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知事のページ - 長崎県知事 中村法道

令和元年5月17日 定例記者会見

      

 ●会見内容●

                              
                   

1.平成30年度移住実績について(1)
2.長崎発地域ドラマ「かんざらしに恋して」鑑賞会について
3.九州新幹線西九州ルートについて(1)
4.平成30年度移住実績について(2)
5.特定複合観光施設(IR)の導入について(1)
6.佐世保基地の日本人警備員による基地外での銃携行について
7.特定複合観光施設(IR)の導入について(2)
8.プラタナス広場の活用計画について
9.九州新幹線西九州ルートについて(2)
10.県庁舎跡地活用について
11.九州新幹線西九州ルートについて(3)
12.石木ダム建設事業について
         

     
           

1.平成30年度移住実績について(1)

○広報課長  それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めます。よろしくお願いします。

○知事  どうぞよろしくお願いします。
  今日は、まず、冒頭、私の方から2点お話をさせていただきたいと思います。
 まず、第1点目は、30年度の移住者の実績についてご報告をさせていただきます。
 UIターンにつきましては、「ながさき移住サポートセンター」を平成28年4月に開設いたしまして、無料職業紹介による就職支援をはじめ、都市部での相談会の開催、あるいは、ホームページやSNSなどを活用した情報発信など、市町や関係団体と一体となって積極的に取り組んできたところであります。
 そうした結果、平成30年度の移住実績につきましては、この移住サポートセンターや市町の相談窓口を介した移住者数の実績が1,121人となりまして、目標の530人を大きく上回ることとなりました。また、平成29年度の782名を大きく上回る結果となったところであります。
 今年度は、さらに相談体制の強化として、県の大阪事務所にテレビ会議システムを活用した移住相談窓口の開設、あるいは、新たに住宅支援員を配置いたしまして、住宅賃貸物件の情報提供、あるいはマッチングなどに力を注ぐことといたしております。
 そして、また、新たに地域産業雇用創出チャレンジ支援事業という形で東京23区からの移住者に対しては1世帯当たり100万円を上限に支援措置を講じることといたしておりますし、また、その場合、起業・創業を行う者への支援といたしまして最大200万円、対象事業費の2分の1を給付するというような制度も新たに設けたところであります。
 加えて、半島・過疎地域の小規模事業者に対する事業拡充の支援策として最大400万円、これは対象事業費の3分の2を限度といたしますけれども、これを支援として給付する制度、あるいは、地域の住民生活の支障を解消または緩和する事業承継支援ということで最大100万円の給付を行うという事業にも取り組むことといたしているところであります。
 ご報告させていただきましたように、移住者数は大幅に増える結果となりましたけれども、年々地域間競争が激しくなっているところでありますので、引き続き、各市町、地域の皆様方と力を合わせて移住対策の推進に力を注いでまいりたいと考えているところであります。

 

     
       

2.長崎発地域ドラマ「かんざらしに恋して」鑑賞会について

○知事  次に、2点目でございますが、長崎発の地域ドラマ、NHK放送局から放送されましたけれども、「かんざらしに恋して」というドラマの鑑賞会を県庁で開催したいと考えております。来る6月2日、日曜日でありますけれども、県庁1階エントランスホールにおきまして、島原市を舞台にオールロケで制作された長崎発の地域ドラマであります「かんざらしに恋して」のパブリックビューイングを行うことといたしました。
 このドラマは、NHK長崎放送局の制作でありまして、本県出身の俳優が出演されており、島原の街並み、島原湧水を使ったかんざらしなど、島原の魅力が十分に伝わる作品となっているところであります。
 今回、このドラマの再放送が決定されたとお聞きいたしておりまして、県といたしましても、大画面で多くの県民の皆様方に鑑賞していただく機会を提供できればと思いまして、NHK長崎放送局と協力して実施の計画をさせていただきました。
 当日は、ドラマに出演されております本県出身の宮香蓮さんのプチトークショーなども予定されておりますので、ぜひご来場いただき、皆様一緒に楽しんでいただきますようお願いを申し上げる次第であります。
 以上、2点、冒頭、私からのご報告とさせていただきます。
 あとはどうぞよろしくお願いいたします。

○広報課長  それでは、幹事社の方からお願いいたします。

 

     
               

3.九州新幹線西九州ルートについて(1)

○記者(毎日新聞社)  まず、4月26日に、佐賀県の山口知事が新幹線の整備のことについて与党のPTの方で、佐賀はこれまでも、佐賀県としては新幹線整備を求めたことはなく、今も求めていないというふうな発言をされました。
 全線フル規格を求めている長崎県の知事のお立場として、今後、その発言の受け止めと、今後、どのような形で佐賀と情報共有、あるいはフル規格を進めるための取り組みを進めていくか、この辺のお考えについてお聞かせください。

○知事  先般の与党PTヒアリングの際にそういった趣旨のご発言があったということをお聞きいたしましたけれども、これまでも申し上げましたように、これまで、長崎県、佐賀県力を合わせて、いわゆる新幹線の一つの形態でありますフリーゲージトレインの導入を前提とした施設整備等にともに取り組んできた経過があるわけでありまして、さきの皆様方のお尋ねに対しては、「真意をはかりかねているところである」と、こう申し上げてきたところでありますが、やはりその後のご発言内容等をよくお聞きしてみますと、いわゆる新鳥栖・武雄温泉間については在来線を活用するという前提での新幹線の整備実現を目指してきたということをおっしゃっておられる趣旨ではなかろうかと、こう理解をしたところであります。
 当然ながら、フリーゲージトレインの場合にも、新鳥栖駅周辺ではアプローチ線の整備なども当然新幹線スキームで事業内容に入っていたわけでありますけれども、今、検討の対象になっておりますフル規格での整備、あるいはミニ新幹線での整備、いずれにしても施設整備が必要であり、相当の財源が必要となってまいりますことから、なかなか検討をするに際しては時間がかかる課題であるといった趣旨のご発言ではなかろうかと推測をいたしているところであります。
 ただ、長崎県の立場といたしましては、これまでも繰り返し申し上げてまいりましたように、やはり山陽新幹線に直接乗り入れることができるような形で、全国の新幹線ネットワークとしっかりと結びつくような新幹線の実現、具体的には投資効果、時間短縮効果、そして収支改善効果が最も大きいフル規格での実現を求めているところでありますので、引き続き、国におかれては早期にご検討をいただいて、整備の方針をお示しいただけるよう働きかけを進めていかなければならないと考えているところであります。
 また、近いうちに時間をいただいて、佐賀県の山口知事さんともお話をしてみたいと思っているところであります。

 

     
         

4.平成30年度移住実績について(2)

○記者(時事通信社)  先ほど、冒頭、移住者の実績についてお話がありましたけれど、ここで1点確認したいんですけれども、知事は、今回、年々移住者が増えている状況を見ていて、どういった取り組みが一番効果があったとお感じになっているのか、また、アンケートとか、そういったものから何か浮かび上がってくる効果的な施策とか、その辺をどのようにご覧になっていますでしょうか。

○知事  ご承知のとおり、移住して本県においでになられる皆様方、40歳代以下の方々がおよそ80%を超える割合になっているところでありまして、そういった意味では、生活の拠点を替えるということに合わせて、仕事の場をいかに提供できるかということが重要な視点になってくるものと考えておりましたけれども、先ほどお話をさせていただきましたように、移住サポートセンターでは無料職業紹介機能も具備しているところでありまして、お仕事、住まい、そのほかの条件をしっかりとお聞きしながら調整を進めて、受け入れ態勢を整備してきているところでありまして、そういった点について一定のご評価をいただけたのではなかろうかと、こう考えております。
 ただ、移住者の内容を見ますと、そのうちUターン者の方々がほぼ半分を超えるような状況になっておりますので、ということは、これまで最大の課題でありました若い方々を中心に多くの方々が県外に出てしまわれると。一定期間、都市部で生活をされた後、Uターンしたいとお考えになっておられる方々も少なくないということのあらわれではなかろうかと、こう受け止めているところであります。
 したがいまして、先ほど、新たな施策などについてもご紹介をさせていただきましたけれども、一旦、県外に転出された皆様方も安心してお帰りいただき、活躍していただくことができるように、関係各機関と引き続き力を合わせて、もっともっと安心して移住をしていただくことができるように努力していかなければいけないと思っております。

 

     
         

5.特定複合観光施設(IR)の導入について(1)

○記者(時事通信社)  お話は変わるんですけれども、IRについてですが、先月、大阪市の松井市長が、記者会見の中で誘致を確実にするために国と直接交渉をしていく考えを示されました。長崎県の中村知事としては、国に直接アピールをしたいとか、交渉をしたいというようなお考えとかはありますでしょうか。

○知事  長崎のIRにつきましては、やはりしっかりとした区域整備計画を策定し、それを国に理解をしていただき、全国3カ所の1つとして選定していただくことができるように、これからいろいろな機会を捉えながら要請活動等も行っていく必要があるものと、こう考えているところであります。
 ただ、松井市長さんは、国と直接交渉を進めていくお考えをお示しになられたとお聞きしているところでありまして、大阪はご承知のとおり2025年に博覧会が開催されます。その前に、このIRを開業したいというスケジュール感を持っておられる。いずれも国家プロジェクト、国家的なプロジェクトになるものと思っておりますけれども、そういったスケジュール調整を含めて、これはもう密接に、今後の国の一連の検討作業と重なってくる分があろうかと思っておりますので、そういった意味で協議を進めるというお考えをお示しになられたのではなかろうかと思っております。
 長崎県といたしましては、このIRの実現に際して、他のプロジェクトと密接に関連するといった面で国の調整を求めなければいけない部分というのは比較的少ないものと思っておりまして、しっかり国の認定基準等を満たす形で、その優位性をしっかり計画の中に盛り込んで理解をいただき、実現を目指していかなければいけないと思っております。

○記者(時事通信社)  今、少しスケジュールの話もありましたけれども、県としての開業目標とか、スケジュール感についてお考えを改めてお聞かせいただきたいのと、あと、そういったほかの自治体の、大阪の方は先行して事業者のコンセプト募集とかも始めたいとか、その動きも見せていますけれども、そういう他都市の動きについてのご評価とかご感想も伺えますでしょうか。

○知事  まず、スケジュール感でありますけれども、一定の手続を経て、区域認定申請を行う必要がありまして、まずは、区域認定の基準となる国の基本方針、これが夏ぐらいに示されるということでありますので、その内容をしっかり踏まえながら、実施方針を策定し、そして、具体的な事業者の公募選定作業、その後、事業者を決定した上で区域整備計画を練り上げていく必要があります。
 そうした一連の作業を進めた上で、区域整備計画の認定をいただいた後で、具体的な施設整備等に着手するという形になりますけれども、国の方では、2020年代半ばぐらいに開業するようなスケジュール感をお持ちで、一連の事務作業を進めておられると聞き及んでおります。
 したがいまして、私どもも何としても、第1弾目の区域認定は全国で3カ所と、こうされておりますので、まずはその3カ所の1つとして認定をいただくことができるように全力を注いでいかなければいけないと考えているところであります。
 大阪市の方ではコンセプト募集ということで一連の作業に着手されたというようにお聞きしているところでありますけれども、私どもも、先ほど申し上げたスケジュール感をもって具体化を進めていかなければいけないと、こう考えているところであります。まだまだ今の段階では国の基本方針も明らかにされていないということでありますので、国の基本方針を踏まえた上で、実施方針等の策定、公募・選定作業に取り組んでいきたいと思っております。

○記者(時事通信社)  最後に、九州全体でIR誘致を目指していく体制整備と機運醸成の取り組みなど、今年度新たに取り組みたいと考えていらっしゃる施策とかがあれば、教えていただきたいと思います。

○知事  これまでも、長崎のIRが長崎だけの計画ということではなくて、九州全体のIRとして位置づけをしていただいて、応援もいただきたいという思いでもって九州地方知事会、あるいは九州地域戦略会議の各関係皆様方にもご相談、お願いをしてきた経過があります。
 今年の九州知事会、またさらに戦略会議は、実は本県で開催される計画になっているところであり、改めてご相談の上で、この戦略会議のプロジェクトチームとして長崎のIRを九州のIRとして位置付けていただいて、計画の具体化、そして推進体制の強化を図っていきたいと考えているところであります。そのため、引き続き関係者のご協力が得られるよう努力してまいりたいと思っているところであります。

○記者(時事通信社)  ありがとうございます。以上で終わります。

○広報課長  それでは、各社の方からお願いいたします。

 

     
         

6.佐世保基地の日本人警備員による基地外での銃携行について

○記者(NHK)  昨日、新聞報道などで、佐世保基地の日本人警備員が、指示を受けて、実弾入りの拳銃を持ち、公道を歩いていたということが明らかになりました。この事案に対しての知事の受け止めをお願いします。

○知事  警備員の方のお話でしょうか。
 私も新聞報道で知ったところでありますけれども、まずはしっかり、事実関係を確認する必要があるものと考えているところであります。詳しく、地位協定等の内容について確認をまだいたしておりませんけれども、そういった関係規定に違反することがないように、しっかりした対応を求めていかなければいけないと、こう考えているところであります。

○広報課長  ほかにございませんでしょうか。

 

     
                

7.特定複合観光施設(IR)の導入について(2)

○記者(読売新聞社)  先ほどお話があったIRの関係でお尋ねしたいんですが、IRは海外からの誘客を主目的とした施設だと思うんですけれども、長崎空港の国際線は、ソウル便が運休したことで今、2路線しかなくなってきて、九州の中でも非常に利用客が少ないんですけれども、そこがIR誘致のネックになってしまうんじゃないかというふうな懸念もありますが、そこについての知事のお考えと、そうした現状を改善するために今後取り組んでいきたいことがあれば、お話しいただけますでしょうか。

○知事  やはりIRの誘致実現を図る上で、アクセスを改善するということは重要な視点であると、こう考えているところでありまして、特にインバウンド客を想定した場合に、航空路線を使って来県される方々が増えていくものと思っております。
 長崎空港の国際路線、ご指摘のとおりでありまして、先般、長崎・香港線が開設をされたところでありますが、あわせて台湾等とを結ぶ路線についても連続チャーターの計画が決定をしたところであります。今後、定期化に向けてさらに働きかけを進めていかなければいけないと思っているところでありますが、そのほかの国々との国際定期航空路線の開設、これは継続して力を注いでいく必要があるものと思っております。
 長崎空港はご承知のとおり海上空港でありまして、24時間化の可能性を秘めた空港でありますので、具体的に関係機関の協力もいただきながら検討を進めているところでありますが、何としても、路線の開設が先であるのか、あるいはCIQ体制の整備が先であるのか、卵と鶏のような関係もありまして、なかなか、実現ができていないという状況でありますけれども、IRの実現を図る際には極めて重要なインフラの一つになってまいりますので、引き続き国際路線の誘致、充実に全力を注いでいかなければいけないと思っております。また、24時間化、CIQ体制の強化などについても継続して取り組んでいきたいと思っているところであります。
 それから、こういった空港機能の拡充にあわせて陸上交通の整備充実、これもまた欠かせない視点になってくるものと考えておりますので、高速交通体系の整備促進に引き続き全力を注いでまいりたいと思っているところであります。

      

     
          

8.プラタナス広場の活用計画について

○記者(読売新聞社)  もう一点なんですけれども、ちょっと話は変わるんですが、県庁からドラゴンプロムナードまで、非常に歩道の広いプラタナス広場というんですかね、そこが、これから新幹線の新駅開業であったり、松が枝の2バース化なんかが進んだりすると、非常に人通りの多いエリアに一層なっていくのかなと思うんですが、あそこの活用計画みたいなものが以前あったと思うんですが、現在、あれば教えていただけますでしょうか。

○知事  このプラタナス広場につきましては、長崎港の施設の一つでありまして、周辺地域を散策される方々が、ベンチや木陰でくつろいでいただけるような場所として利用されているわけでありますけれども、ご承知のとおり長崎港の関連施設については、民間の方々の知恵と能力を活用させていただくという趣旨で、指定管理施設としたところでありまして、本年度から、この場所もその中に含まれているところであります。
 これまでいただいております指定管理者のご提案の中にも、ストリートバルでありますとか、ケータリングカー、あるいはワゴン等を活用した飲食物の販売なども検討をしていただいているということであります。
 長崎駅から旧県庁、あるいは松が枝に向けた動線の中にあるわけでありまして、ここを有効に活用して賑わいを創出していくというのは、極めて重要な視点であると、こう思っておりますので、有効に活用していただけるよう、いろいろなご提案をいただいた際には、指定管理者とも協議を進めていきたいと思っております。

 

     
          

9.九州新幹線西九州ルートについて(2)

○記者(長崎新聞社)  先ほど新幹線の件で、「近いうちに、佐賀県知事に時間をいただいてお話をさせていただきたい」というふうに言われましたが、与党検討委員会は6月ごろをめどに方向性を決めたいというふうな形で、時間もあまりないと思うんですけれども、近いうちにというのが、どういったスケジュール感でいくのかということと、あと、佐賀県知事に理解をいただくとか、説得をするために、長崎県としてどういったことを働きかけていきたいんでしょうか。

○知事  まずは、これまで一緒に力を合わせて取り組んできたところでありまして、先般1月に、直接お会いして相談をさせていただいた際も、これまでフリーゲージトレインを前提にしてきた、この西九州ルートでありますけれども、これが非常に困難な状況に至っているというのは、まさにフリーゲージトレインの開発がうまく進まなかった。それは、国において開発をされてきたものでありまして、国としては、責任ある立場として、しっかりと今後の整備方策を検討していただいて、方針を提示していただきたい。これについては、その際、認識を一つにしたところであります。私も、そういった趣旨のご報告をさせていただきましたし、山口知事もそういった発言をされてこられたところでありますので。
 私どもといたしましては、まず国においては、そういったお立場から、引き続き、早期に、整備方針をお示しいただきたい。その際、さまざまな課題が出てまいります。整備財源の問題、地元負担の問題、並行在来線の問題、さまざまな課題も想定されるわけでありまして、そういったことなどについても、まずはしっかりと、そのお考えをご説明いただき、そういったお考えに対して、地元として相談をしながら、対応方針を決定していただく必要があるものと、こう考えてきたところであります。
 ただ、先般、山口知事は、「6月までにというような期間を限っての検討はなかなか難しい」というような考え方もお示しになられたところでありますけれども、もうご承知のとおり、九州新幹線に限らず新幹線の整備というのは、国を通して財源の確保でありますとか、所要の手続きを進めていく必要があります。現に動いておりますのは、北陸新幹線でありまして、新たな工事箇所も検討されているわけでありまして、そういった一連の流れに遅れるようなことがあれば、この西九州ルートだけが取り残されてしまうということも懸念されるわけでありますので、そういったスケジュール感も持ちながら、やっぱり地元として協力できることについてはしっかり協力しながら取り組んでいかなければならない、そういったことを直接山口知事とも相談をしてみたいと思っております。

○記者(長崎新聞社)  国の責任という部分を、実施されていると思うんですけれども、ただ、やはりそう言いながらも、佐賀県もいろんな問題で、「求めていない」という立場で、少しかたくなになっているのかなという感じもします。長崎県として、国の整備方針が出るのを待つだけでなく、長崎県の熱意とかそういったものをもう少し伝えていく必要があるのではないかなというふうに思いますし、そういった声も聞きますが、そのあたり、そういった働きかけはいかがでしょうか。

○知事  熱意については、もう機会あるごとに、お会いするたびに新幹線の話、直接知事にもお話をさせていただいておりますし、また、これまでも各経済界をはじめ、各関係機関の皆様方も長崎のお立場から、佐賀県への働きかけなども進めてきていただいた経過もあります。改めて、さきの発言等を受けて、経済界の皆様方、その他の関係機関の皆様方にもご協力をいただいて、長崎の思いをお伝えしていかなければいけないと、こう思っているところであります。
 そういった取組については、継続して進めていきたいと思いますが、計画自体は、内容を見ますと、やはり地元負担の問題でありますとか、並行在来線の取り扱いがどうなるのかといった課題、あるいはルートがどうなるかといったさまざまな課題があるわけでありまして、そういった点について長崎県の熱意、もしくは長崎と佐賀だけの話し合いで解決するのは難しゅうございます。したがって、先ほど申し上げたように、国としてのお立場からも財源負担のあり方、整備方針を含めて、しっかりと考え方をご議論いただいてお示しいただく必要があるものと思っているところであります。
 したがいまして、地元負担の軽減方策、あるいは並行在来線の問題等、地元の自治体として協力できるところも多分にあろうかと、こう思っておりますので、そういった点については、これまでも協力できることは一緒に取り組んでいきましょうと、これは地域振興方策等を含めて、そういった点についても合意をしているところでありますので、改めて話し合いの機会を設けていきたいと思っているところです。

○記者(長崎新聞社)  今、「地元自治体として協力できることはあると思っている」と言われましたけれども、具体的に何かあるんでしょうか。

○知事  それは、並行在来線をどう考えておられるのか、新鳥栖・武雄温泉間に限らず、佐世保線の運営にも影響がある話でありますので、そういった部分については、地元として力を合わせて取り組んでいける課題ではなかろうかと思っております。

○記者(長崎新聞社)  協力するというのは、佐賀県に対してということですか。

○知事  佐賀県と一緒になって働きかけを進めていくということも必要になってくる場合も想定されると思っております。

○広報課長  それでは、最後の質問をお願いいたします。

 

     
          

10.県庁舎跡地活用について

○記者(西日本新聞社)  折に触れてお尋ねしている県庁跡地の問題です。
 先般、長崎大の片峰前学長や、カトリックの高見大司教が、遺跡の存在を見据えて組織を立ち上げました。最近、学識者の中から、県の計画に対する批判的な声も上がっていますが、改めてお尋ねします。旧県庁舎の地下には遺跡が存在する可能性は低いというお考えに変わりはないのかどうかということと、解体後に1年程度の発掘調査が予定されていますが、「岬の教会」等の遺構が見つかった場合は、計画を凍結したり、白紙に戻すようなお考えはあるんでしょうか。よろしくお願いします。

○知事  批判的なお話というのが、どの点にご批判いただいているのか。といいますのは、私ども、発掘調査はきちんとやらなければいけないと思っております。ただ、専門家のお話を聞いてみますと、旧県庁舎の敷地になった部分については、地盤を、基礎を整備するために掘り込んでいるということもありまして、なかなか遺構は残されていないんではないかと、専門家の意見を聞くと、そういう状況でありまして、新たな施設を整備するに当たっては、その敷地の部分については発掘調査は必ず必要であります。発掘調査の過程の中で何か発掘されるということになると、しっかりとその評価をし、専門家の方々の意見もお尋ねしながら、どういう形で整備を進めていくのか、十分検討をしなければいけない、また、そうした面での意見を伺っていかなければならないと考えております。
 ただ、全般的に、確かに「岬の教会」であったり、長崎奉行所、あるいは海軍伝習所などさまざまな長崎を象徴するような歴史を積み重ねた場所でありますので、そういう遺構が出てくるということになった場合に、じゃあ、その評価をどうしていくのか。もともとこの場所自体は、そういった歴史が折り重なった場所であるので、県庁というよりも、むしろ別の使い方をして、地域の活性化に結びつけたほうがいいのではないかと、これが懇話会のご議論であったと認識をしております。
 したがって、予断を持つことなくしっかりと発掘調査、必要な手続きを経た上で、計画の具体化を進めていかなければいけないと、こう考えておりますけれども、一つ考えられますのは、旧県庁舎と「出島」の間のエリアで新たに整備を計画しております「交流・おもてなしの空間」、ここは一定の施設整備の予定をしておりますので、そこら辺の状況がどうなっているのか、十分慎重に調査を進めていかなければいけないと思っているところであります。その後の対応については、その発掘された遺跡の状況によって検討をしていかなければいけないと思っております。

 

     
          

11.九州新幹線西九州ルートについて(3)

○記者(NBC)  大きく2つのことを聞きたいんですけれども、一つは新幹線なんですが、今まで出てきているところに重ねて恐縮なんですけれども、知事が今言われた、「一連の流れに乗り損ねると、全国的な整備の中で取り残されてしまうのではないかという恐れもある」という部分で、私も、先日の与党PTの取材に行った際に、委員の方に取材したところ、やはり今年の夏に環境アセスの予算を決めるぐらいの勢いでないと、それこそ北陸新幹線とかそういったほうに予算をとられてしまう。そうすると、長崎新幹線の実現というのは非常に厳しくなるぞというような話も聞いたりしたわけなんですけれども、そういう中で、知事も、佐賀県の山口知事とお話をされたいという意思は、今、お伺いしましたけれども、4月26日の山口知事の「新幹線整備は佐賀県は求めていない」という、我々からすると、結構衝撃的な発言をされているわけですけれども、やはりこれに対して、もうこれまでも3週間たっているわけで、そこにまだアクションがないというのはいかがなものかという気もするわけですけれども、先ほどもありましたけれども、スケジュール感というか、もう早々に山口知事と話をする機会を持つとかしなきゃいけないんじゃないかなと思うんですけれども、その辺はいかがなんでしょうか。

○知事  当然そうだろうと思っております。動きがないじゃないかというお話でありますけれども、水面下では動いている経過もありますので、そこら辺についてはご理解いただきたいと思いますけれども。
 私ども、国に対する要請の中でも、来年度予算には環境アセス関係予算を計上していただきたいという要請を重ねているわけでありますけれども、佐賀県の様子を拝見しておりますと、当然ながら沿線自治体であります武雄、嬉野の皆様方は、これはもう県内の各都市と連携をしながら、全線フル規格実現に向けて要請活動等も進められているところでありますし、いろんな方々とも直接お話をさせていただいたりして、県民の皆様方が全てフル規格について反対の意見を持っているというような状況ではないものと思って、そういう状況ではないかと受け止めているところであります。
 問題は、これから新幹線の整備をどういう形で進めていけばいいのか、その整備効果でありますとか、地域活性化への効用でありますとか、そういった面でのご議論をいただく必要があるんではなかろうかと、こう思っているところでありますので、行政ベースで、現状でありますとか、十分説明をさせていただくということも必要な手段でありますけれども、幅広い県民の皆様方のご議論、ご協議というのも必要なことではなかろうかということで、先ほど申し上げた関係各団体の皆様方にもご協力をお願いしてきているところであります。
 いずれにいたしましても、地元として、一番の地元県としてのお立場であられますので、やはり将来のことを見据えて、西九州地域全体の発展を目指していくためには、極めて有効な事業であるということをやはり理解していただく必要があるものと思っているところでありまして、長崎県でもさまざまな新幹線について議論の経過がございましたけれども、終着駅であれ、途中駅であれ、お客様をお迎えしていくということになると、それなりの経済効果というのは生まれてくるものと、こう思っておりますので、そういった視点でのご評価というのも、また、していただければありがたい。必要であれば、また、私どもの方でも一定の係数整理なりさせていただくというようなことも必要になってくるのかと思いますけれども、ただ、一つ鹿児島ルートの例をとりましても、やっぱり沿線都市も相当の交流人口の効果が出ているわけでありますので、そういった点などについても、やはり県民の皆様方自身、着目してご理解をいただき、そして今後の新幹線のあり方についての議論をいただければありがたいと、そうできるように努力していかなければいけないと思っております。

○記者(NBC)  そういう意味では、昨日、佐賀の市議会議員さんとか、集まって「フル規格促進議員の会」というのが設立されたということでありますけれども、これについてはどんな受け止めでいらっしゃいますか。  

○知事  ほとんどが、その周辺の県民の皆様方の意向は反対の意向であると、こういうお話だったと記憶しておりますけれども、現にそういったフル規格の実現を求める形で具体的な動き、作業が始まっていくということは、極めて意義深いことであると思っておりますので、県民の皆様方の中で、先ほど申し上げた議論が広がっていくことを強く期待を申し上げているところであります。

 

     
          

12.石木ダム建設事業について

○記者(NBC)  もう一点、すみません、石木ダムの件なんですけれども、今回の統一地方選挙の中で、川棚町議会議員選挙がありまして、ダムに反対している地権者の方が立候補し、当選されたと。しかも、トップ当選だったというようなことで、その選挙の過程を通じて川棚町民の民意はダム反対なんだというふうなことで、県の方にお申し入れとかあったかと思うんですけれども、その辺のところ、知事はどう考えておられるのか、ちょっと伺いたいんですが。

○知事  町民の皆様方の民意がダム反対ということのあらわれであるとは受け止めておりません。といいますのは、これまでのさまざまな経過もあるわけでありまして、トップ当選をされ、反対の方々もいらっしゃるということについては十分認識をしているところでありますけれども、これまでも説明の機会をいただくたびに、さまざまな観点からご説明を申し上げてきたところでありますし、引き続き、しっかりと説明をさせていただく機会をいただければ、お話を申し上げていかなければいけないと思っているところであります。

○記者(NBC)  もうずっと以前から聞いているんですけど、その地権者の方と知事との話し合いというものの進捗というのはいかがなんでしょうか。

○知事  ずっとお話を担当課の方で差し上げているんですが、返事をいただけないという状況がずっと続いております。スケジュールを含めて、文書でもって回答するというお話をいただいて、その回答待ちで、途中においても幾度となくそういった機会をいただきたいというお話をさせていただいておりますけれども、今はそういう状況ではないというようなご回答でありまして、返事をお待ちしている状況が続いております。

○記者(NBC)  今回、町議に当選されるというようなことがありましたけれども、これ、何か話し合いの促進につながるとかいったことはないんでしょうか。

○知事  何がですか。

○記者(NBC)  町会議員に当選されたということで。

○知事  町議としてご当選なされて、町議会でもさまざまなご議論があろうかと思います。議論を尽くされる中で、双方の理解ができれば、それが一番好ましい形ではなかろうかと思っているところであります。そういった意味では、期待を申し上げている部分もあるところであります。

○広報課長  それでは、以上をもちまして、定例記者会見を終了いたします。
 ありがとうございました。

○知事  どうもありがとうございました。

 

     
      ★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。      
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