お寄せいただいた「知事への提案」のうち、「交通・運輸」に分類されるものを紹介しています。ご提案の内容については、趣旨が変わらない
範囲で要約することがあります。
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目次
新幹線を含めた公共交通全体の利便性向上について
意見・提案
内容等 |
「九州新幹線西九州ルート整備促進シンポジウム2025in福岡」が8月に開催され、私も聴衆として話を聞きましたが、在来線(主に普通列車)も活かしながら新幹線の整備を進めたいという内容の話はありませんでした。
西九州新幹線をフル規格新幹線で全線開業させたいのであれば、「新幹線も在来線とも重視し活用する」という観点に基づいた鉄道整備に関する制度づくりや、在来線も活かす方法として、普通列車停車駅の新設やより適した場所への移設、普通列車の増便など、地元住民が利用する普通列車の利便性向上も模索する姿勢を見せてほしいです。
知事をはじめ、県の担当職員や議員の方など新幹線整備の重要性を感じている方々自らが、現在の新幹線や在来線、場合によっては鉄道に並行する路線バスなどにも乗ってみて、現地で得られた鉄道をより良く活かすための良い気づきを得ることは重要だと思います。それを踏まえ、「新幹線・在来線特急・普通列車や路線バスといった公共交通全体をより便利にしていくにはどうすれば良いのか」ということを考えて行動すれば、在来線の利便性低下を懸念する佐賀県からも新幹線整備に関する合意形成を引き出せるのではないでしょうか。
受付日:2025年8月29日[県外 40代]
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| 県の回答 |
【回答課:新幹線対策課】
ご意見の「新幹線・在来線特急・普通列車や路線バスといった公共交通全体をより便利にしていくにはどうすれば良いのか」といった観点は九州新幹線西九州ルートの整備についての議論を進めるうえで、重要な視点と認識しております。
先日のシンポジウムにおいても、講師は、「北陸においては並行在来線の運行状況が好調であり、地域住民にとっても利便性が向上している。新幹線ができれば、並行在来線と路線バスなどを含めて全体の交通ネットワークをこれまでよりも便利にしていくことを考えるのが、本来の交通政策である。」と主張されております。
今後、全線フル規格整備に関する関係者間での協議が進んでいく過程で、在来線についても議論されるものと考えております。
長崎県としては、まずは、全線フル規格の早期実現に向けて、関係者間による議論が進展するよう取り組んでまいりますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
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バス利用促進のためのポイント導入について
意見・提案
内容等 |
島原半島と西彼杵郡を行ったり来たりする生活を送っております。移動にバスと電車を利用するのですが、利用者減・運転手不足で移動がますます不便になってきているように感じております。
バス会社はバス存続のために自治体の補助金等を利用されているのではないかと思いますが、その補助金の一部をバス利用のポイントとし、バス停通過で加算されていくような仕組みにしてはいかがでしょうか。
バスで目的地に行くことだけではなく、移動することそのものが目的となり、バス利用者の増加、ポイントで地元での買い物促進、バス運行のデジタル化加速の一石三鳥になるのではないかと思い、提案します。
受付日:2025年6月3日[県内 60代]
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| 県の回答 |
【回答課:交通政策課】
ご指摘のとおり、現在、地域公共交通を取り巻く環境は、人口減少に伴う利用者の減少や運転士不足、さらには、燃料価格高騰の長期化に伴う経費増など大変厳しい状況にあります。
県では、地域住民の生活に必要なバス路線の運行を確保するため、乗合バス事業者等に対しての支援や公共交通事業者のデジタル化の取り組みに対して支援を行っているところです。
また、問題の根底にある交通事業者の運転士確保を支援するため、昨年度に引き続きバス、タクシー、トラックの業界団体と連携した合同企業説明会等の開催を予定しております。
今回、いただいたご提案につきましては、今後の県の交通政策における業務の参考とさせていただきます。
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