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令和3年9月2日 記者会見

 ●会見内容●

1.第5波収束に向けてのお願い

1.第5波収束に向けてのお願い

○広報課長 それでは、ただいまから記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いします。

○知事 今日は、急遽またこうした機会をいただき、ありがとうございました。
新型コロナウイルス感染症につきまして、前回は8月25日に会見の機会をいただき、「まん延防止等重点措置」の8月27日からの適用に向けて様々なお願いをさせていただいたところでありますが、今日は、その後の感染状況の動き等をご説明申し上げ、まん延防止等重点措置の適用からちょうど1週間を迎えるところであり、まさに今が正念場という状況でありますので、改めて県民の皆様方のご協力をお願いさせていただきたいと考えているところであります。
それでは、説明させていただきます。
まず、県内の感染状況であります(資料P1)。
現在、第5波の大きな感染のヤマ場を迎えているところでありますが、本日の新規感染者は70名ということであり、ここ数日の動きから、また増加してきたところであります。なかなか感染のうねりに収束が見えないという状況であります。
この1週間の感染者数は、昨日9月1日は397名ということで400名を下回りましたけれども、本日の新規感染者は70名ということで、再度400名を超え、417名という状況になっているところであります。
主な感染の指標であります(資料P2)。
県全体の感染状況につきましては、病床使用率が39.5%ということで、ピークでありました8月24日の50%から若干下がってきております。また、新規感染者数も、昨日現在でありますが、週10万人あたり60人、そしてまた、療養者数も1日10万人あたり47.9人ということで、県の感染段階「ステージ5」のレベルを超えるという状況であります。
その下に、長崎市の状況、佐世保市の状況をご紹介しておりますが、長崎市においても病床使用率が44.2%、新規感染者数が週10万人あたり19人、療養者数が1日10万人あたり42.9人という状況であり、若干低下傾向で推移しつつあるのではないかと受け止めているところであります。
しかしながら、佐世保市においては、全ての指標が県の感染段階「ステージ5」を超える状況で推移しておりまして、昨日現在の病床使用率が65.6%、新規感染者数は、昨日は18名でありましたけれども、今日は34名ということで、佐世保市において過去最大の感染者数となったところであります。
一方、その他の地域の感染状況は、病床使用率は県の感染段階「ステージ3」、感染者数、療養者数ともに県の感染段階「ステージ4」の状況で推移してきているところであります。
この間の新規感染者数の推移をグラフにしてご紹介をいたしております(資料P3)。
青い折れ線グラフは長崎市の新規感染者数の推移でありますが、8月20日前後にピークを迎え、現在若干下がって、本日、また上昇に転じたという状況であります。
週10万人当たりの感染者数は、長崎市が31.5人という状況になっておりますが、佐世保市の動きをご覧いただくと、8月の中旬以降、急激に感染者が増加傾向で推移しており、今日現在週10万人あたり65.1人ということで、長崎市の2倍を超える感染状況となっているところであります。
なお、その他の地域においては、8月の下旬にピークを迎えましたけれども、その後は低下傾向で推移しているという状況であります。
病床の状況等であります(資料P4)。
昨日現在の入院患者数が県全体で169人となっております。病床使用率については、長崎医療圏の44.2%に対して佐世保・県北医療圏が65.6%と依然として非常に高い状況が続いております。本土全体で47.7%、県全体で39.5%という状況であります。
入院患者の状況等については、下にご紹介しておりますので、説明を省略させていただきます。
また、各市町別の発生状況であります(資料P5)。
長崎市、佐世保市合わせて、6割を超える新規感染者の確認がなされているところでありますが、その後も県下各地域で新規感染者が確認されるという状況が続いております。
感染事例の分析であります(資料P6)。
これは先々週8月18日から24日までの1週間の状況、そして、先週8月25日から31日までの1週間の状況をご紹介し、比較しているところであります。県全体の感染者数は減少傾向で推移してまいりまして、県全体で30%程度減少してきているところであります。
感染の要因の分析でも、県外からの感染と想定される事例も、17%から10%に低下しております。一方、家庭内感染は相変わらず高い割合となっております。そしてまた、飲食の場における感染の割合も減少傾向で推移しているところであります。一番下のグラフは、県外との接触が要因と考えられる感染事例と、そこから二次感染に拡大したところまで分析したものでありますが、県外由来の感染事例が全体の感染事例の29.5%、一方、飲食の場における感染が21.2%、両者合わせますと、やはり感染要因の半分以上が県外との接触・往来に伴う感染、あるいは会食の場における感染という状況になっております。
これを長崎市と佐世保市に分けて分析をいたしておりますが、まず、長崎市の感染者数の推移であります(資料P7)。長崎市においては、感染者数が先々週の196名から先週は126名と、70人、36%の減という形で推移してまいりました。飲食による感染事例は極めて少なくなってきており、家庭内感染の事例も少なくなっているところであります。
一方、佐世保市の状況でございます(資料P8)。佐世保市の状況については、感染者数全体は先々週の164人から先週は150人と減少はしておりますが、他の地域と比べてわずかな減少にとどまっているという状況であります。県外由来の感染事例は大幅に減少しておりますが、家庭内感染は相変わらず高い状況が続いております。最も留意をしなければいけないと考えておりますのは、飲食の場における感染事例であり、これがむしろ増えてきているという状況にあります。
 もう少し分析をいたしますと、佐世保市における飲食店での感染事例を同じように先々週と先週1週間をそれぞれ比較してみました(資料P9)。長崎市の感染事例をご紹介しておりますが、先々週が2店舗で2人の新規感染者の確認でありました。先週の確認者はありませんでした。これに対して佐世保市では、先々週が11店舗19名、これに対して先週は11店舗30人と、まさに大幅に増加しているところであります。
 念のため、この感染の要因となった店舗の状況を確認いたしましたが、ご承知のとおり、8月10日から県独自の緊急事態宣言に伴いまして営業時間の短縮のお願いをさせていただいておりました。感染の場所となった店舗を、括弧書きで紹介しておりますけれども、営業時間短縮にご協力をいただいてないと推定されるお店で感染が発生したと考えられるのが先々週はお一人でありましたが、先週は4店舗17名の方々がそういったお店で感染されているという状況となっているところであります。
 なお、現在確認されている感染者の方々の行動歴を見てみますと、8月27日からのまん延防止等重点措置の適用対象となる以前の要因に基づく感染確認ということになっていると推定されますので、現在はまた違う状況にあるものと考えております。特に、8月27日以降は、終日、酒類の提供をお控えいただくということになっておりますので、こういった感染の場所となった店舗においても、その後はまん延防止等重点措置に基づいて営業時間短縮にご協力いただいているものと推定をいたしておりますが、まさに、こういった状況であります。
 したがいまして、これからも各飲食店をご利用いただく機会はおありだと思いますけれども、しっかりとした感染防止対策等を講じていただいていないお店、特に、営業時間短縮にご協力いただいていないお店のご利用は、ぜひお控えいただきますよう、お願いを申し上げる次第であります。
 これは、外出自粛のお願いを申し上げてまいりましたけれども、その後の人の流れをご紹介しております(資料P10)。
 一番上は長崎市の浜町アーケード周辺の15時時点の人の流れ。2段目は、佐世保市駅周辺の15時時点の人の流れ。ご覧いただくと、ほぼ昨年並みの人の流れとなっていると推定しているところであります。
 一方、夜の時間帯における人の流れについて、長崎市の思案橋周辺と佐世保市四ヶ町周辺を比較しておりますけれども、これは昨年と比べても数多くの皆様方に外出自粛にご協力をいただいているものと受け止めているところであり、特に、まん延防止等重点措置の適用以降においては、40%ないし20%程度の人流の減少になっているところであります。佐世保市においても、若干この減少率は少ないものの、数多くの市民の皆様方にご協力いただいているものと考えているところであります。
 そういったことで現状をまとめてみますと(資料P11)、県全体の感染状況は、一定改善傾向で推移しておりますものの、依然として新規感染者数、療養者数は、県の感染段階「ステージ5」の状況が続いているところであります。
 評価でありますが、中でも佐世保市においては、他の地域と比べますと感染者の減少ペースが非常に鈍くなっております。人口当たりの新規感染者数は、長崎市の約2倍という状況であり、加えて、飲食店を中心に感染がむしろ拡大している状況も見て取れるところでありますので、何としても飲食の場等におけるさらなる感染防止対策の徹底にご協力をいただく必要があるものと考えております。
 それから、ご承知のとおり、9月から学校等が始まりました。教育や保育の場でのクラスターは、これまでも発生してきたところでありますが、今回のデルタ株では非常に小さな子供まで感染してしまうという事例が多発しております。今後のクラスター発生を防ぐためには、私たち大人が節度ある行動をとり、外から家庭内に感染を持ち込むようなことがないように、子供たちをしっかり守っていかなければいけないと考えているところであります。
 そこで、改めてお願いをさせていただきます(資料P12)。
 県内においては、県独自の緊急事態宣言、そして、長崎市、佐世保市については、まん延防止等重点措置が発令中であります。第5波の収束に向けて、今、1週間が経過したところでありますが、まさに正念場を迎えているものと考えているところであり、引き続き、幅広い県民の皆様方のご理解とご協力をお願いさせていただくものであります。
 まず、県民の皆様方にお願いであります(資料P13)。
 感染要因の約半分が県外との接触、交流、あるいは飲食由来の感染事例で占められているところであります。どうかこれからも県外との往来の自粛、特に県外での会食は何としてもお控えいただきたいというお願いであります。そして、ご不便ではありましょうけれども、真にやむを得ない場合を除いて、ぜひ外出の自粛を継続してお願いさせていただくものであります。
 そしてまた、会食の場、先ほどは営業時間短縮要請にご協力いただけなかったお店での感染事例などもご紹介をいたしましたけれども、営業時間短縮要請にご協力をいただいているお店でも感染が確認されているところでありますので、ぜひ会食機会をできるだけ減らして、会食自粛にご協力をお願い申し上げる次第であります。
 そしてまた、特に飲食店の利用に際しては、営業時間短縮要請等に応じていただいてない店舗への出入りは厳に慎んでお控えいただきますように、改めてお願いを申し上げる次第であります(資料P14)。特に、感染者が多く発生しております佐世保市においては、ぜひご協力をいただきますよう、お願いを申し上げます。
 それから、昨日から新学期が始まっているところでありまして、教育や保育の場でのクラスターの発生も懸念されるところであります(資料P15)。子供を守るべき私たち大人が、節度ある行動を心がける必要があるものと考えているところであります。ぜひ、子供たちの健康管理に細心の注意を払っていただきますよう、お願いを申し上げます。
 そしてまた、子供はもとより、家族に発熱等のかぜ症状が見られる場合には、ぜひ子供の登校は控えていただきますよう、お願いを申し上げる次第であります。これは、文部科学省からもそういった方針でご対応いただくよう呼びかけられているところでありますので、ぜひご協力をお願い申し上げる次第であります。
 なお、学校等における対策については(資料P16)、幼稚園、小学校、中学校等の教職員、あるいは速やかな帰宅が困難である等の事情のある児童生徒のために、抗原簡易キットを活用する予定であります。
 また、これも既に取り組んでおりますが、長崎市、佐世保市及び長与町の県立高校においては、分散登校または時差登校を9月12日まで継続して取り組んでいただくということにいたしております。
 また、部活動については、全国大会等への参加準備を除き、当面中止をさせていただくことにいたしております。併せて、家庭内での感染症対策の徹底を保護者の皆様方にもお願いをさせていただいているところであり、併せて感染リスクの高い行事等については、中止、延期を検討してご協力をいただくこととしているところであります。
 繰り返し申し上げますけれども、まん延防止等重点措置から1週間経過し、いよいよこれから折り返しの時期を迎えているところでありますが、第3波、第4波等で経験したように感染のうねりが収束していくという状況が、いまだ見られないような状況でありますので、いま一度、県民の皆様方のご協力をお願い申し上げる次第であります。どうぞよろしくお願いいたします。
 私からの説明は以上でございます。

○広報課長 それでは、幹事社のほうからご質問をお願いいたします。

○記者(日本経済新聞社) まず、配布資料の9ページに、飲食事例における店舗での発生事例とございまして、これを見ると、中には営業時間短縮要請に応じていないと推定される店が幾つかあると知事はおっしゃっていましたし、佐世保で4店舗、そのうち3店舗はまん延防止等重点措置以降も営業しているようだということ、それから見回り調査も行っているということですけれども、要請を守っていない店というのがどれぐらいあるかというのは把握なさっているでしょうか。

○県民生活環境部長 現在、8月27日からまん延防止等重点措置に入っておりますけれども、それ以降に長崎市、佐世保市で、外側からの目視の確認により、協力いただいていない可能性があるという店が、長崎市で2店舗、佐世保市で2店舗、合計4店舗ございます。
 ただし、今申し上げたとおり、立ち入り検査等をまだ行っていない段階ですので、この数字については、若干の変動があるのかもしれません。また、まだ100%見回り調査が完了していない状況であり、回り切れていない店も若干ありますので、この数字はまた増える要素もあるということでございますが、今のところ、4店舗でございます。

○記者(日本経済新聞社) それを踏まえて知事に伺います。
 まん延防止等重点措置になりますと、過料を科す等、罰則的なものも可能になってきます。現状でも長崎、佐世保両市に2店舗ずつあるのはちょっと問題だと思いますが、今後またさらに見つかったりしたことを想定した場合に、一歩踏み込んだ措置をとる考えはおありですか。

○知事 これは、こういった感染状況を踏まえて、協力をお願いしていく必要があるものと考えているところであります。また、法的な措置等については、その時の状況を踏まえて判断していかなければいけないのではなかろうかと思っております。

○記者(日本経済新聞社) 学校が再開する、そして、その面でクラスターに留意してほしいということが、配布資料11ページに記載されています。
 クラスターについては、学校以外でも、保育施設や、佐世保市ではプール、カラオケではない遊興施設等かなり幅広く報道されています。こういった一般的なクラスター対策について、もう少し踏み込んだ対策が取り得るのかどうかということについて、お考えをお聞きしたいのですけれども。

○知事 これまでは、小さな子供さんの感染事例というのは数多く確認されない状況でありましたので、我々大人が、まずは家庭内感染を避けていくということで、一定子供たちの安全は確保されていたのではなかろうかと考えておりますけれども、今回は変異株で非常に感染力が強くなっておりますことから、子供たちへの感染が非常に大きな課題になってきているものと考えております。
 やはり、その感染を防止する最大の責任は我々大人が担うべきであると考えておりますし、その感染のスタートは、県外の皆様方との接触に伴う感染、あるいは飲食等による感染が一番多いわけでありますので、そういった感染が家庭内に持ち込まれるようなことがないようにする必要があると考えております。それについては、大人が、節度ある行動を示していかなければいけないものと考えているところであります。

○記者(日本経済新聞社) 節度ある行動ということを要請するということでございますね。日経新聞からは以上です。

○記者(NIB) まん延防止等重点措置から1週間経過しましたけれども、改めて現時点での効果というのがどのようにあるのか、教えてください。

○知事 8月27日から、まん延防止等重点措置を適用してきたところでありますが、現在確認されております感染事例というのは、そのまん延防止等重点措置適用開始の少し前の要因に基づく感染事例が確認されているという状況であります。これまでも感染者数は減少傾向で推移してきておりましたので、急速に収束に向かうことを期待していたわけでありますが、今日は再度、感染者が増えてきたという状況であります。
 ただ、まん延防止等重点措置においては、終日間にわたってお酒類の提供を自粛していただくということになっておりますので、そういった意味では、飲食の場等における感染事例も少なくなっていくものと期待をしているところであります。
 飲食店も様々な営業形態がありますけれども、いわゆる食事をしていただくお店よりも、遊興施設といった施設での感染事例というのが非常に多いものと考えておりますが、8月27日以降、営業時間短縮等にご協力をいただいているものと思いますので、その効果がこれから具体的な数字で現れてくるように期待しているところであります。

○記者(NIB) ありがとうございます。幹事社からは以上です。

○広報課長 それでは、各社の皆様からご質問をお願いいたします。ございませんでしょうか。

○記者(NBC) 配布資料16ページに、「幼稚園、小学校、中学校等の教職員や速やかな帰宅が困難である等の事情のある児童生徒へ抗原簡易キットを活用予定」ということについてお尋ねします。まず、教職員は全員これを受けるということでしょうか。

○義務教育課参事 8月25日付で文部科学省から、「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針の変更」ということで通知がありました。小中学校においては、教職員、帰宅が困難である等の事情のある4年生以上の児童向けというように聞いておりますが、これ以降の詳細については、また後ほど文部科学省から通知が来ることになっております。

○記者(NBC) 「帰宅が困難」というのは、例えばどういう事情が考えられるのでしょうか。

○義務教育課参事 推測しますに、お仕事の都合で迎えになかなか来られない保護者の方のお子様等が考えられるのではないでしょうか。

○記者(NBC) ということは、この対策は、国の通知に準じるという考えでよろしいのでしょうか。

○義務教育課参事 そういったことになります。

○記者(西日本新聞社) 学校での対策についてお尋ねします。県立高校については分散登校、時差登校をされていますけれども、長崎市、佐世保市の小中学校は、特に分散登校等をされないようです。それについての受け止めをお聞かせください。

○知事 それはやはり、それぞれの地域の実情によるものだと受け止めております。
 県立高校の場合には、生徒が広範囲な地域から登校してまいります。登下校に際しては公共交通機関、例えばバスを利用して登校する際に、時間帯によっては満員状態で通学を余儀なくされるといったこともあることから、分散登校、時差登校等の実施を進めているところであります。
 例えば、小中学校等によると、ほとんどの児童・生徒が徒歩で登校しているという状況であり、登下校の際には密を回避できる余地があるものと考えておりますので、そういった点を総合的に判断され、各教育委員会で現在のような措置を講じておられるのではなかろうかと考えております。

○記者(西日本新聞社) 8月の下旬から県内の新規感染者が減少してきていることについて、お盆の時期に人流が減ったことが要因ではないかという見方もあります。その中で今日は感染者数が増えたということで、感染状況の今後の見通しについてどのように考えられていますでしょうか。

○知事 感染要因として、これまでは県外との往来・接触による感染、あるいは飲食等に伴う感染、これが多い時には感染者全体の約8割を占めていたものと考えております。
 また、先々週と先週の比較をご覧いただいても、県外由来の感染事例というのは着実に減少傾向で推移しております。これは、お盆の時期を中心とした帰省者などの数が減少してきていることが主な要因の一つになっているのではなかろうかと考えているところであります。
 したがって、まん延防止等重点措置と併せてこの対策を講じることによって、飲食の場による感染も、お酒の提供を控えていただくことによって、感染も今後減少していくものと期待をいたしているところであり、何としても、一刻も早く正常の状況に戻れるように、引き続き県民の皆様方にご協力をお願いしていく必要があるものと考えております。

○記者(長崎新聞社) 配布資料16ページ「学校等における対応」中、「全国大会等への参加や準備を除き、部活動は中止」の下の「※」部分、「全国大会等から帰県する生徒のPCR検査等の実施」とありますが、既に実施された実績はあるのでしょうか。

○総務部長 申し訳ありません。後ほどお伝えするようにいたします。

○体育保健課(追加回答) 対象は、8月19日以降に帰県する各種全国大会に出場した部活動とし、抗原定量検査を、任意で実施しました。
 運動部では、全国高等学校総合体育大会や甲子園大会、全国中学校体育大会、文化部では、九州吹奏楽コンクールに出場した、中学生・高校生と引率教員合わせて447名の協力を得ることができました。

○記者(長崎新聞社) 他県では、全国大会から帰るときではなく、出ていく際に検査を実施するという事例もあるみたいですが、そういうところは考えられていないでしょうか。

○知事 すみません。これまで私が聞いている範囲においては、大会等に参加した後、帰ってきた段階でPCR検査を実施するという説明を受けております。出かけるときには予定していないのではないかと考えております。

○記者(長崎新聞社) ありがとうございました。

○記者(NHK) 現状の県内の感染状況への認識と県民の方々に訴えたいことを改めてお聞かせいただいてよろしいでしょうか。

○知事 8月の感染者のピークが114名確認され、それ以降は減少傾向で推移してきておりましたので、お盆の人の流れが非常に拡大する時期を終えて、これからは収束に向かうものと期待をしておりましたけれども、なかなか思うように感染者の減少という形になってあらわれてこないところであります。
 そういうことで、改めて県民の皆様方、特に感染者の減少がわずかにとどまっている佐世保市民の皆様方のご協力を継続してお願いしたいと考えて、こうした機会をいただいたところであります。
 私どもも、一刻も早く通常の生活にお戻りいただけるように、全力で努力してまいりたいと思いますので、どうか幅広い県民の皆様方、各事業者の皆様方、引き続きのご協力をお願い申し上げる次第であります。

○記者(NHK) ありがとうございます。

○記者(KTN) 学校における対策の抗原簡易キットに関して、検査実施のタイミングを教えてください。

○知事 抗原簡易キットについては、症状が出ないとなかなか反応が得られにくいという検査キットになりますので、発熱等の症状が発現した際にこれをご活用いただくという形になってくるものと思います。

○記者(KTN) その具体的なことに関しては、また追って国から示されるということでいいでしょうか。

○知事 はい。

○広報課長 ほかにございませんでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、以上をもちまして記者会見を終了いたします。
 ありがとうございました。

○知事 どうもありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。

★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
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