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五島列島における瀬戸を介した久賀島及び奈留島の集落景観

重要文化的景観(国選定)
よみがなごとうれっとうにおけるせとをかいしたひさかじまおよびなるしまのしゅうらくけいかん
指定年月日平成23(2011)年9月21日
追加年月日令和3(2021)年3月15日
所在地五島市久賀町、蕨町、猪之木町、田ノ浦町の全域、久賀島漁港の全域、五島市奈留町大串の一部、新奈留漁港(大串地区)及び新奈留漁港(江神地区)の全域、久賀島及び奈留町大串の周辺海域
ファイル

 平成23年9月に重要文化的景観として選定された「五島市久賀島の文化的景観(ごとうしひさかじまのぶんかてきけいかん)」に、奈留島北西部の大串集落及び江上集落並びに周辺海域が追加され、これに伴い名称が変更された。(旧名称「五島市久賀島の文化的景観」)

 既選定の久賀島(ひさかじま)は、北に湾口を開いた遠浅の内湾(うちわん)を成す。内湾側の緩傾斜地には、久賀集落など複数の集落が立地し、谷筋に水田を開く。さらに大村藩からの移住者が、既存集落の内或いは周囲に宅地や耕地を築いて混住した。一方、外海(そとうみ)側は急傾斜面であり、東岸から南西岸にかけての小さな入り江に新たな集落が開かれた。
 山腹の段々畑が山林化するなどの変化はあるものの、緩斜面を成す内湾側と急斜面を成す外海側での集落形成の違いを顕著に示す。加えて島内にはヤブツバキが多く自生し、椿実採取の慣習を伝える。
 
 追加選定された奈留島の大串集落は、古くからの集落で、家屋は山裾に沿って数列に近接して建ち、海岸に下る小路とともに漁村景観をみせる。江上集落は大村藩からの移住者によって開かれた。南側斜面には大正7年(1918)に江上教会(重要文化財「江上天主堂」)が建てられ、敷地前面に自生するタブノキを風除けとする。
 かつて久賀島東部と奈留島北西端の集落の間には、薪の調達や江上教会への礼拝など生活行事のため、奈留瀬戸を伝馬船(てんません)等で渡る日常的な繋がりがあった。しかし、定期航路の就航等によって、瀬戸が生活航路として使われなくなっている。
 追加選定によって、海上から瀬戸越しに眺める海と島の景観、気候風土に即した土地利用を見せる集落景観、ヤブツバキやタブノキの利用が作る山林景観などに、五島列島南西部における歴史的、文化的な特色を見出すことになった。
 なお、本件は、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産である「久賀島の集落」と「奈留島の江上集落(江上天主堂とその周辺)」の一体的保護にも資するものである。


●追加選定地内の主な重要な構成要素
・集落「大串集落」「江上集落」
・宗教関連施設「江上天主堂」など
・植物「江上天主堂前のタブノキ」
・海域「奈留瀬戸」など

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