お寄せいただいた「知事への提案」のうち、「交通・運輸」に分類されるものを紹介しています。ご提案の内容については、趣旨が変わらない
範囲で要約することがあります。
[知事への提案ページへもどる]
目次
西九州新幹線と並行在来線について
意見・提案
内容等 |
西九州新幹線は佐賀県に納得していただけないと開通できない状態なので、並行在来線について提言をさせていただきたく思います。
西九州新幹線のみではないですが、新幹線建設時には並行在来線の問題が生じます。これが新幹線建設を難しくしている一因ではないでしょうか。並行在来線問題を生まないようにすれば、新幹線建設の問題が解決できるのではないかと思います。
方法は、新幹線の高架に各駅停車用の駅も作り、新幹線の線路幅の各駅停車用の車両を走らせます。つまり新幹線と各駅停車を同じ線路に走らせます。新幹線は1時間にせいぜい1本か2本しか走りませんから、可能なはずです。その場合、博多方面は新鳥栖駅乗り換えになってしまいますが、直通させるために、佐賀駅まで3線軌条で建設するという方法もあります。
新幹線問題を解決するには、新幹線を建設し、現在の在来線は廃止してしまうしかないように思いますが、いかがでしょうか?
佐賀市に、新幹線を通すことで、新幹線のメリットも、在来線のメリットも、共に享受できるような案を提示できれば納得していただけるのではないでしょうか。
なんとか円満に解決することを望んでおります。
受付日:2025年1月8日[県外 60代]
|
県の回答 |
【回答課:新幹線対策課】
現在、佐賀~博多間の在来線特急列車は、1日に83本運行されており、佐賀県としては、現状、鉄道環境は悪くなく、新鳥栖~武雄温泉間のフル規格整備によって、その環境を壊すリスクがあると指摘されております。
ご提案のとおり新幹線と同じ高架のレール上で在来線列車を運行させたとしても、利用者の利便性に大きく関係する運行本数やダイヤなどについては、新幹線整備後の在来線の営業主体の経営判断によって決定されるものであり、いずれにしても関係者間での議論が必要であると考えております。
また、佐賀県は、九州新幹線(西九州ルート)の整備に関する課題として、ルートや地方負担、地域振興を挙げており、これらをセットで議論する必要があると主張されております。
このため、これらの課題解決に向けて、与党PT西九州ルート検討委員会を中心に議論されているほか、国土交通省と佐賀県による幅広い協議や、佐賀・長崎両県とJR九州の地元3者による意見交換など行っております。
県としては、議論を前に進めるため、関係者間での協議を重ね、1日も早い全線フル規格による整備の早期実現に取り組んでまいりますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
|
目次へもどる
新幹線について
意見・提案
内容等 |
九州新幹線西九州ルートについて、今は動きもあるようですが、もし新鳥栖~武雄温泉間のルートについて佐賀県の意見が長崎県と異なるのであれば、唐津~福岡市西区を経由するプランはいかがでしょうか?
福岡市内に駅を一つ作ってみてもいいかと思います。大きなパイプになります。
武雄・嬉野に加えて唐津・福岡西部と一緒にプランを出してみては?この案が盛り上がれば佐賀は佐賀駅経由の案をすぐに受け入れると思います。
受付日:2024年3月18日[県内]
|
県の回答 |
【回答課:新幹線対策課】
未整備区間である新鳥栖~武雄温泉間のルートについて、与党九州新幹線(西九州ルート)検討委員会や営業主体であるJR九州は、利便性や費用対効果の観点から、佐賀駅を通るアセスルートが最適という考えを示されております。
本県としても、利便性や費用対効果などの収支を含めた新幹線事業の持続可能性は重要と考えており、与党PT検討委員会やJR九州がアセスルートを最適としていることについては尊重すべきものと考えております。
また、九州新幹線西九州ルートは、昭和48年、全国新幹線鉄道整備法に基づき定められた整備計画の中で、九州新幹線鹿児島ルートと「筑紫平野で分岐して」、「佐賀市附近」を経過すると具体的に明記されており、これを変更することは、他のルートが計画通り整備されていることを考慮すると相当に困難で、時間を要するものと考えております。
一方で、ご提案いただいた武雄、嬉野、唐津などとともに盛り上げて行くというのは大事な視点と考えており、西九州新幹線開業に伴うまちの発展や経済効果と合わせて、全線フル規格が実現した際にもたらされる様々なメリットについて、県内外に積極的に情報発信しております。
今後も、西九州地域全体の発展に資する、全線フル規格による整備の早期実現のため、県内外の気運醸成に取り組んでまいりますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
|
目次へもどる
[知事への提案ページへもどる]