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知事のページ - 長崎県知事 中村法道

令和3年8月31日 記者会見

 ●会見内容●

1.8月11日からの大雨について(1)
2.新型コロナウイルス感染症について(1)
3.東京2020オリンピック・パラリンピックについて(1)
4.「長崎の変」プロジェクトの「猫キャラ」デザインの開放について
5.石木ダム建設事業について(1)
6.東京2020オリンピック・パラリンピックについて(2)
7.次回県知事選挙への出馬について(1)
8.特定複合観光施設(IR)について(1)
9.石木ダム建設事業について(2)
10.8月11日からの大雨について(2)
11.石木ダム建設事業について(3)
12.九州新幹線西九州ルートについて
13.新型コロナウイルス感染症について(2)
14.次回県知事選挙への出馬について(2)
15.次回衆議院議員選挙について
16.特定複合観光施設(IR)について(2)
17.石木ダム建設事業について(4)
18.8月11日からの大雨について(3)

1.8月11日からの大雨について(1)

○広報課長 それでは、ただいまから知事の定例記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

○知事 本日は、まず私から、4項目についてご報告等をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 まず、8月11日からの大雨についての状況であります。ご承知のとおり本県では、8月11日から17日にかけて九州北部地方に停滞した前線の影響により、雲仙岳では8月の平年の4倍を超える雨量を観測するなど記録的な豪雨となり、14日午前2時15分には東彼杵町、川棚町、波佐見町に、また午前5時5分には長崎市、佐世保市(宇久を除く)、西海市(江島、平島を除く)に「大雨特別警報」が発表されました。
 今回の大雨では、雲仙市において3名、西海市において2名の方々がお亡くなりになったほか、住家被害、がけ崩れ、道路損壊など大きな被害が発生しているところであります。
 犠牲となられた方々に対して改めて心から哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様方に対しまして深くお見舞いを申し上げる次第であります。
 県では、14日の特別警報の発表を受け、同時刻に災害対策本部を設置し、防災関係機関のご協力のもと、人命を最優先に救助活動や被害状況の把握、復旧活動を行ってきたところであります。
 特に、雲仙小地獄の土砂崩れによる行方不明者の捜索・救助活動については、警察、消防、消防団等に加えて自衛隊へも災害派遣要請を行い、13日から23日まで延べ2,000人を超える態勢で行われました。二次災害の懸念もある中で、懸命の捜索・救助活動が行われた結果、お一人の救出、3名の方々は残念ながらご遺体ではありましたが、全員を発見していただきました。
 改めて、関係皆様方に心からお礼を申し上げる次第であります。
 県といたしましては、引き続き、国や防災関係機関等とも連携を取りながら、被災地の一日も早い復旧・復興に向けて全力を注いでまいりたいと考えているところであります。

2.新型コロナウイルス感染症について(1)

○知事 次に、新型コロナウイルス感染症の状況についてご報告をさせていただきます。
 新型コロナウイルス感染症につきましては、去る8月19日に、県全体の感染段階を最高レベルの「ステージ5」に引き上げ、県独自の「緊急事態宣言」を発令し、県民の皆様方に不要不急の県外との往来、外出、家族以外の方々との会食の自粛をお願いさせていただき、事業者の方々に対しては、県下全域の飲食店等の営業時間短縮のほか、イベントの開催の中止・延期等の検討をお願いさせていただきました。
 特に、病床使用率が深刻な状況にありました長崎市と佐世保市については、8月27日からの「まん延防止等重点措置」の適用を受け、酒類の提供自粛、カラオケ設備の利用自粛、大規模集客施設の営業時間短縮など、対策のさらなる強化を図ったところであります。
 県民の皆様方、そして各事業者の皆様方には、ご理解とご協力をいただいておりますことに心から感謝を申し上げる次第であります。
 直近の感染状況については、8月18日公表の114人をピークに、若干減少の兆しは見られますが、遊興施設や飲食店、児童福祉施設などでクラスターが発生するなど、依然として予断を許さない状況にあります。
 特に、病床使用率がひっ迫しております佐世保市においては、飲食店等を中心に感染が拡大している状況にあり、1週間前と比較し、店舗での感染者数が2倍以上に増加するなど、飲食の場におけるさらなる感染防止対策の徹底が必要であると考えているところであります。
 また、明日からは多くの学校が新学期を迎えることとなり、子供の活動も活発になってくることから、学校内での感染拡大も懸念されますので、学校での感染対策をより一層強化し、地域の感染状況に応じた対策にも取り組んでいただきたいと考えているところであります。
 県といたしましても、これ以上感染拡大を招かないよう、引き続き、緊張感をもって感染予防・拡大防止対策にしっかりと取り組んでまいりたいと考えておりますので、県民の皆様におかれましても、マスクの着用や密の回避といった基本的な対策に加えて、県外との往来、不要不急の外出の自粛、そして家族以外の方々との会食の自粛を引き続きご協力をいただき、しっかり取り組んでいただきますようお願いを申し上げる次第であります。

3.東京2020オリンピック・パラリンピックについて(1)

○知事 3点目は、東京オリンピック・パラリンピックにおける本県ゆかりの選手の活躍についてであります。
 この夏、開催されました東京オリンピックには、本県ゆかりの12名の選手が出場され、大変すばらしい活躍を見せていただいたところであります。
 中でも永瀬 貴規(ながせ たかのり)選手は、柔道男子81キログラム級で、5年前のリオデジャネイロオリンピックでの銅メダルを超える、悲願の金メダルを獲得され、また、メンバー入りしておりました混合団体においても銀メダルという大変すばらしい成績を残されました。
 永瀬選手には、2大会連続でのメダル獲得というこのたびのご活躍をたたえ、今回、「県民栄誉賞」をお贈りすることといたしました。新型コロナウイルス感染症の感染状況から、日程はいまだ決まっておりませんが、後日、県庁において表彰式を開催させていただきたいと考えております。
 また、北京オリンピック以来の実施となりましたソフトボールにおいては、藤田 倭(ふじた やまと)選手が、投打にわたる二刀流の活躍で金メダルを獲得されました。藤田選手には、今回のご活躍をたたえ、11月23日に開催予定であります県民表彰式において、「県民表彰特別栄光賞」をお贈りしたいと考えております。
 加えて、オリンピックに出場された本県ゆかりの選手の方々に対しましては、オリンピックでのご健闘をたたえ、県民表彰式において「県民表彰特別賞」をお贈りしたいと考えているところであります。
 一方また、現在開催されております東京パラリンピックには、本県ゆかりの3名の選手の方々が出場され、大変すばらしい活躍を見せていただいております。
 本県ゆかりの選手として、卓球に浅野 俊(あさの たかし)選手、車いすバスケットボールに川原 凛(かわはら りん)選手、鳥海 連志(ちょうかい れんし)選手がそれぞれ出場されました。
 卓球の浅野選手は、知的障害男子シングルスでベスト8となり、車いすバスケットボール競技では、川原選手、鳥海選手ともに攻守にわたる大活躍で、決勝トーナメントへの進出を決められ、明日から始まる決勝トーナメントにおいても最高のパフォーマンスを発揮していただくことを期待しているところであります。
 郷土の選手のすばらしい活躍は県民の誇りであり、県民の皆様方はもとより、日本中の多くの皆様方に感動と勇気を与えていただいたと考えており、改めて感謝を申し上げます。
 選手の皆様方の今後ますますのご活躍を祈念いたしますとともに、県民の皆様方の熱いご声援をお願い申し上げる次第であります。

4.「長崎の変」プロジェクトの「猫キャラ」デザインの開放について

○知事 最後に、「長崎の変」プロジェクトの「猫キャラ」デザインの開放について、発表をさせていだたきます。
 県では、昨年度から、関係人口の創出・拡大を図るため、福山 雅治(ふくやま まさはる)さんを「クリエイティブプロデューサー」に起用した、「長崎の変」プロジェクトに取り組んでいるところであります。
 今年3月には、福山雅治さんをはじめとする総勢7名の本県出身の著名人の方々が、地元長崎を盛り上げようと長崎の猫になって県内外に「長崎の変」を呼びかける動画、「長崎の変、はじまる」を公開し、直近の再生数は約58万回と、大変多くの皆様にご覧いただいているところであります。
 このプロジェクトの次の展開として、明日、9月1日10時から、「長崎の変」の「猫キャラ」デザインを一般の皆様にも自由にお使いいただくことといたしました。プロジェクトの公式サイトから「猫キャラ」の画像をダウンロードしていただき、商品のパッケージや地域を盛り上げる取組のPRなど、皆様のアイデアで自由に使っていただくことができます。
 また、「猫キャラ」の使用状況は、プロジェクトの公式サイトやSNSにおいて積極的に発信していきたいと考えておりますので、「猫キャラ」をご使用いただいた皆様は、その様子をぜひSNSで「#長崎の変」をつけてご投稿いただきたいと願っております。
 県内外の多くの方々に、この「猫キャラ」を使って楽しみながら「長崎の変」プロジェクトにご参加いただき、長崎県の新たな変化やチャレンジを発信していきたいと考えておりますので、ぜひ一緒に盛り上げていただきますよう、お願いを申し上げる次第であります。
 以上4点、私のほうからご報告をさせていだたきました。後はどうぞよろしくお願いいたします。

○広報課長 それでは、幹事社からご質問をお願いいたします。

5.石木ダム建設事業について(1)

○記者(西日本新聞社) 石木ダムの建設事業についてお尋ねします。反対住民側との話し合いの期限を県は8月末までと設定され、9月以降は工事を着実に進めていくということを示されていました。本体着工時期の目処についてどうお考えなのか、反対住民側と今後話し合いをされる意思がおありなのかお尋ねします。

○知事 現在、話し合いについては、その実現に向けて諸条件の調整についてお願いをさせていただいてまいりましたけれども、現時点でまだご回答をいただいていないところであります。
 この間、数度にわたって調整を進めさせていただきましたけれども、なかなかご理解をいただけない状況にあるということを残念に思っているところでありますが、これ以上、様々な工事の着工等を延期するというのも、なかなか難しい状況にありますことから、今後、本体着工、あるいはその他の工事についても、契約に向けた手続等を進めていく必要があるものと考えているところであります。
 なお、話し合いの機会については、条件が折り合えば、ぜひ今後ともそうした機会をいただきたいと願っているところであります。

6.東京2020オリンピック・パラリンピックについて(2)

○記者(西日本新聞社) 新型コロナウイルス感染症に関して、世界最大級のイベントとして東京五輪が開催されたことで国民の気の緩みにつながり感染が拡大したのではないかという見方もありますけれども、改めて東京五輪・パラリンピックの開催の是非について、どうお考えでしょうか。

○知事 新型コロナウイルス感染症と、この東京オリンピック・パラリンピックの開催が、どの程度の因果関係があって感染状況に影響が生じたのかというのは、私の立場では、なかなか分析・把握しにくい状況でありますが、こういった大きなイベントで我が国の代表選手の方々の目覚ましい活躍を目の当たりにして、多くの国民の皆様方が感動を覚えられた大会になったのではなかろうかと考えているところであります。
 基本的に無観客で開催されたということでもありますので、感染拡大に直接影響が生じるような点があったのかどうかということについては、私の立場からは、なかなかご説明しにくい状況であります。

7.次回県知事選挙への出馬について(1)

○記者(西日本新聞社) 知事の任期が来年3月1日までということで、あと半年となります。次期知事選への出馬について、どうお考えでしょうか。

○知事 正直申し上げて、まだ目の前の課題に取り組むことが精いっぱいという状況であり、これから考えてみたいと思っているところであります。

○記者(西日本新聞社) 表明のタイミングはいつ頃とお考えでしょうか。

○知事 出馬について発表させていただいてまいりましたのは、これまで私の選挙においては、11月議会前後であったと思っております。今、まん延防止等重点措置の適用もしている状況であり、また、大雨の災害にも直面しているところでありますので、まずはそういった目の前の課題に全力で取り組み、出馬については、もう少し時間をいただいて検討してまいりたいと考えているところであります。

8.特定複合観光施設(IR)について(1)

○記者(時事通信社) IRについてお伺いします。
 先日の横浜市長選挙で当選した山中竹春市長は、IRの誘致撤回の方針を固めています。関係自治体による誘致合戦の構図が変化すると思われますけれども、知事の受け止めをお願いします。

○知事 そういったお話はお聞きしておりますが、IR整備法の区域整備計画の認定は、日本国内で最大3ヵ所とされているところであります。認定が1ヵ所であるのか、2ヵ所であるのか、3ヵ所であるのかというのも全く分からない状況であり、他県の動きがどのように関係してくるのか全く想像がつかない状況であります。長崎県は長崎県として、できる限りの努力をし、区域整備計画の認定申請に向き合っていく必要があるものと思っております。

○記者(時事通信社) ありがとうございます。
 長崎県におけるIRの応募プロセスにおいて、事業者が県から公募選定過程からの辞退を迫られたと主張していることへの受け止めと、関連して、廉潔性調査の結果を公表するというお考えはありますでしょうか。

○知事 廉潔性調査を行ったのは事実でありますが、これは調査の対象となった個人、あるいは法人の機微に関する情報になってまいりますので、これを公表することは考えておりません。
 また、県から辞退を迫られたといったようなお話があるのは報道で承知しているところでありますが、その公募過程の応募者との協議内容、あるいは対話の内容等については、基本的に公表しないという前提で双方やり取りを進めてきた事項であり、コメントは差し控えさせていただきたいと考えております。

○記者(時事通信社) ありがとうございました。幹事社からは以上です。

○広報課長 それでは、各社の皆様からご質問をお願いいたします。

9.石木ダム建設事業について(2)

○記者(NBC) 石木ダムに関連してお尋ねします。今月の大雨の際に川棚町にも大雨特別警報が出され、トータルで1,000ミリ近い雨が降ったと把握しています。
 そういった中で、川棚川本流では洪水や越水などは見られなかったと聞いております。それを踏まえて、あえて石木ダムを造る必要はないという疑問の声も上がっているようですが、これについての受け止めをお聞かせいただけますでしょうか。

○知事 川棚川の治水対策というのは、これまでと同様の雨が降った程度であれば、基本的に対応できるだけの容量を確保して河川改修等に取り組んできたところでありますが、それよりもさらに大量の雨、いわゆる100年に一度の規模の雨が降った場合にも、安全・安心を確保できるような対策を講じるために、ダムの建設と一体的な整備を進める必要があると考えて、このプロジェクトを進めているところであります。
 今回も、前線が長期間にわたって停滞し、川棚川流域については、私も大変心配をいたしておりましたけれども、幸いにして越水等がなくて済んだということで一安心いたしているところであります。
 ただ、やはり雨の降り方によって危険度は大きく変わってきますので、万全の対策を講じて地域の安全を守っていく必要があると今回の大雨で改めて実感いたしました。したがって、一刻も早くこの事業は進めていかなければならないとの思いを強くしたところであります。

○記者(NBC) ありがとうございます。本流でそういった問題が起こらなかった一方で、河口で海からの逆流により冠水が発生していたという地元の声が聞かれています。石木ダムよりも防潮堤、防波堤の整備のほうが先ではないかという声も聞かれるのですが、それについての受け止めはいかがでしょうか。

○知事 それは、やはり今回の状況をよく調査・分析の上、必要な対策等について検討していく必要があるものと考えております。

○記者(NBC) あくまで防波堤、防潮堤よりも石木ダムのほうが優先順位としては高いと認識されていらっしゃるということでしょうか。

○知事 防潮堤を要するようなこれまでの災害というのは、私は聞いていなかったところでありますので、そのリスクがどの程度のものであるのかということは、十分現状を踏まえて分析していく必要があるのではなかろうかと考えております。だからといって、石木ダムの必要性そのものがなくなるということではないものと思っております。

10.8月11日からの大雨について(2)

○記者(NBC) 先日、棚橋内閣府特命担当大臣との意見交換の中で激甚災害の指定を求められていらっしゃいましたけれども、その後、国から何か連絡等ございましたでしょうか。

○知事 まだ、激甚災害の指定等についての情報は、いただいていないところであります。

○記者(NBC) ありがとうございます。以上です。

11.石木ダム建設事業について(3)

○記者(長崎新聞社) 石木ダムについてお尋ねします。8月末までが対話の期限とされていますけれども、これまで反対住民との対話が実現していない要因について、知事はどのようにお考えでしょうか。

○知事 これまで協議をさせていただいたお返事の中で、工事を即時中断し、話し合いの期間中は工事を中断する必要がある、そうでないと協議に応じられないといったようなお話も頂戴したところでありますが、先ほどからお話をさせていただいておりますように、この事業そのものは、地域の安全・安心を確保する上では、一刻も早く完成させていく必要がある事業であると考えているところであり、話し合いだけが長引いて、工事が長期中断を余儀なくされるという事態は避けていかなければいけないと考えているところであります。したがって県からは、この話し合い、条件協議の場をいただけるようにお願いをしておりましたけれども、そういったことで、話し合いの当日については、工事を中断させていただいた上で協議に応じていただくようにというお願いをいたしておりましたけれども、そういったことについても、具体的なご回答をいただけない状況となっているところ、そういった点が、なかなかご理解いただけなかった点ではなかろうかと考えているところであります。

○記者(長崎新聞社) 9月以降は、着実に事業は実施されるということですけれども、今、本体工事については、9月末まで契約の延長をされていますが、9月中にも本体工事に着手するお考えはあるのでしょうか。

○河川課長 本体工事については、いつでも着手できるように石木ダム建設事務所で準備を進めているところでございますけれども、具体的にいつ着手するのかということについては、まだ決定してないような状況です。

○記者(長崎新聞社) 分かりました。対話が結果的に8月末まで実現しない中、今後、どこかのタイミングで本体工事に着手することになれば、ますます反対住民側の態度を硬化させるのではないかということを心配しているのですけれども、そういったことについてはどのようにお考えでしょうか。

○知事 やはりこの事業というのは、繰り返し申し上げておりますように、反対住民の皆様方のご了解をいただいて、円満に工事に着手することができるということが最良の方法だろうと思いますけれども、話し合いの条件についての協議の機会自体いただけない状況になっているわけでありますので、引き続き、対話に向けて努力は続けながら、ただ、これ以上、工事中断が長くなるということは避けていかざるを得ないという思いであります。確かに反対運動がさらに高まる可能性があるかと思いますけれども、安全を確保しながら細心の注意をもって事業を進めていく必要があるものと思っております。

○記者(長崎新聞社) 分かりました。行政代執行について、知事はかねてより、任期中に方向性を出したいとおっしゃられていましたけれども、3期目の任期が、あと半年になりました。残された時間は少ないですが、任期中に方向性を出したいというお考えにお変わりはないでしょうか。

○知事 出していける状況、そういった環境になれば、決断をしないといけないのではなかろうかと思いますが、これまでも申し上げてきたとおり、行政代執行というのは最後の手段であり、他に取り得る方法がないという状況になり、また、その他の工事の進捗状況でありますとか、その他の環境、訴訟の状況等も踏まえて、総合的に判断をしなければいけないものと思っております。
 私は、一人の行政の責任者として、与えられた期間が、任期が定まっておりますので、その中で判断を要しなければいけないという状況になれば、政治生命をかけてでも決断していかなければいけないという思いで申し上げてまいりましたけれども、やはりそういった状況を客観的、総合的に判断して決断を行う必要があるものと思っております。

○記者(長崎新聞社) 分かりました。

12.九州新幹線西九州ルートについて

○記者(長崎新聞社) 九州新幹線西九州ルートについてお尋ねします。九州新幹線西九州ルートは未着工区間の新鳥栖〜武雄温泉について、環境影響評価(アセスメント)が、政府の概算要求で、見送られる見通しという報道も出ています。佐賀県と国土交通省の協議も、進展が見られませんけれども、今後、こういった状況の中で長崎県が現状を打開するために、何かできるようなことはあるのでしょうか。

○知事 県として主体的な役割を果たす中で、新鳥栖〜武雄温泉間の工事を円滑に進めるという方法を提案させていただくということはなかなか難しい状況であります。
現在、佐賀県と国土交通省との間では幅広い協議が進められておりますし、また、与党PT検討委員会においても、佐賀県がこれまで課題とされている財源負担の問題、ルートの問題、地域振興の問題、あるいは並行在来線の問題等について検討を進めていただき、一定の検討状況の取りまとめがなされたところであります。
 並行在来線等については、鉄軌道を残さないといけない。そのためには、やはりJR九州での運行が不可欠であるといった方向をお示しいただきました。また、地元負担についても、これまでの貸付料財源の活用等についてお示しいただきました。そういった内容まで、これまでにないような踏み込んだ形で方向性をご提示いただいているところでありますので、なかなかそういった領域を超えるような形での長崎県からの提案というのは難しい状況であります。
ただ、引き続き、同じプロジェクトの共同体としてこれまで取り組んできた間柄でありますので、できれば、佐賀県知事と直接話し合いの機会などを持ちながら、力を合わせて課題解決に取り組めないかと考えているところでありますけれども、なかなかそういった機会もいただけないという状況であります。
 したがいまして、現在、様々なチャンネルで議論の場が設けられておりますので、本県としても、その考え方をしっかりとお伝えし、一刻も早く議論が前に進むように努力していく必要があるものと考えております。

○記者(長崎新聞社) 分かりました。

13.新型コロナウイルス感染症について(2)

○記者(長崎新聞社) 新型コロナウイルス感染症についてお尋ねします。自宅療養者を医療面でどのようにサポートしていくかということがあり、長崎県並びに関係自治体では様々な努力をされていますが、全国を見渡すと、家庭内感染防止のため、自宅療養ではなく、野戦病院を設置している自治体もあります。長崎県として野戦病院を設置する考え方についてはいかがでしょうか。

○知事 これまで、宿泊療養施設を確保し、そこで療養を進めていただくこととしており、そのほかの事由、医療的な観点からのご判断もいただいた上で、自宅療養という形で療養生活を送っていただく方、そういった形になっておりますけれども、今、宿泊療養施設の確保に向けて調整を進めている段階であり、例えば福井県でご検討されている、体育館等を活用した野戦病院的な構想については、今のところ、長崎県は具体的な形で検討を進めている状況ではありません。

○記者(長崎新聞社) 野戦病院よりも宿泊療養施設の拡充に力を入れていくというようなことでしょうか。

○知事 プライバシーが確保され、症状等が安定して療養生活をお過ごしいただく上で、快適性は、宿泊療養施設等が勝っているんではなかろうかと考えているところであります。

○記者(長崎新聞社) 野戦病院について具体的な検討はまだということですが、野戦病院を仮に設置するとなれば、医療従事者のマンパワーの確保をどうするかというところが最大の課題になってくると思いますが、そういったこともあって、なかなか具体的な検討に入れないという状況ではないのでしょうか。

○医療政策課長 野戦病院について、マンパワーの問題で検討に入っていないということではございません。まずは宿泊療養施設の確保に向けて、こちらもマンパワーが当然必要になってまいりますので、そこは関係者と調整をしながら、取り組んでいるということでございます。

○記者(長崎新聞社) 分かりました。以上です。

14.次回県知事選挙への出馬について(2)

○記者(読売新聞社) 次回県知事選挙への出馬については、これから検討ということですけれども、判断基準として、石木ダムなどの課題の進捗、健康面、後継者等、色々な判断材料はあると思いますが、何を一番重視して出馬を判断しようと思われていますでしょうか。

○知事 それもまだ考えておりません。

15.次回衆議院議員選挙について

○記者(読売新聞社) 衆院議員の任期満了まで2か月を切りました。知事は衆院選で特定の政党や、候補者を支援する考えはありますでしょうか。

○知事 特定の政党について、特別に力を入れて支援するといった考え方はございません。これまでも行政サービスを提供する上で、様々な党派等に色をつけるということは全く考えてこなかったわけであります。
 ただ、私自身の選挙等に際しては、自民党の皆様方、公明党の皆様方、あるいは連合の皆様方にはお力添えをいただいて当選させていただいてきた経過もありますので、そうした方々の思いというのは、また継続して大切にしていかなければいけないと考えているところであります。

○記者(読売新聞社) ありがとうございました。

16.特定複合観光施設(IR)について(2)

○記者(NHK) IRの設置運営事業予定者が決まり、計画もオープンになりました。カジノオーストリア・インターナショナル・ジャパンの提案や、設置運営事業予定者として決まったことについての受け止めを改めて聞かせてもらってよろしいでしょうか。

○知事 今般、カジノオーストリア・インターナショナル・ジャパンと基本協定を締結させていただき、設置運営事業予定者として決定をさせていただきました。いよいよこれから区域整備計画の作成を進めて、様々な、具体的な整備内容を盛り込んでいく必要があります。まさに、全国で3ヵ所以内とされております区域認定の中で勝ち残れるかどうかという正念場を迎えているわけでありますので、よりよい計画となるように知恵を拝借しながら、全力をもって取り組んでいかなければいけないと考えております。そして、そういった中で、引き続き、県内はもちろん、九州地域の活性化、あるいは我が国の観光振興等にも資することができるようなIR区域の実現をぜひ目指してまいりたいと考えているところであります。

○記者(NHK) ありがとうございます。

17.石木ダム建設事業について(4)

○記者(NBC) 石木ダムについて、1点追加でお伺いします。今回の大雨で、県が100年に一度の大雨と想定されていらっしゃる24時間で400ミリの雨を超える量の雨が川棚川の周辺で降ったとされ、それでも川棚川では氾濫危険水位は越えなかったと聞いています。それでも石木ダムの必要性は変わらないと認識されていらっしゃるのでしょうか。

○知事 100年に一度の雨と言いますのは、量そのものが多いというだけではなく、いわゆる降り方によって危険度が全く変わってきます。長時間にわたってだらだらと降る雨であるのか、急激にピークを迎えるような雨であるのか。したがって、最も危険な雨の降り方、これまでの降雨実績等から計算して、流域の安全性を考える際に、そういった危険性の高い雨が100年に一度くらいの規模で降る場合にも耐え得るようにという考え方で計画を策定しているところであります。

18.8月11日からの大雨について(3)

○記者(KTN) 今回の雲仙の災害に関して、激甚災害の指定に関しては、まだ特に情報がないということですが、先日、赤羽国土交通大臣も来県され、知事からも、再生に向けた取組や財源の確保に向け、意見交換も含めてお話しされましたけれども、県として具体的に支援策等、議会に向けて何か提案というような形で考えられていることというのはございますか。

○知事 棚橋内閣府特命担当大臣、赤羽国土交通大臣にもお願いをさせていただきましたけれども、まずは、今回の災害が激甚災害になるかならないかで相当、支援措置も変わってまいります。公共土木施設で激甚災害になるというのはなかなか難しい状況かなと判断をいたしましたけれども、一方で、農林関係の被害状況から考えますと、可能性はあるのではなかろうかと考えております。したがって、できるだけ早く激甚災害として指定の上で、圃場地のかさ上げ措置等も講じていただきたい。また、所要の災害査定手続等についても、できるだけ迅速に終了し、復旧工事にかかることができるようにご尽力をいただきたい。
 それと、特に雲仙地域は、観光産業に携わられる方々が事業を営んでおられるわけでありますので、被災地の復興はもちろんでありますけれども、これからの様々な事業活動に取り組まれる際に、激甚災害あるいは局激災害等となりますと、支援措置が拡充される可能性もありますので、そういった措置の積極的な適用を含めてお願いをさせていただいたところであります。いま少し、この後の推移を見極める必要があるのではなかろうかと考えております。

○記者(KTN) 今般の大雨に際して、特別警報が発表され、広い範囲で記録的な大雨を観測しました。コロナ禍ということもあり、一概には言えませんが、避難者数というのを見たときに、避難指示の想定数と実際の避難者数について、想定の数字より少なかったのではないかという見方もあります。
 これに関して、命を守る一つの行動として避難が挙げられると思うのですけれども、知事として、どのように受け止められますか。

○知事 今回の長期にわたる前線の停滞で、大雨がずっと続くという状況でありましたことから、私も振り返ってみたときに、やはり避難指示等がなかなか地域の住民の方々の心に届きにくい。そういうことで、結果的に避難が遅れたり、あるいは避難されなかったことによって被害をお受けになられたりした方々もいらっしゃるということでありますので、大変重要な課題になってくるものと思っております。
 災害直後に、私も周りの方とお話をさせていただきましたけれども、どうやれば、こういった高齢者の方々の避難から避難指示等のお願いに対して、すぐ応じていただけるのか、これは、各市町の皆様方とも改めて、今回の災害の大きな課題として相談をしてみる必要があるのではなかろうかと考えているところであります。

○広報課長 それでは、最後の質問でお願いいたします。
ございませんでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、以上をもちまして定例記者会見を終了いたします。
 ありがとうございました。

○知事 どうもありがとうございました。

★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
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