新型コロナウイルス感染症における中和抗体薬について
「カシリビマブ及びイムデビマブ」（ロナプリーブ）と「ソトロビマブ」（ゼビュディ）
【事務連絡】R6.2.5_新型コロナウイルス感染症における中和抗体薬の医療機関への配分について（ロナプリーブ・ゼビュティ）［PDFファイル／406KB］
【事務連絡】R5.5.2_新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけの変更に伴う中和抗体薬及び経口抗ウイルス薬の取扱について［PDFファイル／110KB］
【事務連絡】R6.5.24_新型コロナウイルス感染症における中和抗体薬の医療機関への配分について［PDFファイル／380KB］
本剤の国からの配分は、5月31日をもって終了しました。
「チキサゲビマブ及びシルガビマブ」（エバシェルド）について
「エバシェルド」の効能・効果は「 SARS-CoV-2 による感染症及びその発症抑制 」ですが、供給量が限られていることや、治療については他に使用可能な薬剤があること、及びワクチン接種では十分な免疫の獲得が期待されない者に対するウイルス曝露前の投与（発症抑制目的での投与）を対象とした薬剤は我が国では初めての承認となることから、発症抑制目的での投与に限って薬剤が配分されます。
本剤の国からの配分は、5月31日をもって終了しました。
【事務連絡】R6.2.13_新型コロナウイルス感染症における中和抗体薬「チキサゲビマブ及びシルガビマブ」の医療機関への配分について［PDFファイル／296KB］
【事務連絡】R6.5.24__新型コロナウイルス感染症における中和抗体薬「チキサゲビマブ及びシルガビマブ」の医療機関への配分について［PDFファイル／293KB］
投与の対象者
①「SARS-CoV-2 による感染症に対するワクチン接種が推奨されない者又は免疫機能低下等によりSARS-CoV-2 による感染症に対するワクチン接種で十分な免疫応答が得られない可能性がある者に投与すること。」の範囲については、日本感染症学会の「COVID-19 に対する薬物治療の考え方 第15.1 版」（2023 年２月14 日）を踏まえ、以下のとおりとすること。
・抗体産生不全あるいは複合免疫不全を呈する原発性免疫不全症の患者
・B 細胞枯渇療法（リツキシマブ等）を受けてから1 年以内の患者
・ブルトン型チロシンキナーゼ阻害薬を投与されている患者
・キメラ抗原受容体T 細胞レシピエント
・慢性移植片対宿主病を患っている、又は別の適応症のために免疫抑制薬を服用している造血細胞移植後のレシピエント
・積極的な治療を受けている血液悪性腫瘍の患者
・肺移植レシピエント
・固形臓器移植（肺移植以外）を受けてから1 年以内の患者
・急性拒絶反応でT 細胞又はB 細胞枯渇剤による治療を最近受けた固形臓器移植レシピエント
・CD4T リンパ球細胞数が50 cells/μL 未満の未治療のHIV 患者
※更なる詳細については、日本血液学会及び日本造血・免疫細胞療法学会より、新型コロナウイルス感染症予防のための中和抗体薬「チキサゲビマブ/シルガビマブ（エバシェルド筋注セット）」の血液腫瘍患者への投与について、より具体例に係わるガイダンスが示されているため、参考にすしてください。
②SARS-CoV-2 による感染症患者の同居家族又は共同生活者等の濃厚接触者ではない者に投与すること。なお、SARS-CoV-2 による感染症患者の同居家族又は共同生活者等の濃厚接触者における有効性は示されていない。
【参考】COVID-19 に対する薬物治療の考え方 第 15.1 版(2023年2月14)［PDFファイル／684KB］
エバシェルドが投与可能な医療機関リスト
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