5月31日から6月6日は「禁煙週間」です
5月31日は「世界禁煙デー」です。
毎年この日から始まる一週間を「禁煙週間」と定め、たばこを吸わないことが一般的な社会習慣となるよう様々な対策に取り組んでいます。
令和7年度の禁煙週間のテーマは、
「受動喫煙のない社会を目指して ~わたしたちができることをみんなで考えよう~」です。
さて、受動喫煙とはなんでしょう。
健康増進法28条では、「受動喫煙とは、人が他人の喫煙によりたばこから発生した煙にさらされること」と定義されています。
健康増進法の改正により2020年4月から受動喫煙防止の取り組みが義務化され、飲食店やオフィス、事業所などは原則屋内禁煙です。
屋外に喫煙場所を設ける場合も、周囲の人にたばこの煙を吸わせることがないよう配慮することが義務付けられています。
長崎県の特定健診の結果によると、喫煙習慣ありの割合は長崎県男性35.9%、長崎県女性9.0%、西彼保健所管内では、西海市男性38%、西海市女性7.7%、長与町男性33.2%、長与町女性7.6%、時津町男性36.4%、時津町女性8.7%となっており、男性の喫煙率の割合が高い状況です。 (引用 長崎県福祉保健課 令和3年度地域・職域を超えたデータ分析 協会けんぽと国保の特定健診結果データを共有した統計資料)
この機会に、禁煙や受動喫煙防止について考えてみませんか。
たばこの害を知ろう
たばこの煙には約5,300種類の化学物質が、その中には約70種類の発がん性物質が含まれています。
これらの物質は、血液を通じて全身に運ばれ、がんの原因となります。がん以外にも、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、虚血性心疾患や脳卒中などの原因となります。
また、受動喫煙を受けている人へも健康被害をもたらします。
受動喫煙について、みなさんご存じでしょうか?
喫煙者が直接吸い込む主流煙より、火のついたたばこの先から立ち上がる副流煙の方が、ニコチン、タール、一酸化炭素の有害物質が多いのです。
受動喫煙防止にかかる情報については、厚生労働省の受動喫煙対策サイト(外部サイトへ移動します。)をご覧ください。
たばこをやめてみようかな?と考えているあなたへ
健康保険で禁煙治療が受けられます!
禁煙治療では、薬を使うだけではなく、医師などの専門職から禁煙アドバイスを受けられますので、自力での禁煙と比べて楽で確実に禁煙できます。
禁煙補助薬を用いた治療の有効性はすでに確認されており、自力での禁煙に比べて禁煙率が3~4倍高まることも示されています。
長崎県の禁煙支援医療機関の情報等については、長崎県国保・健康増進課ホームページをご覧ください。
長崎県の禁煙支援医療機関(長崎県国保・健康増進課ホームページ)
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長崎市滑石1丁目9番5号 - 電話番号 【健康対策班】095-856-5059 【保健福祉班】095-856-5159
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