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越高遺跡

越高遺跡
史跡(国指定)
よみがなこしたかいせき
指定年月日令和7(2025)年3月10日
所在地対馬市上県町越高30番外
所有者対馬市
年代縄文時代早期末から前期
ファイル

越高遺跡は、対馬北西部の海岸に位置する縄文時代早期末から前期にかけての集落遺跡である。尾根を挟んで50m離れたA地点とB地点から構成され、A地点の海岸部では、板石を約1.1m四方に組み合わせた炉跡が確認された。規格性の高い方形炉は朝鮮半島東海岸から南海岸沿いの遺跡に認められるもので、日本列島には例のないものである。
また、両地点では、縄文時代前期の土器と朝鮮半島南部の新石器時代早期から前期の土器群が共伴しつつ層位的に出土した。各層から出土した石器のうち主体となるのは、佐賀県伊万里市の腰岳産黒曜石を利用した打製(だせい)石鏃(せきぞく)(注1)であり、同多久市を原産地とするサヌカイトを利用した削器(さっき)類(注2)も出土する。その他、磨製銛頭(もりがしら)や大型ナイフ等、朝鮮半島南海岸地域で出土するものと類似する石器が含まれる。
このように、本遺跡は縄文時代早期末から前期にかけての九州と朝鮮半島の特徴を有する遺構・遺物が出土している。縄文文化と朝鮮半島南部の新石器文化の境界域における特徴を示す遺跡であり、我が国における縄文文化の多様性を具体的に示す重要な遺跡である。
(注1)打製(だせい)石鏃(せきぞく)
矢の先端に付ける石製の矢じりで、黒曜石や安山岩などガラス質の石材を打ち欠いて作ったもの。平面三角形で長さ2㎝前後のものが多い。
(注2)削器(さっき)
骨や木材の加工具、動物解体用の切断・削り具と考えられる石器で、剥片の縁辺を細かく打ち欠いて刃部としたもの。安山岩や玄武岩などの石材が用いられる。


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