マダニやツツガムシが媒介する感染症とは
マダニ類やツツガムシ類は、野外の藪や草むらに生息しているダニで、民家の裏山、裏庭、畑やあぜ道などにも生息しています。マダニ類は「日本紅斑熱」や「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を媒介し、ツツガムシ類は「つつが虫病」を媒介します。県内では2025年第17週までにSFTSが2件、日本紅斑熱が1件報告されており、令和7年度に入り五島保健所管内でも報告があります。
マダニ類が媒介するSFTSは、発熱、腹痛、下痢が主な症状で、重症化して死亡することもあります。近年、SFTSを発症したネコ及びイヌの症例が確認されており、これらの動物の血液や糞便からSFTSウイルスが検出されています。
感染予防のためにできること
草むらに入る際には以下のことに注意しましょう。
- 長袖、長ズボン(長靴)の着用
- 防虫剤(虫除け)の使用
- 作業後の外服は屋外で脱ぎ、よくはたく
- 作業後は入浴がおすすめ
- 咬まれたら無理に引き抜かず速やかに医療機関(皮膚科等)を受診
SFTS以外の感染症に対する予防の観点からも、動物を飼育している場合は過剰な触れ合いを控え、動物由来の感染に注意しましょう
リンク
ダニ媒介感染症|厚生労働省(厚生労働省)
ダニ媒介感染症の予防 | 長崎県 (長崎県地域保健推進課)
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