玖島城の二の丸、三の丸跡に繁茂する樹林で、玖島城当時からの巨木が群をなして生育している。樹叢を構成するのは、スダジイの巨木群のほか、クスノキ・モチノキ・ホルトノキ・クロガネモチ・アラカシ・ナナメノキ・ヤマモガシ・シロダモなどの常緑樹で、ムクノキ(落葉樹)には巨木が見出される。樹下には、ミミズバイ・カンザブロウノキ・クロキなどの常緑低木、ノシラン・ヤブラン・ナガバジャノケビ・ハナミョウガなどの常緑草本が生育して、照葉樹林特有の構成をよくあらわしている。植物分布上、ヒゼンマユミやコバノチョウセンエノキが生育するのも注目をひく。
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