県では、不妊治療のうち、生殖補助医療と併せて行われる先進医療に要する費用の一部を助成します。
目次
【お知らせ】(令和6年7月12日更新)
令和6年度の助成金の申請期限について
今年度の助成金申請期限は以下のとおりです。年度末の申請で書類不備があると、書類を受理できず、助成を受けられなくなることもありますので、お早めにご準備ください。申請期限を過ぎたものは原則受付できません。
- 令和6年4月1日から令和7年2月28日までに治療終了・・・令和7年3月31日(月曜日) 【こども家庭課必着】
- 令和7年3月1日から令和7年3月31日までに治療終了・・・令和7年4月30日(水曜日) 【こども家庭課必着】
※令和5年度(令和5年4月1日~令和6年3月31日治療終了分)の助成金につきましては、受付終了しました。
助成金について
制度の概要
助成対象者
生殖補助医療を受けた夫婦(事実婚含む)で、次の要件にすべて該当する方が対象になります。
- 治療が終了した時点で、ご夫婦の両方またはどちらか一方が県内にお住まいの方
- 治療開始時の妻の年齢が42歳以下であること
※他県(佐賀県や福岡県など)の医療機関で治療をした場合も、助成の対象となります。
助成の内容
- 1回の治療周期で要した「先進医療にかかる費用」の7割を、5万円を上限として助成(保険診療分は対象外)
※「不妊治療の開始日」とは、「治療計画」を立てた日を言います。また、「1回の治療」とは、「治療計画を立てた日」から、「妊娠判定」等に至るまでの一連の治療を言います。詳しくは医療機関にお尋ねください。 - 年齢、回数、その他については保険診療の条件に準ずる。
- 保険診療とは別に、単独で先進医療を実施した場合は、対象となりません。ご注意ください。
たとえば…
- タイムラプスを実施し、先進医療の治療代が23,000円かかった場合、
助成額は、23,000円×0.7=16,000円(千円未満切り捨て)となります。 - タイムラプス(23,000円)とPGT-A(113,000円)を実施し、先進医療の治療代が136,000円かかった場合、
助成額は、136,000円×0.7=95,000円(千円未満切り捨て)ですが、上限5万円までのため、助成額は50,000円となります。
※上記に記載している金額は、先進医療会議の資料を基にしています。実際の金額は医療機関によって異なりますのでご注意ください。
対象となる技術
令和5年4月1日現在、国が保険診療と併用可能な先進医療として提示している技術等については以下のとおりです。
先進医療会議の決定により、今後変更となることがありますのでご注意ください。
PICSI | タイムラプス |
子宮細菌叢検査(EMMA/ALICE) | SEET法 |
子宮内膜受容能検査(ERA) |
子宮内膜スクラッチ |
IMSI | 子宮内フローラ検査 |
子宮内膜受容能検査(ERPeak) | 二段階胚移植法 |
マイクロ流体技術を用いた精子選別 | 反着床不全に対する投薬(タクロリムス) |
着床前胚異数性検査(PGT-A) |
【参考】 令和4年度からの保険制度について
助成令和4年度からの保険適用につきまして、厚生労働省のホームページにて情報が掲載されているためお知らせします。
〇厚労省ホームページ・・・不妊治療の保険適用への検討状況等不妊治療に関する情報
〇国民の皆様へ・・・保険適用に関するリーフレット[PDFファイル/699KB]
〇不妊治療に関する資料集・・・不妊治療治療に関する資料について(20230401版)[PDFファイル/3MB]
申請額シミュレーション
以下のサイトで、助成金のシミュレーションが可能です。
助成金計算シミュレーション(別サイト)
申請方法について
1.申請様式
※ご夫婦が別世帯の場合は夫及び妻の住民票抄本と戸籍謄本(戸籍上の夫婦が確認できるもの)が必要です。
- 【必須】不妊治療費助成事業申請書(申請者が記載)
※電子申請をする場合は、不妊治療費助成事業申請(様式1号)の内容を電子申請システム内で入力をしてもらうため、
ダウンロードは不要です。
様式1号(申請書・先進医療)[PDFファイル/157KB] - 【必須】不妊治療費助成事業受診等証明書(医療機関が発行)
様式2号(証明書・先進医療)[PDFファイル/107KB] - 【必須】夫婦の住民票の写し(続柄の記載があり、マイナンバーなしで発行日から3ヶ月以内のもの)
※住民票で夫婦関係が確認できない場合は戸籍謄本(3ヶ月以内発行)も必要
※同じ年度内の2回目以降の申請で、前回提出した住民票の発行日から3ヶ月以内に申請を行い、住所に変更がない場合は省略可。 - 【必須】振込先口座の口座名義人、口座番号がわかる書類(通帳、キャッシュカードの写し等)
- 【事実婚の場合のみ】事実婚夫婦による申請の場合は、ご両人の戸籍謄本と申立書が必要となります。
様式6号(事実婚申立書)[PDFファイル/136KB]
2.電子申請による申請(オススメ!)
申請書については、長崎県電子申請システムを利用してオンラインにて申請が可能です。
※電子申請の場合は、上記の不妊治療費助成事業申請(様式1号)の内容を電子申請システム内で入力をしてもらうこととなります。
【事前準備について】
取得した必要書類については、電子申請時に添付資料としてアップロードしていただく必要がありますので、必要な画像を事前にスマートフォン等による撮影またスキャナ等による取込をしてください。添付ファイルに添付できるサイズは合計100MB(約100,000KB)までですので、添付する際に各データを約10,000KB以下にサイズダウンする必要があります。
※画像が鮮明でない場合、再提出をお願いすることがありますので撮影後、アップロードする前に必ず画像データをご確認ください。
【電子申請ページ】
【長崎県電子申請システム】手続き申込:手続き説明 (e-tumo.jp)
3.郵送による申請
郵送による申請書の提出先は、以下のとおりです。(※郵送を利用する場合、郵送にかかる送料等については申請者負担になります。)
〒850-8570 長崎県長崎市尾上町3-1 福祉保健部こども政策局 こども家庭課 あて 電話番号:095-895-2443 |
先進医療実施医療機関
(1)県内
長崎県内で先進医療を実施している医療機関は、以下のとおりです。(令和6年5月24日現在)
医療機関名 | 住所 | 電話番号 | 実施技術 |
岡本ウーマンズクリニック | 長崎市江戸町7-1 | 095-820-2864 |
タイムラプス、 |
(2)県外
長崎県外で先進医療を実施している医療実施医療機関について、長崎県に近い医療機関については以下のとおりです。(令和5年8月1日現在)
医療機関名 | 住所 | 電話番号 |
谷口眼科婦人科 | 佐賀県武雄市武雄町大字武雄385-2 | 0954-23-3170 |
その他の先進医療実施医療機関および治療内容については、厚生労働省ホームページよりご確認ください。
先進医療を実施している医療機関一覧(厚生労働省)
不妊治療に関するお問い合わせ窓口
不妊治療全般にかかる相談等については、お近くの管轄の保健所(長崎市居住の方は長崎市役所子育てサポート課、佐世保市居住の方は、佐世保市役所子ども保健課)へご相談ください。
保健所等名 | 管轄区域 | 所在地 | 電話番号 |
長崎市役所子育てサポート課 | 長崎市 | 長崎市魚の町4-1(2階) | 095-829-1255 |
佐世保市役所子ども保健課 | 佐世保市 | 佐世保市高砂町5−1 | 0956-25-9741 |
西彼保健所 | 西海市、西彼杵郡(長与町、時津町) | 長崎市滑石1-9-5 | 095-856-5159 |
県央保健所 | 諫早市、大村市、東彼杵郡(東彼杵町、川棚町、波佐見町) | 諫早市栄田町26-49 | 0957-26-3306 |
県南保健所 | 島原市、雲仙市、南島原市 | 島原市新田町347-9 | 0957-62-3289 |
県北保健所 | 平戸市、松浦市、北松浦郡(佐々町) | 平戸市田平町里免1126-1 | 0950-57-3933 |
五島保健所 | 五島市 | 五島市福江町7-2 | 0959-72-3125 |
上五島保健所 | 北松浦郡(小値賀町)、南松浦郡(新上五島町) | 長崎県南松浦郡新上五島町有川郷2254-17 | 0959-42-1121 |
壱岐保健所 | 壱岐市 | 壱岐市郷ノ浦町本村触620-5 | 0920-47-0260 |
対馬保健所 | 対馬市 | 対馬市厳原町宮谷224 | 0920-52-0166 |
『長崎県×ルナルナ』 長崎県と株式会社エムティーアイの連携協定締結について
長崎県(知事:中村 法道)と、株式会社エムティーアイ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:前多 俊宏 以下、エムティーアイ)は、県内の妊娠を望む夫婦に対する支援のより一層の充実に向け、令和2年3月26日(木)付けで、「妊活支援等に関する連携協定」を締結しました。その取組みの一つとして、エムティーアイが提供する女性の健康情報サービス『ルナルナ』内に長崎県妊活特設ページを開設しています。
《主な内容》
・妊娠・出産・不妊等に関する基礎知識の提供
・長崎県及び県内自治体が実施する不妊治療に関する助成金情報の提供
・長崎県不妊専門相談センターの紹介
ページへのアクセス方法
<アプリから確認する場合>
- 『ルナルナ』または『ルナルナ 体温ノート』をインストール
- 右下のメニューから「地域情報」を開く
- 長崎県を選択
<ウェブから確認する場合>
下記のQRコードもしくはURLから確認できます。(アプリのインストール不要)
連携の効果
本協定の締結により、妊娠・出産を希望する県民の方々に、不妊治療等の正しい知識や県の取組み、利用可能な助成制度、相談窓口等に関する情報発信が可能となり、早期治療を促すことが期待できるなど、妊娠・出産・不妊・不育・育児等の支援策をより多くの方に知っていただく機会となります。今後、県民に対する妊娠・出産・不妊・不育・育児等の支援において、連携して取り組んでいく予定です。
妊娠・出産・不妊に関する意識調査について
長崎県では『ルナルナ』と共同で、妊娠・出産・不妊に関する意識調査を実施しました。
・調査時期:令和2年8月19日から令和2年8月31日
・調査方法:「ルナルナ」及び「ルナルナ体温ノート」内にて専用のフォームで実施
・調査対象:全国のルナルナユーザー 19,011名、うち長崎県のユーザー 198名
「妊娠・出産・不妊に関する意識調査」の結果詳細は下記リンクからご覧ください。
妊娠・出産・不妊に関する意識調査レポート[PDFファイル/1MB]
プレコンセプションケアについて
「プレコンセプションケア」は、若い男女が将来のライフプランを考えて、日々の生活や健康と向き合うこと。次世代を担う子どもの健康にもつながるとして、近年注目されているヘルスケアです。早い段階から正しい知識を得て健康的な生活を送ることで、将来の健やかな妊娠や出産につながり、未来の子どもの健康の可能性を広げます。
プレコンセプションケアは医療、保健、教育、福祉などの幅広い分野で連携を図りながら推進していくこととされており、男女ともに将来の妊娠を考えながら自分のライフプランに適した心身の健康管理を行うことを支援するため、正しい知識や様々な情報を発信していきます。
プレコンセプションケアについて | 長崎県 (pref.nagasaki.jp)
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一人一人の状態に合わせた、妊活に限らず、女性全般のお悩みに関する情報提供や個別相談を実施します。
このページの掲載元
- こども家庭課
- 郵便番号 850-8570
長崎県長崎市尾上町3番1号 - 電話番号 095-895-2442
- ファックス番号 095-825-6470