『シーボルトの川づくりシンポジウムin長崎』に参加しました。
今年はシーボルトが長崎を訪れ200周年を迎えます。
令和5年9月16日(土曜日)に長崎歴史文化博物館で『シーボルトの川づくりシンポジウムin長崎』が開催されたため、参加してきました。
シーボルトは鎖国時代に、長崎周辺の淡水魚を採取して 標本にし、ヨーロッパに新種として紹介しました。
しかしながら、彼が紹介した魚たちのうち、いくつかは護岸のコンクリート化等の防災工事による河川環境の変化により、絶滅してしまいました。
シーボルトの魚たちが、これからも生き続けることのできる河川環境はどうあるべきか? 集中豪雨による河川の氾濫、護岸の崩壊などの自然災害にどう立ち向かうのか?これから の河川との付き合い方等の課題に対し、専門家による講演やパネルディスカッションが行われました。
河川の生物が大好きな私としては、シーボルトの魚たちの話や、個人の宅地の庭に、雨水を浸透させ、河川への集中的な流出を抑制する『あめにわ』という治水手法の紹介は大変興味深く、今後の業務にもしっかりと反映させていきたいと感じました。
基調講演1
シーボルトがヨーロッパに持ち帰った長崎県の淡水魚」 細谷 和海氏(近畿大学名誉教授)
基調講演2
「都市河川におけるこれからの河川活動とグリーンインフラ」 島谷 幸宏氏(熊本県立大学特別教授)
パネルディスカッション
『シーボルトの川づくりから考える』
コーディネーター
島谷 幸宏氏(熊本県立大学 特別教授)
パネリスト
細谷 和海氏(近畿大学名誉教授)
中島 淳氏(九州大学総合博物館 協力研究員)
兵働 馨氏(長崎よか川交流会会長)
田崎 武詞(波佐見・緑と水を考える会事務局長)
橋口 茂 (長崎県 長崎振興局 建設部 河川課長)
高橋 英一(国土交通省 長崎河川国道事務所 事業対策官)
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