佐世保市南端部に位置し、大村湾に突き出た標高約22mの斜面上に立地する5世紀の古墳である。平成25年度に佐世保市による発掘調査が行われ、直径17m、比高差約3m、葺石や三日月状の周溝が伴う円墳であることが判明した。また、墳丘の断割り調査により、黄褐色土と褐色土を交互に突き固めて盛土していることが分かった。
主体部は横穴式石室で、全長3.85mである。玄室は大型の板石を長方形に組み上げて構築し、さらに仕切石で区画する。羨道部は小型の割石で側壁を作り、拳大~人頭大の礫で閉塞している状況が確認された。
大村湾沿岸で集中して高塚古墳が築造される5世紀前後から半世紀間の中で、発掘調査により墳丘及び石室の構造や築造状況が判明した古墳として重要である。