知事への提案[令和6年度 土木]

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  お寄せいただいた「知事への提案」のうち、「土木」に分類されるものを紹介しています。ご提案の内容については、趣旨が変わらない範囲で
 要約することがあります。

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目次

国道444号のバイパス建設について

意見・提案
内容等

 国道444号にバイパスを建設していただきたいです。
 道の駅萱瀬の交差点から萱瀬小学校までと、萱瀬ダムから鹿島市の平谷温泉付近までのバイパスを建設していただきたいです。特に萱瀬ダムから平谷温泉付近までは道幅が狭くカーブが多く見通しが悪いです。また、積雪や大雨の時に通行止めとなり防災の観点においても問題があると思います。
 萱瀬ダムから平谷温泉付近までは自動車専用道路として整備し、防災としての役割を高める事ができ、また交流人口の増加や企業誘致を見込む事ができると思います。

受付日:2025年1月31日[大村市 20代]]

県の回答

【回答課:道路建設課】
 ご提案のありました国道444 号の萱瀬ダムから鹿島市の平谷温泉付近までの区間は標高差があり、坂道を緩やかにするため、ヘアピンカーブが設けられています。
 この区間は、元々幅1m程の登山道で、車の通行が出来ませんでしたが、長崎・佐賀両県の交流促進や多良岳周辺地域の観光、産業の発展に貢献することを目的に、昭和54年から平成11年にかけてバイパス整備を行いました。
 時折、積雪や大雨によって、通行止めとなることは認識しておりますが、当該区間の新たなバイパス建設は、交通量や予想される建設費などを総合的に判断して困難と考えております。
 ご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。

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島原から熊本市への架橋について

意見・提案
内容等

 島原から熊本市へ橋をかけて下さい。
長崎県への人の流動性を上げて消費の増大、雇用の創出が必要だと思います。仕事がないから人がどんどん県外に出ていってしまいます。

受付日:2025年1月17日[諫早市 30代]

県の回答

【回答課:道路建設課】
 ご提案の「島原から熊本市への橋建設」については、交通の利便性向上や交流人口の増加など、地域活性化につながる可能性を秘めていると考えられますが、その建設には多額の費用や高度な技術を要することが想定され、現時点では困難と考えております。
 県では、力強い産業の育成や交流人口の拡大等による地域活性化を図るため、高規格道路を重点的に整備しております。
 島原半島地域においては、島原道路の整備を進めており、現在、島原市出平町から雲仙市吾妻町間、および諫早市森山町から小野町間において整備を進めているところです。
 既に完成した島原道路の沿線では、半導体関連企業の立地や大型商業施設の建設が予定されており、地域の活性化が期待されております。
 島原道路の整備を進めることで、島原半島地域のさらなる産業振興に加え、新たな企業の立地による雇用の創出にも繋がるものと考えています。
 引き続き、一日も早い島原道路の完成を目指して取り組んでまいりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

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国道34号と国道444号の渋滞を緩和するため新たな道路の建設について

意見・提案
内容等

 国道34号と国道444号の渋滞を緩和するためのバイパスの役割を果たす新たな道路の建設についてのご提案です。
 大村市内の国道34号沿いにはロードサイド店舗が多くあり道路の構造の規格が低いこと、交差点が信号交差点しか無いことから交通量をさばくことが出来ておらず常に渋滞しており、道路が機能しておりません。
 そのことを踏まえて、市内の松原の交差点から杭出津までの「サンセット通り」の近くに「長崎南環状線」や「都市計画道路浦上川線」のような、信号交差点がほとんど無い立体道路を建設していただきたいです。
 現在計画段階である都市計画道路の「鬼橋坂口線」についても、福重地区または松原地区まで延伸し、同様に「長崎南環状線」や「都市計画浦上川線」のような立体道路として建設していただきたいです。
 大村市にはバイパスと呼ぶことが出来るような道路はありません。暫定二車線もしくは本来の道路設計から二車線の道路でも良いと思います。費用対効果についても問題なく効果は発揮されると思います。立体道路の建設をぜひとも前向きに検討していただきたいです。

受付日:2024年8月18日[県内 20代]

県の回答

【回答課:道路建設課】
 ご提案頂きました、国道34号と国道444号の渋滞を緩和するためのバイパスの役割を果たす新たな立体道路の建設について、回答いたします。
 大村市内では、国道34号の渋滞緩和などを目的に整備を進めていた大村市沖田町から池田2丁目間の池田沖田線が令和4年3月に全線開通しました。
 また、この池田沖田線は、すでに開通している大村市久原2丁目から池田2丁目間の久原池田線と一連となり、バイパス機能を担うことで、交通分散による渋滞の緩和とともに、地域の利便性向上にも寄与しています。
 しかしながら、市街地では、多くの自動車交通が発生し、また集中することから、未だ、桜馬場交差点や池田2丁目交差点などにおいて交通渋滞が発生していると認識しております。
 このため、県としましては、新大村駅周辺の開発や大村市役所新庁舎移転による交通状況の変化も注視しながら、大村市とともに渋滞対策の検討を進めているところです。今後も県の道路行政にご理解賜りますようお願い申し上げます。

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大村諫早拡幅のバイパス計画について

意見・提案
内容等

 大村諫早拡幅のバイパスが計画されている区間の延伸について提案させていただきます。
 現在一部バイパスが計画されていますが峠を越えるためだけの僅かな区間であり、峠以外の部分は現道を拡幅するとされており、交通量は変わらないことからや安全性や渋滞している状況は変わらないと思います。また、時間短縮には繋がらないと思います。
 バイパスの出口は現在計画されている諫早市の本野の場所で良いと思いますが、バイパスの入口を岩松駅付近、または、鈴田小学校付近まで伸ばしていただきたいです。バイパスの入口を延伸することで車が分散され安全性の向上につながり、また、時間短縮にもつながると思います。
 計画されているバイパスの入口区間の延伸を検討していただきたいです。

受付日:2024年7月17日[県内 20代]

県の回答

【回答課:道路建設課】
 ご提案頂きました、大村市久原2丁目から諫早市下大渡野町間の大村諫早拡幅の計画について、回答いたします。
 当該区間は、1日3万台にも及ぶ交通量がありながら、現状は2車線しかないことから、朝夕を中心に混雑が恒常化している状況です。また、周辺には小中学校や岩松駅など、地域の主要な施設があり、通勤通学時には多くの歩行者や自転車が通行していますが、歩道が整備されていない、または狭い区間が存在しております。
 大村諫早拡幅は、平成30年度より国の事業として着手されております。鈴田峠付近については、地形からトンネルとされていますが、事業着手の前段階の住民アンケートや学識経験者の議論も踏まえ、複数のルート案の中から、交通量に応じて、現道を4車線に拡幅するとともに、全線にわたって歩道を設置する案が選定されております。
 今後とも道路事業へのご理解をよろしくお願いいたします。

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石木ダム建設問題について

意見・提案
内容等

 石木ダム建設問題について、ダムの建設自体を見直してほしい。
 既存のダムとはまったく異なる、大規模自然破壊を伴わない、新しいダム(ダムと呼ぶかどうかは別として)の形をいちから模索してほしい。
 50年以上ダムがなくても大規模災害が起きなかったのであれば、ダム自体が必要とは思えない。
 どうしてもダム建設が必要であれば、日本初となるような、環境に配慮したダムにしてほしい。
 希望としては、国宝に指定された「通潤橋」のような景観としても美しく、治水効果もある、そして観光名所にもなり得るような、建設に携わった人も地元の人も誇れるようなものにしてほしい。
 50年以上膠着してきたのだから、早急に応えを出さず、充分に熟考して、長い時間をかけて方向転換をしても、誰も咎めないと思う。
 環境に配慮した、どこよりも最先端で画期的な政策でモデルケースとなるような長崎県であることを願っています。

受付日:2024年6月28日[県内 40代]

県の回答

【回答課:河川課】
 お問い合わせのありました「石木ダム建設事業」について、本県の考えを説明させていただきます。
 石木ダムは、川棚川の洪水被害の軽減と佐世保市の安定的な水源の確保を目的として、昭和50年度から事業に着手しております。
 川棚町は、戦後4回も大雨による洪水被害に見舞われており、このうち、平成2年7月の梅雨前線豪雨では、床上・床下浸水合わせて384戸の甚大な被害が発生しました。こうした状況を踏まえ、川棚川では、河川改修とダム建設により、概ね100年に一度の雨による洪水に備える計画としております。
 また、佐世保市は、安定して取水できる水源に乏しいことから、昭和50年以降、断水や減圧給水を伴う給水制限を4度にわたり実施しております。
 特に、平成6年から平成7年の大渇水では最大で43時間の断水や264日間に及ぶ給水制限が実施されるなど、渇水の危機に瀕する事態が度々起こっており、渇水による市民生活等への大きな影響が出ないようにするため、石木ダムの建設により日量4万トンの水源を確保する計画となっております。
 石木ダムの必要性については、これまでに説明会やダム検証、公開質問状への対応などを通して、繰り返し丁寧に説明してまいりましたが、そのようななか、事業に反対される方々は、石木ダムの必要性はないとして事業認定取消訴訟を提起されました。
 この訴訟については、令和2年10月、最高裁判所において、上告を棄却し、上告審として受理しない旨の決定がなされ、福岡高等裁判所における請求棄却の判決が確定し、事業の公益上の必要性が司法の場においても認められる結果となっております。
 石木ダム建設においては、これまで、移転対象となる家屋のうち約8割の皆様から、ダム建設を前提に、用地のご提供という形でご協力いただいているところであり、未だご協力をいただけていない方々におかれましても、故郷に対するお気持ちを強く持たれているということは、十分に理解しております。
 そのため、県は、地域の皆様の大切な土地をお譲りいただくために、正当な補償をはじめ、生活再建対策として、ダム予定地の1.5キロメートル下流の比較的近接した場所に代替宅地を造成しており、コミュニティの維持についても配慮を行ってまいりました。
 今後も、地域の皆様のお気持ちを踏まえながら、石木ダム周辺にある虚空蔵山や日向の棚田、岩屋権現などを生かした地域づくりを進めることとしており、現在、地元のお祭りやスポーツ・イベントに利用できる広場や、ホタルなどの水生生物とも触れ合える親水施設の整備などを検討しているところであり、地域全体が活性化するよう、地域の皆様とともに取り組んでまいります。
 地形的な特徴から急流河川が多い本県は、過去に長崎大水害や諫早大水害といった水害に見舞われてきた一方、昭和40年代の長崎砂漠とよばれた渇水や平成6,7年の大渇水など、多くの自然災害を経験してきました。
 こうした経験を持つ本県としては、地域にお住まいの皆さま方の安全・安心の確保が行政の責務であると考え、石木ダムの早期完成に向け事業を進めているものでありますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

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国道34号線の拡幅と諫早市と大村市の間の新たなバイパス建設について

意見・提案
内容等

 国道34号線の拡幅及び諫早市・大村市間の新たなバイパス建設についてです。
 まず、国道34号線の大村駅拡幅について、現在、国道34号線の拡幅について国に要望されています。現道を拡幅することとされていますが、現道を拡幅しても車や歩行者の数は減らないと思います。拡幅するよりも交差点を立体交差とされてはいかがでしょうか。立体交差とすることで信号待ちによる渋滞はなくなり、車や歩行者も安全に通行することができると思います。
 次に、諫早市と大村市の間に新たなバイパスを建設されてはいかがでしょうか。大村湾に沿って大村貝津線が通っていますが、その近くに交差点が立体交差となっている地域高規格道路の新たなバイパスを建設していただきたいです。新たなバイパスを建設する事で渋滞の緩和や災害のときの避難道路として活用することが出来ると思います。
 国道34号線の交差点の立体交差と、諫早市と大村市の間の新たなバイパスについて検討していただきたいです。

受付日:2024年3月30日[県内 20代]

県の回答

 ご提案頂きました国道34号の大村諫早拡幅区間における交差点の立体化と諫早市と大村市間の新たなバイパス建設について、回答いたします。
 まず、国で整備が進められている国道34号大村諫早拡幅は、2車線から4車線への拡幅や、急勾配の鈴田峠付近をバイパスで整備することで、交通渋滞の解消・緩和を図る事業です。
 現在、当該区間は、1日あたり約2万7千台が通行していますが、4車線へ拡幅することで交通量に応じた車線数が確保され、混雑の緩和が期待できることから、平面交差で計画されています。さらに、全線にわたり歩道の整備を行うことで、安心安全な歩行空間を確保することとしています。
 また、県では高規格道路の整備を重点的に進めているところですが、諫早市から大村市の間には、既に高規格道路である長崎自動車道があることから、現時点では新たなバイパスの建設は困難であると考えています。
 引き続き、事業中の大村諫早拡幅の早期完成に向けて、国と協力しながら整備促進に努めてまいりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

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  • 県民センター
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    長崎県長崎市尾上町3番1号
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