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知事のページ - 長崎県知事 中村法道

令和2年1月17日 定例記者会見

      

 ●会見内容●

                              
                   

1.芥川賞及び直木賞の受賞について
2.知事のバチカン市国訪問及び欧州(パリ)におけるPRについて
3.令和2年度 当初予算編成について
4.九州新幹線西九州ルートについて(1)
5.被爆75年及び東京オリンピック・パラリンピックへの県の取り組みについて
6.取り巻く環境を県勢の浮揚に活かすことについて
7.誘致IT企業と地場IT企業との交流会(ながさき企業交流会)について
8.九州新幹線西九州ルートについて(2)
9.県庁舎跡地活用について(1)
10.県庁舎跡地活用について(2)
11.九州新幹線西九州ルートについて(3)
12.中国武漢市で発生した新型ウイルスによる肺炎について
13.県庁舎跡地活用について(3)
         

     
           

1.芥川賞及び直木賞の受賞について

○広報課長  ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。
 よろしくお願いいたします。

○知事  今日は、まず私から2点、お話をさせていただきたいと思います。
 1点目は、このたびの芥川賞、直木賞の受賞についてであります。
 ご承知のとおり、このたび古川真人様の芥川賞受賞、そして川越宗一様の直木賞受賞が決定されたところであり、心からお喜びを申し上げる次第であります。
 古川真人様は、お母様が平戸市の的山大島ご出身であり、本県ゆかりの作家で、デビュー以来、的山大島をモチーフにした作品の執筆を続けられ、作品の中で多くの方言を取り入れられるなど、島の歴史、文化を広くお伝えいただいているところであり、深く感謝を申し上げます。本県離島の歴史・文化を題材に執筆活動を続けられ、その功績が認められましたことは、多くの離島を有する本県県民にとって誇りであるばかりではなく、文学を志す子どもたちにも大きな夢と希望を与えていただいたものと大変うれしく思っているところであります。
 また、一方の川越宗一様でありますけれども、海や国境を越えたグローバルな視点で小説を執筆され、これまでも本県が有する歴史的、地理的な素材について深い興味を持っていただいておりました。平成30年9月には、「描いてみんね!長崎」事業で本県の取材をしていただき、平戸市を舞台にした鄭成功についての小説「海神の子」を執筆していただいたところであります。
 現在、梅屋庄吉を主人公にした小説を構想中ということをお聞きしているところであり、1月25日から長崎市、そして壱岐市での取材のため来県いただくということになっているところであります。ぜひ、こちらの方もご取材をいただければと考えているところであります。
 本県にゆかりの深い、こうした作家の芥川賞、直木賞の受賞を、改めて県民の皆様方とともにお祝いを申し上げ、今後とも長崎を舞台にした作品を数多く執筆していただけることを願っているところであります。

 

     
       

2.知事のバチカン市国訪問及び欧州(パリ)におけるPRについて

○知事  もう1点、ご報告をさせていただきたいと思います。私をはじめ、関係者のバチカン市国訪問、そしてフランス・パリ訪問についてであります。
 皆様方には、既に1月9日に資料を提供させていただいているところでありますが、明後日、19日から、瀬川県議会議長や長崎市の市議会議長及び副市長とともに、バチカン市国及びフランス・パリ市を訪問することといたしております。
 バチカンでは、ローマ教皇フランシスコ台下や、法王庁関係者の皆様にお会いをいたしまして、昨年11月のご来県、そして、これまで長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産登録支援に対して、お礼を申し上げたいと考えております。
 また、ユネスコ本部がありますパリでは、潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産登録1周年を記念して、登録に当たってご支援をいただきましたユネスコ大使や関係者にお礼を申し上げますとともに、メディアや旅行会社にも、本遺産をはじめとする本県のさまざまな魅力を発信する場を設けることといたしております。
 今年は、オリンピック・パラリンピックが東京で開催され、日本への注目度も高まってくると考えております。昨年11月のローマ教皇ご来県で話題性があるこの機会を捉えて、潜伏キリシタン関連遺産とゆかりの深いフランスにおいて本県をPRし、今後の欧州からの誘客につなげてまいりたいと考えているところであります。
 以上2点、私の方からご報告をさせていただきました。あとは、どうぞよろしくお願いいたします。

○広報課長  それでは、幹事社の方からお願いいたします。

 

     
               

3.令和2年度 当初予算編成について

○記者(NHK)  NHKからは3点、質問させていただきます。続けて読ませていただきたいと思います。
 まず、1点目、令和2年度予算編成についてです。令和2年度の予算編成における方針についてお示しください。
 2点目が、九州新幹線西九州ルートについて。国がフル規格で整備する場合に、法改正を視野に入れているという一部報道が年始にもありました。暫定開業が令和4年度と近づく中、今年1年の目標など教えてください。
 そして3点目が、県行事としての取組について。今年は被爆75年を迎え、さらに東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。県としての取組について教えてください。
 以上3点、どうぞよろしくお願いいたします。

○知事  ありがとうございます。まず、令和2年度当初予算の編成方針であります。令和2年度は、ご承知のとおり県の総合計画チャレンジ2020の最終年度を迎えてくる年となっております。また、第2期のまち・ひと・しごと創生総合戦略がスタートする年でもあります。大変厳しい財政状況ではありますけれども、本県の最大の課題であります人口減少対策に総力を結集して、具体的な目標達成に全力を注いでまいりたいと考えているところであります。
 令和2年度においては、特に、新規学卒者と県内企業のマッチングの促進、いわゆる県内就職促進対策、そして県内企業の採用力強化に向けたサポート体制の強化を図っていきたいと考えております。
 そしてまた、進学等による県外転出者へのUターン対策の一層の充実・強化、併せて若者の受け皿となる魅力的な働く場の創出や交流人口の拡大などに重点を置きながら、Society5.0、2040年問題、関係人口の創出など、新しい視点も取り入れながら、いろいろな施策の推進に総力を結集して取り組んでいきたいと考えているところであります。
 一方また、近年、激甚化が見られる自然災害対策でありますけれども、河川の浚渫など新たな支援措置も講じられたところでありまして、重点的に取り組んでまいりますとともに、急傾斜地あるいは道路法面等の災害防止対策を講じて、県民の皆様方の安全・安心を確保してまいりたいと考えているところであります。

 

     
         

4.九州新幹線西九州ルートについて(1)

○知事  それから新幹線であります。法改正を視野に入れているという一部報道がございましたけれども、こういった内容について鉄道局長におかれては、インタビューで現時点で議論する段階には全く至っていないというようなお話もあったと承知をしているところであります。この法改正がどういった趣旨で、どんなことを考えておられるのか、しっかりとご説明をいただく中で検討を進めていく必要があるものと、こう考えているところであります。
 そしてまた、そういった中、令和4年はいよいよ開業年度を迎えてくるわけでありますけれども、今年1年間、どういう目標を掲げながら取り組んでいくのかというご質問でありますけれども、最大の課題であります新鳥栖・武雄温泉間の整備のあり方については、現在、国土交通省と佐賀県の間で、協議のあり方について整理が行われているところであると承知をいたしております。実際の協議が始まりますと、いずれ本県あるいはJR九州も含めた協議が必要になってくるものと考えておりますので、本県といたしましても、西九州ルートの早期整備、実現に向けて、全力で協議に参加していく必要が出てくるものと考えているところであります。
 そしてまた、現実的に令和4年度の開業を迎えてまいりますことから、今年は、昨年策定をいたしましたアクションプランを着実に実行に移していく。そのためにまた、関係基礎自治体においても、アクションプランの策定、具体的な取り組み等について働きかけを進めていきたいと思っております。
 いずれにいたしましても、県全体でおもてなしの心を持ってお客様をお迎えできるような体制整備に全力を注いでいきたいと考えているところであり、これからも気運の醸成、誘客促進対策に力を注いでいく必要があるものと考えているところであります。

 

     
         

5.被爆75年及び東京オリンピック・パラリンピックへの県の取り組みについて

○知事  それから、被爆75年を迎えますし、また、東京オリンピック・パラリンピックが開催される年であるということであります。
 昨年は、ローマ教皇フランシスコ台下にも長崎を訪問いただきまして、核兵器廃絶に向けた平和のメッセージを世界に発信していただいたところであります。
 今年は、被爆75年、そして、発効後50年となります「NPT運用検討会議」が開催される節目の年に当たっているところであります。被爆地の責務として、原爆の悲惨さ、非人道性をしっかりと訴えていくことが何よりも大切であると考えているところでありまして、会議参加者などを含めて改めて被爆の実相を理解していただけるよう、現地に職員を派遣するなど、長崎市あるいは関係団体と連携しながら、平和のメッセージを力強く発信していく必要があるものと考えているところであります。
 それから、被爆75周年の関連イベントとして、現在、関係機関でさまざまな検討が進められているところでありますけれども、「原爆の日」、あるいは長崎市が主催される「平和マラソン」開催日を中心に、イベントの実施、県内各地での被爆写真展の開催などについても検討が進んでいるところでありますので、そういった機会を活かして、さらに平和を発信していく。
そしてまた、東京オリンピックの閉会式が、まさに8月9日でありますことから、長崎市とともに組織委員会等に対して閉会式での黙祷等の開催を要望しているところであります。
 あわせて、オリンピック、パラリンピックで来日される各国の要人の方々に、ぜひ被爆地を訪問していただき、被爆の実相に直接触れていただく機会を設けていただけるよう、呼びかけていきたいと考えているところであります。  そういうことに今年1年、関係機関と協力をしながら取り組んでいきたいと思っているところであります。

 

     
         

6.取り巻く環境を県勢の浮揚に活かすことについて

○記者(日本経済新聞社)  2点お伺いしたいと思います。
 まず、1点目からよろしくお願いします。1点目は、長崎県で地域を代表する三菱重工が主力工場の売却方針を示す一方で、ソニーがイメージセンサーの工場を新たに諫早市に開設するほか、かなり県内にIT企業の研究開発拠点の立地が進んだり、長崎駅周辺の再開発、外資系有力ホテルの開業など、取り巻く環境が大きく変わろうとしていますし、まさに、基幹産業の構造転換が起きようと、かなり動いていると思います。
 こうした動きを県勢浮揚に最大限に活かすためにはどんなことが必要だというふうにお考えでしょうか。まずよろしくお願いします。

○知事  これまでもたびたび申し上げてきたところでありますが、今、県内各地では大小さまざまなプロジェクトが進められているところでありまして、まちの佇まいが大きく変わろうとしている時期を迎えているところであります。そしてまた、産業構造もまた大変厳しい状況の中ではありますけれども、新たな兆しも見え始めている時期を迎えていると認識をしているところであります。
 今、触れていただきましたように、半導体分野では、ソニーにおいて大規模な投資が計画され、また、1,000人規模の雇用創出も期待されているところであります。また、情報関連産業の研究開発拠点が大手企業の幾つかの拠点が県内に設けられるというような動きも見られるところでありまして、こういった機会をしっかりと県内産業の活性化、あるいはまちづくりに結びつけていく必要があるものと考えているところであります。
 特に、産業分野における構造転換については、これまで以上に産学官の連携を強めていく必要があるものと考えているところであり、情報関連産業の研究開発拠点が設けられる、ちょうど時期を一つにして、県立大学では情報セキュリティ学科での卒業者が世に出ていく時期を迎えておりますし、また、長崎大学でも情報データ科学部が新たに設けられ、まさに、産学共同して研究開発を進められるようなプラットホームの整備も併せて力を注いでいく必要があるものと思っております。
 県立大学では、セキュリティ学科は一応40名でスタートいたしましたけれども、できるだけ早期に、人員増を目指して取り組んでいきたいと考えているところであります。
 一方また、民間におきましても、次の基幹産業として育成を目指しております航空機関連産業、あるいは海洋エネルギー関連産業、そして、今ご指摘をいただきましたようなAI・IoT・ロボット関連産業、これをしっかりと基幹産業として県内経済の一翼を担う産業として育てていきたいと、こう考えているところであり、それぞれの分野で県内産業、あるいは誘致企業の皆様方にご参加いただく中で、産業クラスター協議会を立ち上げていただいております。
 それぞれの企業間連携、あるいは産学官連携を強化する中で、新たな生産性の向上、あるいは付加価値の創造、新たなサービス、ビジネスチャンスを拡大していくための連携した取組が進められようとしているところでありますので、県内産業界を挙げて、もっともっと新たに立地していただく企業の皆様方と連携を深めながら、長崎からイノベーションの芽を大きく育てていくようなことができるように、行政もしっかりサポートしてまいりたいと考えているところであります。
 それから、まちづくりの面でありますけれども、新幹線の開業を目前にして、県内各地で新たなまちづくりが精力的に進められているところであり、また、民間によるまちづくり構想、「スタジアムシティプロジェクト」なども計画が進められております。
 そしてまた、公共事業等を活用したクルーズ拠点港としての機能整備、あるいは接岸バースの2バース化、それに伴う民間企業の新たな事業展開なども期待されるところであります。
 まち全体が大きく変わろうとしている時局を迎えつつありますので、そういったチャンスをしっかりと地域経済の活性化、交流人口の拡大に結びつけていくことかできるように、私ども行政の立場からも各地域の皆様方と連携をしながら、地域の活性化を全力で目指していかなければいけないと思っております。
 離島地域を含めて、これまでと違うような流れも期待されるところであります。ご承知のとおり、五島市では社会減に歯止めがかかったというようなお話もお伺いしているところでありますので、こういった効果が継続的に発現されるように、地域の皆様方と一体となって積極的な施策の推進に努力していきたいと考えているところであります。

 

     
          

7.誘致IT企業と地場IT企業との交流会(ながさき企業交流会)について

○記者(日本経済新聞社)  それにちょっと関連することなんですけれども、1月20日に県や商工会議所が共催する形で、県内に立地してきたIT企業と地元の企業との交流会が初めて開催されるということですけど、どんな成果を期待したいですかということと、また、先ほどもおっしゃっていましたけれども、県の方でも、IT分野だけじゃなくて、海洋、航空機の分野なんかでもいろんな同様の取組、クラスターを形成していますけれども、こういった形で県外企業とか、こういった同様の取り組みというのは、今後はされていくお考えはあるんでしょうか。よろしくお願いします。

○知事  1月20日にITの研究開発拠点を設けていただいた誘致企業と地場IT企業との交流会などが開催されるところであります。先ほども申し上げましたけれども、さまざまな企業の皆様方がこれから連携を深められる中で、さらに技術力を高めていただき、新たな価値を一緒に創造していただけるような場が少しでも増えていくように願っているところであります。
 したがいまして、具体的な形で各誘致企業と地場企業とのマッチングが有効に成立し、そのことが協業体制のさらなる拡大、事業の推進、雇用の増加、県内学生の県内就職促進につながる好循環に結びついていくことを強く期待しているところであります。
 また、そのほかの分野の産業のサプライチェーンの構築でありますけれども、海洋エネルギー関連においては、再エネ海域利用法に基づき、一般海域における洋上風力発電の商用事業、これは促進区域の指定を受けた海域で実施されるものであり、本県が第1号の指定をいただいたところであります。
 これまでも洋上風力発電事業への参入を促進するため、調査、計測、設計、製造、据え付け施工、メンテナンスなど、各事業分野の中核企業育成、あるいは共同受注体制の構築に力を注いできたところであります。
 一方また、日本財団の支援をいただきながら、県、あるいは「クラスター推進協議会」、そして長崎大学、長崎総合科学大学などが連携をしながら、この海洋エネルギー関連産業分野の専門人材の育成に力を注ぐこととしているところであります。
 この促進区域における発電事業者は、今後、国によって公募で選定されるということになってまいりますけれども、この公募指針では、地域との調整、地域経済等への波及効果も選定の基準とされているところでありまして、選定された発電事業者が地元企業への説明会を開催するなど、連携もさらに深めていただけるものと考えているところであります。
 一方、航空機関連産業でありますけれども、この分野におきましても、「航空機産業クラスター協議会」を設立いたしまして、大手重工メーカーのバイヤーを県内に招いて県内企業とのビジネスマッチングを具体的に行っておりますほか、来月には県内企業とともに、愛知県の大手重工メーカーなどを視察する予定といたしております。
 こうした航空機需要の取り組みに向けて活発に活動を展開していただいているところであります。
 また、同協議会においては、人材の育成確保の取り組みにも力を注いでいただいているところでありまして、九州内で航空工学科があります久留米工業大学、鹿児島県の第一工業大学において、県内企業による学生向けの説明会を実施したりしているところであります。
 今後とも、業界の動向やそれぞれのニーズを踏まえながら、航空機関連産業を新たな基幹産業として育てていけるように、全力を注いでまいりたいと考えているところであります。

○広報課長  それでは、各社の方からお願いいたします。

      

     
          

8.九州新幹線西九州ルートについて(2)

○記者(長崎新聞社)  昨日、九州新幹線長崎ルートの整備方式をめぐって、国土交通省が佐賀県に、フル規格を前提とせず、スーパー特急も含めた5択の協議を提案されました。それについて、長崎県としてはどう受け止められておりますか。

○知事  国におかれても、協議の場をいかに設けるか、そのためには、佐賀県の理解が必要不可欠であるというお考え方のもと、5つの選択肢について、しっかり論点整理をしていこうとされているものと受け止めているところであります。
 それぞれの選択に当たって、これから意見交換、協議が進められるものと思っておりますけれども、おのずと、これまでの経緯等、改めて課題整理を進める中で、一つの方向性が得られるようご努力いただけるものと、こう考えているところでありますので、私ども長崎県としても、当事者の一員として、早期整備実現に向けて全力を注いでいきたいと考えているところであります。

○記者(長崎新聞社)  フル規格を前提とせずということで、5つの選択肢を並列という説明でありました。それと、検討委員会が出した結論ではない結果といいますか、そういうものになる可能性もゼロではないと思いますけれども、こういった前提とせずに並列で議論することについて、長崎県としてはどういうふうに考えられますか。

○知事  これまで私どももさまざまな分析結果等をお示しいただき、説明をお聞きし、その中で、一つひとつ選択をして、今日に至っているところであります。
 したがいまして、佐賀県におかれましても、よりこれまでの経緯、課題整理等を含めてしっかりと説明、情報提供をしていただく中で、しっかりと議論が深まっていくものと期待をいたしているところであります。
 ただ、そうした中で、私どもとしては、やはり長崎県の現状等を考える際に、これまでも申し上げてきたように、フル規格による整備が必要不可欠であるという考え方に至っているわけでありまして、そうした意見については、協議の場等を通して、しっかりと申し上げて、理解が得られるよう努力していかなければいけないと思っております。

○記者(長崎新聞社)  スケジュールについては期限を設けないということですけれども、いたずらに時間をかけないということですかね。長崎県として、スケジュール感についてはどういうふうに考えられているものか。

○知事  国におかれても、無駄に時間を使っていいというものではないというようなご認識をお持ちになっておられるものと理解をいたしております。現状では、対面乗換方式で令和4年に開業を迎えるわけでありますけれども、この六者合意に当たっては、暫定開業という前提で関係者が合意をした経過もあるわけでありますので、これが長期化する、あるいは固定化するというようなことがあってはならないという考え方にはいささかも変わりがないところでありますので、一刻も早く次の整備方針をお示しいただいて、整備に着手していただくことができるように、全力を注いでいく必要があると考えております。

 

     
          

9.県庁舎跡地活用について(1)

○記者(長崎新聞社)  もう一点、県庁舎の跡地のことでお尋ねしたいと思います。県庁舎跡地の埋蔵文化財の調査で、専門家のほうから、江戸期の遺構などが出てきているというような意見をいただいておりますけれども、長崎市が、解体した公会堂の代替施設として文化芸術ホールを県庁舎跡地のほうに建設する方向で、長崎県と、一昨年、2018年11月に合意して、計画が進んでおりましたけれども、埋蔵文化財の発掘調査の状況から、そこに建設するのは難しいのではないかというような可能性も出てきておりますけれども、長崎市がその計画を断念して、当初計画していた市庁舎の跡地に建設するというふうな判断に至った場合、長崎県としてはどういうふうに対応されるのでしょうか。

○知事  それはですね、経過については、先ほどお触れいただいたように、県庁跡地でホールを整備する。市におかれては、公会堂にかわる施設を県庁跡地で整備させてくれないかというご要請をいただいて、協議を重ねる中で、質の高いホールの整備を進めようということで検討を進めてきた経緯があるわけでありまして、ただ、確かに時間軸については、長崎市としてのご事情もおありになることと思いますけれども、まだ具体的な形でお話をお伺いしている状況ではありません。
 先般、専門家の皆様方のご意見等もちょうだいしたところでありますけれども、今後、どういう形でそのご意見等を踏まえて対応していくのか、これはしっかりと課題整理を行って、今後の進め方も改めて検討していく必要があるものと考えておりますので、まだ、現段階で長崎市から申し入れをいただいた状況でもありませんし、具体的な形で相談もいただいておりません。したがって、そうした今後の検討の過程の中で、そういった点も含めて協議をしていく必要があるのではないだろうかと思っております。

○広報課長  ほかにございませんでしょうか。

 

     
          

10.県庁舎跡地活用について(2)

○記者(読売新聞社)  県庁舎跡地に絡んで、発掘調査についても結構しっかりやっていったほうがいいんじゃないかというご意見もあったかと思うんですけれども、今年の秋ごろまで、県として調査していくと思うんですけれども、今後の調査に、何かスケジュールとかに影響があるのかどうかということと、あと、仮に市のほうが、県庁舎跡地ではなく、今の長崎市庁舎の跡地に建てようというような話になった場合に、以前、県としてもホールの必要性があるというふうに話があったものですが、それに対して、県としてまたホールを建てるのかとか、そのあたりについてお考えがあれば、教えてもらえればと思います

○知事  発掘調査が、今後どういう形で進んでいくかということでありますけれども、ご承知のとおり、旧県庁敷地の西側等については、長崎奉行所のあった時代には、一段低くなって長屋などが設けられていた敷地があって、それが埋め立てられて県庁敷地として使われてきた経過がありますけれども、もう少し深く発掘調査を行う必要があるんではなかろうかというようなご意見等もいただいているわけでありまして、それをさらに進めるということになると、今残してあります基礎部分をはぎ取って、さらに深く掘り込んで調査を進めるという必要が出てくるものと思っております。
 そして、南側の古い石垣、石垣があるであろうということは事前に把握をして、それぞれのポイントを絞って、今、調査をして、古い石垣も出てきたということでありますので、保存等、壊すことがないようにというようなご意見もいただいているわけでありまして、そういった埋蔵物をこれからどういう形で時間をかけながら調査をしていくのか、これはやっぱりしっかりご意見等も踏まえて検討をしていく必要があるものと考えているところであります。
 スケジュール的には、来年度まで食い込む期間が必要になってきますけれども、そういう時間に当てる必要も、一応念頭には置いてきた経過もありますので、スケジュール感は、その方針に沿って進めて取り組んでいく必要があるのだろうと思っているところであります。
 ホールを長崎市が県庁跡地につくられないとした場合、どうするのかということでありますが、まだそういうお話をお伺いしてない状況でありますので、この場でお答えするのが適正であるのかどうかわかりませんけれども、これまでは、私どもは懇話会の意見として、一つは、市民にとって気軽に使いやすいようなホールを整備してはどうか、あるいは、質の高いホールを整備してはどうかと、同じホールでも2つのご意見をいただいて、具体化に向けて検討が進められてきた経緯があります。
 そういう中で、ご承知のとおり、質の高いホールを、県を代表するようなホールを、市の公会堂にかわり得るような規模のものとして整備をしようということで構想が練られてきたところでありますが、仮に、必要ないということになったときに、これはもう一度、しっかりと考え直す必要があるんだろうと思いますね。
 県庁跡地というのは県有地でありまして、例えば市民の皆様方に気軽に利用していただけるようなホール、これは基本的には市のほうで対応していただくべき施設、会議室、ホールではなかろうかと、こう思っているところでありますので、県としては、やはり県全体の活性化に結びつくような目的で、どういったものを機能整備を図っていくのか、そういった軸足というのが必要になってくるんじゃなかろうかなと思っているところであります。
 まだまだ、今、予断を持って申し上げることは控えたいと、こう考えているところであります。

○広報課長  ほかにございませんか。

 

     
          

11.九州新幹線西九州ルートについて(3)

○記者(共同通信社)  九州新幹線に関する、昨日の国交省から佐賀県への提案についてお尋ねがありまして、論点を整理するとした整備方式の中には、長崎県が一度同意をして、技術的な理由などで断念されたフリーゲージトレインが入っていると思うんですけれども、一度断念したフリーゲージトレインについて論点を整理しようというふうに国交省が提案したことへの受け止めと、仮に、もう一度、フリーゲージトレインの導入を本格的に検討するなどといった動きになった場合に、長崎県としてはどういうような考え方で臨むのかというのを、現時点で何かお考えがあれば、お聞かせいただければと思います。

○知事  これまで経過がある話でありまして、もちろんフリーゲージトレインを運行することによって、新大阪まで直通運行を実現する、そういう前提で認可・着工が行われて整備が進められてきた経緯があるわけでありますが、結果としてさまざまな技術的な課題、コスト的な問題を解決するに至らなかったということで、国において、この選択肢として断念せざるを得ないという方針が示されたところであります。その都度、それぞれ地元、県にもご説明をいただく機会が設けられ、地元しては、その説明を受けて、今後の整備のあり方、どう進めるべきであるのかという議論を重ねて、長崎県では、ご承知のとおり、それが断念せざるを得ないという状況であれば、フル規格による整備を目指してほしいと、こう考えてきたところであります。
 その段階で、例えば何としても時間をかけてもいいので、フリーゲージトレインだったら、継続して研究開発を進めてくださいよというような要請を行うようなことも可能であったと思いますけれども、結果的に、地元から、もちろん長崎県からはそういう意見は提出いたしませんでしたし、佐賀県、JR九州からもそういった意見が出されたというのは認識しておりません。
 したがって、一旦、新幹線でこのフリーゲージトレインを活用するという点については、国は正式に断念されて、別の用途でこれを活用すべく研究が進められているものと理解をしているところでありますので、したがって、これからフリーゲージトレインを選択肢の一つにするということは、もう一度、研究開発から取り組んでいくのかどうか、そういった議論になっていくのではなかろうかと考えているところであります。

○記者(共同通信社)  では、現時点で、フリーゲージトレインとフル規格だったらどうですかというような具体的なお話については、考えられる状況にはないということですかね。つまり、協議するということは、選択肢としてまだ残っているという前提で論点を整理するということなのかなと受け止めているんですけれども、フリーゲージトレインか、フル規格か、どうですかというような状況は、今のところ想定していないということになるんでしょうか。

○知事  私どもは、そこまで戻って議論を再度行われるのか、あるいは国等においても再度、これまでの方針を変えて、技術開発から取り組もうとされていらっしゃるのかどうか。私どもは、これまでも経緯の説明をいただいて、選択肢から除外せざるを得ないと判断して、それではということでフル規格を選択してきた経緯があるわけでありますので、長崎県の立場としての意見は意見としてしっかり申し上げていかなければいけないと思っております。

○広報課長  最後の質問でお願いいたします。

 

     
          

12.中国武漢市で発生した新型ウイルスによる肺炎について

○記者(NIB)  全国的な話でもあるんですが、新型のコロナウィルスの患者が国内でも確認されたということで、この後に春節等も迎えますけれども、長崎県としての対応、対策というのは、何かお考えがおありでしょうか。

○知事  これはやっぱり空港その他で、特に、中国武漢市をご訪問になられたご経験のあられる方、これはCIQの段階でチェックがなされているものと、こう考えておりますけれども、ご訪問になって発熱等の症状が見られる方々、早期に医療機関にご相談いただくようにという呼びかけを行いますとともに、しっかりした医療機関のネットワークを構築しながら、迅速な対応ができるように体制を整えているところであります。

 

     
          

13.県庁舎跡地活用について(3)

○記者(NBC)  旧県庁跡地というんでしょうか、その発掘の件なんですけれども、今、試掘の調査では、江戸時代の部分まで出てきているかと思うんですけれども、関心が高いところでは、もうちょっと前の岬の教会というふうな部分、これが出てくると保存のあり方とかというのは変わってくるとか、そういったお考えというのはいかがでしょうか。

○知事  例えば、西側区域等においては、先ほど申し上げたように専門家の皆様方も、もう少し下層まで掘り下げて調査することによって確認をする必要があるのではないかというようなご意見をいただいているところでありますので、そういったご意見等について、これからどう対応していくのか、しっかりと検討を進めていく必要があるものと思っております。
 そのほかの、いわゆる石垣周辺がどうなっているのかということについては、町屋の遺構が出てきていると。町屋については、壊すことなく保存をすべきではないかというようなご提言をいただいているところでありまして。
 今、試掘を行っている区域の、そのほかの面的な部分については、ほとんどもう地山が確認されているような地域でありますので、地山が確認された部分については、もうこれ以上掘り下げても意味がないと理解をいたしております。

○記者(NBC)  その保存のあり方としては、何かこう、今考えている、長崎市の報道の件もありますけれども、その辺の建物の規模感とか、そういったものを縮小していくとか、なるべく現状を残すとか、そういったところというのはどうなんでしょうかね。

○知事  保存のあり方はですね、いろんな保存のあり方があると思うんです。記録保存という形で残す方法、埋め戻して残す方法、あるいは顕在化させて、活用しながら保存に努めていく方法、さまざまな選択肢があるのではなかろうかと思っておりますので、これからの跡地の利活用の方針等々によっても変わってくるものと、こう考えておりますので、その辺についてもこれから検討を進めていく必要があるのではなかろうかと思います。

○広報課長  それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。

○知事  どうもありがとうございました。

      ★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。      
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