旧魚の町団地の概要
旧魚の町団地(建設当初は酒屋町団地と呼ばれていました)は、1949年(昭和24年)に竣工し、入居を開始した公営住宅で、戦後に建設された公営住宅としては、現存する最古のうちの1つです。(1948年に設計された団地で現存が確認されているのは、長崎市、広島市、下関市、静岡市(2棟)にある計5棟であり、旧魚の町団地はそのうちの1つ)
鉄筋コンクリート造り4階建て。各戸の間取りは8畳及び6畳の和室、台所、トイレなどがあり、地下倉庫が特徴。当初は浴室がありませんでしたが、昭和53年に階段部分に浴室が増築されました。
2019年(平成31年)まで県営魚の町団地として使用されました。現在は閉鎖しています。
※敷地内への無断立入はご遠慮いただきますようお願いします。なお、令和3年度より、内部見学を受け付けておりますので、見学ご希望の方は以下のホームページよりお申込みください。
ながさき県政出前講座のホームページへ (来て!見て!見学コース ナンバー17 をご覧ください。)
建設の背景
団地が建設されたのは、戦後の住宅不足が背景にありました。当時の資料によると、戦前の長崎市の住宅戸数は5万1千戸でしたが、原爆で約1万8千戸が破壊されてしまいました。戦後になり、疎開先から戻ってくる人や引き揚げ者らで急激な人口増加が起こり、深刻な住宅不足に陥ったことが、団地建設の契機となりました。
下記は、当時の新聞記事の抜粋です。資材確保、敷地選定、入居申し込み状況や抽選会の様子などの記事が残っており、注目の高さが伺えます。
建物見学会の開催(令和2年10月10日)
長崎市内でレトロな建物を訪問し活用方法等を考える催し(長崎ビンテージビルヂング実行委員会主催)が開かれ、旧魚の町団地の見学会が開催されました。部屋の中や屋上が公開され、市民ら約60人が参加しました。
建物見学会の様子
サウンディング型市場調査(令和4年度)
調査結果概要の公表
現在使われていない旧県営魚の町団地について、民間事業者による団地活用を図ること等の可能性を検討するため、活用のアイデアを広く募集する、サウンディング型市場調査を実施しましたので、結果概要を公表します。
・対話の実施日時:令和4年11月17日から令和4年11月19日まで
・トライアルサウンディングの実施日時:令和5年3月18日から令和5年3月27日まで
旧魚の町団地サウンディング型市場調査結果[PDFファイル/429KB]
調査の実施概要
旧県営魚の町団地の活用の実現可能性を把握するためのサウンディング型市場調査の実施概要については、下記のリンク先をご覧ください。
旧県営魚の町団地の活用の実現可能性を把握するためのサウンディング型市場調査(県住宅課のホームページ)
旧魚の町団地・旧中川町団地に関する写真や思い出、エピソードを探しています!
県では、旧魚の町団地と、昭和56年頃に解体された旧中川町団地の写真や思い出、エピソードを探しています。
お心当たりのある方は、以下メールアドレスまたはファックスまで情報をお寄せくださいますようお願いします。
【宛先】 : 長崎県土木部住宅課 住環境整備班 行
【送付先】ファックス:095-894-3464 若しくは メール sumai-doboku■pref.nagasaki.lg.jp(■を@に変換して送信してください)
お問い合わせ
このページに掲載している情報についての問い合わせ先 : 住宅課 住環境整備班(095-894-3104)
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