではありませんけれども、そういった関係構築に努めてまいりました。この新幹線の未整備区間につきましては、長崎県として人口減少は本当に大きな問題でございますし、関係人口を増やしていくという意味では、全国の新幹線ネットワークにフル規格でつながるということは、実現しなければいけない課題だと思っています。
 その中でどうやって進めていくかというところについては非常に難しい話ではありますけれども、現在、佐賀県と国のほうで課題の整理をされております。そういった課題も地域で一緒にクリアしていけるように、長崎だけではなく佐賀県とも、また九州全体でも、そういったメリットを一緒に享受できるような解決策と、持続可能な形での実現が重要だと思っておりますので、関係者の皆様方ともしっかりと連携をしながら、その課題の解決に向けて意見交換を率直に行っていきたいと思っております。現時点で新幹線に限った形での何か予定が入っているということでは特段ありませんけれども、様々な機会を捉えて、そのような話もできればと思っております。

○記者(KTN) 今後の新幹線の活用方法に関してお尋ねします。今年、開業したということ、全国旅行支援やいろいろなプロモーション等も重なって、観光面にプラスの動きもございましたけれども、来年以降、この効果を持続させるために、付加価値をつけていくために、方向性ですとか具体案がございましたら教えてください。

○知事 今おっしゃられたように、開業効果もあって注目もされておりますし、また、全国旅行支援等々もあって、今のところは順調に使っていただけていると思っております。今後、付加価値を高めていく、この価値を高めていく、維持していくというところを考えますと、新幹線だけで終わらないということが重要なのではないかと思います。
 これまでももちろん取り組んできたことではありますけれども、新幹線の沿線市だけではなく、この新幹線を起点として、県内全域にこの効果が波及するような二次交通対策や、受入体制の強化は引き続きやっていかなくてはいけないと思いますし、各地域に魅力というものはあふれていますので、そういったものをしっかりと活用しながら、来ていただいた方にも、1度ではなく2度、3度とリピーターとして来ていただけるような取組を各市町と関係者の皆様と一緒にやっていく必要があるのではないかと思っています。

○記者(KTN) ありがとうございます。

11.今年の漢字1文字について

○記者(KTN) 今年最後ということで、今年2022年、大石知事にとっても大きな変化があった1年だと思いますが、今年を1文字とか、何か言葉で表現されるとしたら何でしょうか。

○知事 今年の漢字1文字は「始」でございます。「始める」「始まる」という言葉ですね。

○記者(KTN) その文字に込めた思いをお願いします。

○知事 これはすごく悩みました。実をいうと、各所で皆様がいろんなことを言ってくださっていて。候補がたくさんあって、その中から選ぶのは難しいなと思ったのですけれども、この「始まる」と言ったのは、今年は私個人にとってもいろいろなものが「始まった」ところでございました。
 振り返ると、今年は、2月20日に長崎県知事選挙の投開票もありましたし、3月2日に就任をさせていただいた後、本当に新たな県政の「始まり」の年でもあったなと思います。先ほど話にも出た新幹線も、半世紀のときを経て「始まった」。これは開業して終わりではありませんので、先ほど付加価値をという話がありましたけれども、これから「始まって」、さらに伸びていくと、そんな年だったのかなと思います。
 事業の話をしますと、今年度から「始めた」事業としては、最近ですと「ミライ企業Nagasaki」といったスタートアップの事業もありました。私が就任してからの「こんな長崎どがんです会」では、県民の皆様に直接お話を聞けて、いろんなアイデアをいただいて、本当に重要な会だなと思っています。まだまだ不十分なところはありますけれども、そういった新たな動きも「始まってきた」1年だったのかなと思います。さらに、これで終わりではなく、これからしっかり伸ばしていくという思いを込めて、「始」という一文字にしました。

○記者(KTN) ありがとうございます。

12.特定複合観光施設(IR)について(1)

○記者(読売新聞社) よろしくお願いします。
 まず、IRの件でちょっとお伺いします。
 先日、観光庁からもお話がありましたけれども、年内での認定は難しいというお話が出ています。そもそも、区域整備計画の段階では10月の認定を受けての計画だったかと思います。年内に認定がなかったというところで、その受け止めと、今後もし影響が出るとすればどういうところを懸念されているか、知事の見解をお願いします。

○知事 まず、受け止めですけれども、認定が期待していた秋頃ではなく、年内は難しいという報道に触れたところでありますけれども、審査委員会において慎重かつ十分に審査してくださっており、それに時間がかかっているのかなと思います。審査をしっかり乗り越えて、認定を獲得したいという思いに全く変わるところではありませんし、非常に大きな期待をして待っているところでございます。
 影響につきましては、今の時点で認定時期を読むのは非常に難しいと思いますけれども、認定をいただけた場合、すぐに動けるように、しっかりと準備は進めていきたいと思います。

○記者(読売新聞社) 分かりました。ありがとうございます。

13.長崎市長選挙について(1)

○記者(読売新聞社) 先ほどの被爆体験者の支援の件でも、長崎市と連携もしっかりと取っていきたいというお話がありましたが、来年4月には長崎市長選が予定されております。現職の田上市長は不出馬の意向を示されてますけれども、現時点で知事として、どなたを支援されるのか意向があれば教えてもらえばと思います。

○知事 具体的なことは何もございません。

○記者(読売新聞社) 分かりました。幹事社から以上です。ありがとうございます。

○広報課長 それでは、各社の皆様からご質問をお願いいたします。

14.知事が今年実現できなかった政策について

○記者(NHK) 今年、知事になられて、この12月までにできなかった課題を教えてください。

○知事 たくさんありますね。

○記者(NHK) たくさんある中で、主に挙げるとしたら何でしょうか。

○知事 いや、そちらのほうが多過ぎで、どれを言えばいいのか。一つ一つ挙げるのは非常に難しいですけれども。今、令和5年度の検討テーマということで挙げていること、まだまだ始まったばかりで、なかなか形にできていないというところだと思います。来年はうさぎ年で飛躍の年ということで、一つでも多く、一日でも早く実現していけるように頑張っていきたいなと思います。非常におおまかな話で申し訳ないです。

○記者(NHK) 具体的にはないですか。

○知事 先ほど話しをした新幹線もまだ道半ばでもございますし、既に開業している部分の付加価値を上げていく。また全線開通もしっかりやっていくということもあります。すみません、挙げればきりがないんですけれども、よろしいでしょうか。

○記者(NHK) 分かりました。以上です。

15.部活動等での体罰等への対応について

○記者(長崎新聞社) 部活動などでの体罰や暴言について質問させてください。
 全国的に、公立、私立にかかわらず、一部の学校では、依然として指導者による体罰や暴言があっています。先日、長崎市内では私立高校の運動部での体罰と暴言が明らかになりました。
 県として、これまでにも体罰のアンケート調査を行っているとは思いますが、実態把握や対応をとる予定があれば教えていただきたいです。

○知事 まず初めに、今回、私立高校運動部の体罰、また、暴言で被害を受けた生徒、また保護者の方々に対しまして、お見舞いを申し上げたいと思います。
 子どもたちの安全・安心で、また、大切な場所であるべき学校というところで体罰事案が発生したことにつきましては、やはり驚きますし、大変残念に思います。
 体罰自体は、学校教育法で禁じられております。また、暴言につきましても、子どもたちに精神的な苦痛を与える不適切な行為だと認識しておりますし、最悪の場合、自殺にもつながりかねない、あってはならないことだと考えてございます。
 私立高校につきましては、現在、所管課を通じまして、改めて報告を求めてございます。ほかの全ての部活動についても、体罰などがないか調査をするよう要請して、学校が調査を実施すると聞いております。
 県としましては、当然のこととして、学校に生徒の心身のケアをしっかりやってもらうこと、再発防止策を策定していただきたいということ、必要に応じて県としても助言・指導を行っていきたいと思っています。
 また、ほかの私立学校につきましては、今回の事案を受けまして、改めて体罰の未然防止に取り組んでいただくように通知してございます。また、これは公立、私立問わずです。県内全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校を対象とした体罰の実態調査を毎年実施してございまして、12月から2月にかけて、今年も調査することとしてございます。
 県として、学校現場の状況をしっかりと把握しながら、体罰根絶に取り組んでいきたいと思います。

○記者(長崎新聞社) 今の話の中に、ほかの私立学校に改めて通知しているという話がありましたけれども、何か文書を私立学校に送っているということですか。

○学事振興課長 文書にて各学校に通知をしております。

○記者(長崎新聞社) 公立学校には何か送られたりしていますか。

○教育庁 公立学校のほうでは、12月9日に、この体罰の事案の前ですけれども、通知したところでありました。それから、12月13日付で体罰の調査を発出しております。

○記者(長崎新聞社) ありがとうございます。

16.長崎県産のみかんについて

○記者(日本経済新聞社) 長崎県産品の振興についてお尋ねします。中でも長崎のみかんについてお聞きします。みかんについては、知事もかねてから、シートマルチ栽培等により品質がいいということをおっしゃっています。改めて長崎のみかんの味覚の魅力や、どういうふうにアピールしていくのかお話しください。

○知事 みかんですね。長崎みかんは、各所からたくさんいただいておりますけれども、本当に甘くて、どれを食べてもおいしいです。
 東京の市場でもPRをさせていただきましたが、全国の方々から期待も含めて評価が非常に高いと感じております。非常においしいし、きれいだし、本当に魅力的なものだと思いますので、ぜひ楽しんでいただければと思っております。

○記者(日本経済新聞社) 今の話、報道されているかもしれませんが、東京の市場での生の声というか、反応で、もし何かあれば教えていただけますか。

○知事 そうですね。朝、市場でトップセールスという形でお話しさせていただきましたけれども、非常に高い価格で卸していただいて、「長崎のみかんを待っていた」と、「今後も頑張って生産をしてください」ということで、今後に対する期待の声もいただきましたし、実際に試食していただいたのですが、おいしいということで評価もいただいています。

○記者(日本経済新聞社) 知事として、おいしい長崎のみかんの見分け方というものが、もしあれば教えてください。

○知事 何ですかね。ちょっとはっきりわかりません、すみません。

17.女性副知事の登用について

○記者(日本経済新聞社) 知事の公約で女性副知事登用をしたいとしています。6月の時点ではできなかったけれども、諦めていないというようなお話がありました。具体的に、どの程度人選が進んでいるか、あるいは白紙なのか、実現時期について教えてください。

○知事 状況的には変わっておりません。人事のことなので、状況についてはなかなかお話はできませんけれども、一日も早くしっかり実現できるように、今、対応を進めているところです。

○記者(日本経済新聞社) 以上です。ありがとうございました。

18.京セラ(株)の諫早市での新工場建設について

○記者(長崎新聞社) 2点お尋ねします。
 1点目は、先日、京セラが諫早に新工場を計画しているという発表がありました。1,000人規模の従業員になるということです。この工場が来ることによる、経済波及効果が期待されるのか教えてください。
 工場を設置するに当たって、今後、課題として人材確保等、どのようなことが想定されるのか教えてください。

○知事 新工場建設の決定についてですけれども、南諫早産業団地は15ヘクタールと非常に大きな土地でございます。購入をいただくということについては本当に深く感謝を申し上げたいと思います。
 今お話もありましたけれども、1,000人規模ということで、これは平成20年の長崎キヤノンや、最近も続いておりますけれども、ソニーグループの工場の規模拡大といったものと並ぶ、非常に大きなお話だと思います。
 このように、魅力的な雇用の場の創出ということで、人口減少が課題になっている本県については、若い世代の県内定着や、UIターンの促進ということにもつながるかと思っておりますので、非常に期待をしているところでございます。
 どういった経済効果が生まれるのかということですけれども、まだ、具体のどういったものを生産していただけるのか、その具体については今検討中と認識をしておりますので、その中で経済波及効果が見えてくるのかなと思います。地場産業としっかりと連携した形で、その効果も県内のほかの企業にも及ぶようになっていけばと思っております。
 課題ですけれども、これはどこの企業誘致もそうだと思いますけれども、人材の確保ができるということは、一つ大きなファクターだと思います。
 今回の、大規模ではございますけれども、ほかのIT系や半導体系の人材というのは需要が非常に高まってございますので、そういったところも、ニーズをしっかりと見極めながら、関係団体等と連携をして、諫早市とも連携をしながら、しっかりと支援をしていきたいなと思っています。

○記者(長崎新聞社) 分かりました。

19.「開かれた県政」に向けた検討会等の公開への取組について

○記者(長崎新聞社) これは日頃、取材をしていて感じることですが、県が主催する様々な検討会等において、頭撮り(冒頭だけを取材)させて、あとは非公開ということがままあります。その場合、例えば個人情報や企業の機微な情報が含まれるということであれば、非公開もやむを得ないのかなというところもありますが、非公開の理由を聞いていても、なぜ非公開にするのかがよく分からない。もっと言えば、公開・非公開の範囲について検討した形跡もなく、頭撮りがスタンダードのような感じのときもままあります。
 県政というものは、県民に開かれたもの、できるだけ開かれたものであるべきだと私は思います。そういった意味でも、公開できるところは公開できるように積極的に検討していただいて、メディアを通じて県民に発信するという発想がもっと必要じゃないのかなと不遜ながら思ったりもします。検討会等の公開・非公開のあり方について、知事はどのようにお考えでしょうか。

○知事 今ご指摘いただいたこと、ご質問いただいたところですけれども、県政の様々な諸課題に取り組む上で、何よりも大切なところは、県民の皆様に理解をいただくこと、協力をいただくことだと思います。そのためには、ご指摘のとおり、議論が見える形で進めていくということが重要だと、まず思います。
 その点を踏まえまして、県が主催をする検討会等につきましては、できる限り公開したいと考えています。
 これまで公開してこなかったものにつきましても、改めて検討するように各部局に指示を出したいと思います。
 ただし、今お話の中にもありましたが、公開している会議の中には、会議の参加者、第三者の権利や利益、個人情報等への配慮から会議の内容を一部クローズ(非公開)にするということもせざるを得ない状況もありますので、そこについてはご理解をいただければと思います。
 ですけれども、そのような場合にあっても、会議後にどのような話をしたのか等、その内容について共有できるような工夫はしていきたいと思います。

○記者(長崎新聞社) 分かりました。以上です。

20.長崎市長選挙について(2)

○記者(毎日新聞社) 長崎市長選についてお尋ねします。今後、特定の候補を支持・支援する可能性というのはあるのでしょうか。

○知事 県勢発展、推進の観点から、方向性を共有できたり、目指すものを共有できたりする方につきましては連携をしていくということは、一般論としてでございますけれども、十分あると思います。

○記者(毎日新聞社) いつまでをめどに検討されるとかというのは、今の段階でありますか。

○知事 なかなか期日を申し上げるのは難しいかと思いますけれども、いろいろなことを踏まえて検討はしたいと思います。

21.特定複合観光施設(IR)について(2)

○記者(毎日新聞社) IRについてお伺いします。県議会の委員会において、昨今の物価高騰に伴って費用負担が増えるのではないかという懸念がありました。県の理事者は、その可能性は否定できないというような答弁でしたが、知事も同じ見解ということで間違いないでしょうか。

○知事 国際情勢等の状況によって変わるものだと思います。影響が出る可能性については、全く否定することはできないと思いますが、それを乗り越えて実現できるように全力で取り組んでいきたいと思います。

○記者(毎日新聞社) ありがとうございます。

○記者(西日本新聞社) IRについてお尋ねします。県が想定していた時期よりも認定の可否が遅れています。県が予定されている2027年度開業予定に与える影響をどのように考えていますか。

○知事 今のところは、影響なく乗り越えられると認識しております。

○記者(西日本新聞社) 国に対して、いつ頃までに審査を終えてほしい等の要望があれば教えてください。

○知事 要望は、しておりませんし、今のところ予定もありません。もちろん早く終わることに越したことはありません。現在、吉報を待っている状況ですので、それがいつになるかは、国の審査次第だと思います。

22.石木ダム建設事業について

○記者(西日本新聞社) 石木ダムについてお尋ねします。昨日12月27日、佐世保市長らが知事と会われて、来年度の予算措置を要望されました。まだ予算がついていない大きいものでいうと、ダム本体工事があります。その工費について新年度予算にどう反映させていくか、方針等があれば教えてください。

○知事 工事は、工事工程に沿って進めていきたいと思っております。令和5年度の予算については、令和7年度のダム完成に向けて、現場の進捗状況を見ながら検討していきたいと思います。現時点で何ら決まっていません。

23.長崎市長選挙・佐世保市長選挙について

○記者(西日本新聞社) 統一地方選の長崎市長選と佐世保市長選についてお尋ねします。長崎市長選では、原さん、鈴木さんが出馬の意向を表明されて、県議会議員の赤木さんも出馬の意向を固められています。
 佐世保市長選は、宮島さん、橋之口さん、萩原さん、3人が出馬表明をしています。出馬予定者について、もし印象みたいなものがあれば教えてください。

○知事 今、長崎市長選でお話が出た3名の方ですけれども、どういった方針で施策を進めていかれるのか、マニフェスト等もまだ把握できていません。今後どういった方向性で施策を進めていかれるのか、県との連携も含めて、方向性も含めて、注視はしていきたいと思います。
 赤木さんは、県議会で何度かお話をしたことはございますけど、他の方について、施策の情報を含めて把握できていないので、今後注視していきたいと思います。
 佐世保の3名の方ですけれども、宮島県議会議員につきましては、これまでも県政報告会等々に参加させていただきましたし、その中でも子ども施策や、県北が中心でしたけれども、医療提供体制の在り方、また、地域の強みを生かした産業振興等の施策でも非常に共感することが多かったと思います。お人柄も、皆様も感じられることもあるかもしれませんが、柔らかくて非常に芯があると。いろいろな施策についても協議をさせていただくことはありますけれども、その際も、スマートでウィットに富んだご発言をされると思います。話していて思うのは、県北への思いは本当に真っすぐに感じるところがございます。あと、県政を進めていく上で、県と連携をしていきたいということもおっしゃってくださいますので、そういったところについては本当に重要なところかと思います。
 橋之口さん、萩原さんにつきましても、これからいろんなところで目指す方向性や施策等もお話しされていくと思います。これまでそういった観点からお話をしたことがありませんので、現時点でどうこうと言えるものはございませんけれども、長崎市長選についてお話したことと同じく、今後の施策等の発信についても注視はしていきたいと思います。

24.G7サミットについて

○記者(共同通信社) G7サミットについてお伺いします。先日、バイデン米大統領が、G7サミットの開催に合わせて長崎市も訪問するという案が検討されているという報道がありました。そのことについての知事の受け止めと、県と国との間でどれぐらい調整が進んでいるのか、現状を教えてください。

○知事 まず、国から本件についての情報提供や依頼はありませんので、後段の質問につきましては、今のところ何らないという状況でございます。
 ただ、私の受け止めというか、期待ということを申し上げますと、現役のアメリカの大統領が長崎に来られるということになれば、これは初めてのことですし、長崎に来ていただいて被爆者の声や思いを聞いていただける機会ができれば、核なき世界の実現に向けた取組としても非常に大きな一歩になると思いますし、何より被爆者の方々の勇気になり、被爆者の気持ちにお応えになられる取組の一歩になると思いますので、長崎に来ていただける可能性があるのであれば、県としてできることは協力していきたいと思います。

○記者(共同通信社) ありがとうございます。具体的な話は、なかなかまだ現段階では出ていないとは思うのですけれども、もし来られるということであれば、どういったところを見てもらいたい、どういったメッセージを伝えたいことはありますか。

○知事 バイデン大統領も核なき世界の実現ということについては、いろいろご発信をされていますけれども、最後の被爆地である長崎に来ていただいて、この地を最後の被爆地にというようなお話をしていただいたり、リーダーシップという形で全世界に発信していただくようなことはしていただきたい。発信していただければ本当に大きな一歩になるのではないかと思います。ぜひ見ていただきたいものとしては、被爆の実相について触れていただきたいと思います。先ほど申し上げたように、被爆者の生の声や思いを聞いていただくということ。また、被爆を学べる場所もたくさんありますので、原爆資料館等いろいろな施設も時間が許す限り見ていただければと思います。

○記者(共同通信社) ありがとうございます。以上です。

○広報課長 ほかにございませんでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、以上をもちまして記者会見を終了します。ありがとうございました。

★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
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