認知症本人大使「ながさきけん希望大使」

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認知症の方本人が自らの言葉で語り、認知症になっても希望を持って前向きに暮らすことができる姿を発信することで、認知症の方や支援者の方々の希望につなげ、住み慣れた地域で自分らしく安心して暮らし続けられることを目的として、令和3年10月に認知症本人大使「ながさきけん希望大使(以下「希望大使」という)」を創設しました。

今後、認知症に関するセミナーなどで自らの経験や思いを伝えていただき、認知症について発信していただきます。

令和3年度ながさきけん希望大使(令和5年度委嘱期間更新)からのメッセージ

令和3年度委嘱した大使の皆様やご家族から「ながさきけん希望大使から伝えたいこと」というテーマで、文章を寄稿していただきました。

認知症になってからの思いや周囲からの支援のことなどを綴っていただいています。皆様ぜひご覧ください。

【江濱さん】ながさきけん希望大使からのメッセージ[PDFファイル/160KB]

【溝上さん】ながさきけん希望大使(ご家族)からのメッセージ[PDFファイル/347KB]

大使のご紹介

関係団体からの推薦を受けた4名の方に、ご本人の希望や現在の体調を確認させていただいた結果、県が行う普及啓発活動等への参加が可能と判断し、推薦された全員を希望大使に選定しました。

委嘱年度 氏名(ふりがな) 居住地 略歴
令和4年度 金井田 正秋 さん
(かないだ まさあき)
松浦市

・1955年生まれの68歳。
・2009年54歳の時に若年性アルツハイマー型認知症と診断される。
・若年性認知症を周囲に公表し、地域の研修会や家族の会の集い等に積極的に参加 
 され、自身の体験を発表している。

田中 豊 さん
(たなか ゆたか)
長崎市 ・1969年生まれの54歳。
・50歳頃に若年性アルツハイマー型認知症と診断される。
・長崎市の研修会や家族の会の交流会で講話をしている。

令和3年度

(令和5年度に委嘱期間更新)

溝上 文徳 さん
(みぞかみ ふみのり)
長崎市 ・1963年生まれの59歳。
・2021年の8月末まで長年建設業を自営。
・2019年3月、54歳で前頭側頭型認知症と診断される。
・県の若年性認知症の集いに参加し、一昨年には長崎文化放送の取材を受け、
 ドキュメンタリー番組にも出演。
江濱 真司 さん
(えはま まさし)
長崎市 ・1967年生まれの56歳。
・長崎市内で勤務。
・2019年頃に若年性認知症と診断される。
・県の若年性認知症の集いに参加。
・職場が協力的で、ジョブコーチ支援も取り入れるなどしながら就労継続中。

大使の活動

本人が希望や体調にあわせて、以下から活動内容を選択する。

(1)県が行う認知症の研修や普及啓発活動への参加・協力

(2)認知症サポーター養成講座の講師であるキャラバン・メイトへの協力

(3)その他、市町及び関係機関から依頼があったもので、 知事が必要と認める活動

大使の活動依頼

ながさきけん希望大使は、各市町や企業・団体等での各種研修会やイベント等への参加・協力等も行っております。
大使の参加・協力を希望する活動がある場合は、以下の流れでご連絡をお願いいたします。

1.依頼方法
  1. 依頼者は、「ながさきけん希望大使活動連絡票」を長崎県長寿社会課地域包括ケア推進班に提出する。
    ・提出書類:「ながさきけん希望大使」活動連絡票[Wordファイル/17KB]
  2. 県は大使と調整の上、活動に参加する大使を依頼者に紹介する。
  3. 活動終了後、依頼者は「ながさきけん希望大使活動報告書」を長崎県長寿社会課地域包括ケア推進班に提出する。
    ・提出書類:「ながさきけん希望大使」活動報告書[Wordファイル/17KB]
2.提出先
  • メール
    chiikihoukatsu@pref.nagasaki.lg.jp
  • 郵送
    郵便番号:850-8570
    住所:長崎市尾上町3番1号
    部署・担当:長崎県福祉保健部長寿社会課地域包括ケア推進班
  • 電話番号
    095-895-2434
3.留意事項

・大使活動については、認知症本人大使「ながさきけん希望大使」活動実施要領に基づき行います。
・謝礼・旅費等の大使活動費については、依頼元が活動内容と予算額に応じて、依頼元の基準により、支給をお願いします。

(参考)設置要綱、活動実施要領等

認知症本人大使「ながさきけん希望大使」設置要綱[PDFファイル/190KB]

認知症本人大使「ながさきけん希望大使」活動実施要領[PDFファイル/226KB]

「ながさきけん希望大使」委嘱式の開催

令和3年度より「ながさきけん希望大使」の委嘱を開始し、現在では4名の方にご活躍をいただいています。

希望大使写真

令和4年度「ながさきけん希望大使」委嘱式の様子 (左から、金井田正秋さん、尾崎長寿社会課長、田中豊さん)

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令和5年度「ながさきけん希望大使」委嘱更新式の様子 (左から、溝上文徳さん、中村長寿社会課長、江濱真司さん)

 

 

認知症本人大使とは

国では、令和元年6月に政府においてとりまとめられた「認知症施策推進大綱」において「「認知症とともに生きる希望宣言」について、「認知症本人大使(希望大使(仮称))」を創設すること等により、本人等による普及活動を支援する。」ことが掲げられたことを踏まえ、年代、性別のほか地域性も考慮して、令和2年1月20日に5名の「希望大使」を任命しました。

また、全国それぞれの地域で暮らす認知症の人と共に普及啓発を進める体制を整備し、発信の機会を拡大することを目的として、都道府県ごとに「地域版希望大使」を設置することを目指しています。

認知症本人大使「希望大使」(厚生労働省ホームページに移動します)

このページの掲載元

  • 長寿社会課
  • 郵便番号 850-8570  
    長崎県長崎市尾上町3番1号
  • 電話番号 095-895-2431(企画班)、2434(包括班)、2436(施設班)、2440(人材班)
  • ファックス番号 095-895-2576