「長崎大水害を経験していない18歳が防災教育をやってみた」

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 「長崎大水害を経験していない18歳が防災教育をやってみた」

 7月23日は何の日かご存じでしょうか。今から41年前の1982年(昭和57年)に市内では記録的な大雨が降り、長崎市の中心部を流れる中島川周辺で大きな被害を受けた長崎大水害が起きた日です。

 今年の同日、観光、歴史、環境、防災等を学ぶため、デミー博士と青少年30名が出島表門橋を出発し、中島川沿川をさるいてまわる「ブラデミー」が開催されました。さるく途中に各分野のスペシャリストが講師として登場し、私も上司と共に西山ダムの目的や役割、中島川の過去の被害状況、歴史などの説明を行いました。

 西山ダムは水道水の確保を目的に1904年(明治37年)に建設され、日本で3番目に古いコンクリートダムであることから、歴史的にも価値が高いダムです。その後、長崎大水害を契機にダムの再開発を行った際、歴史的価値が高い元々のダムを保存するため、洪水調整機能を持たせたダムを下流側に新設したことから、現在では新旧2つのダムが並んでいます。

 私は今年4月から長崎県の長崎振興局に務める新規採用職員(18歳)で、大勢の人の前で話すことは初めてでしたので、とても緊張しましたが、参加者の皆さんに説明することで逆に多くのことを学ぶことができました。

 つたない説明ではありましたが、参加者のみなさんに少しでも役に立てば幸いです。

 今後も防災だけでなく、土木の魅力も頑張って伝えていきたいと思います。

 

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