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景華園遺跡出土の一括遺物 18点

有形文化財(県指定)
よみがなけいかえんいせきしゅつどのいっかついぶつ じゅうはちてん
指定年月日平成18年(2006)3月3日
所在地長崎市立山1‐1‐1 長崎歴史文化博物館
所有者長崎県

景華園遺跡は、島原市中野町に所在する弥生時代の墳墓遺跡である。本資料は、昭和2年(1927)に粘土採取工事の際に甕棺が発見され、棺内から勾玉と管玉及び布片が出土したが、それより1~2年前に同所から銅矛2本が出土しており、布片を除いた銅矛2本、勾玉1点、管玉15点が旧長崎美術博物館に所蔵されていたものである。なお、布片は京都大学に所蔵されており、指定の対象から外している。
出土した銅矛は、甕棺の棺外副葬であった可能性が高く、中細形銅矛が北部九州地域では各地域の首長墓に副葬されているところから、棺内出土の勾玉・管玉を含めて、島原半島一帯を束ねる首長墓の副葬品であった可能性をもっている。
本資料は、景華園遺跡が島原半島の中心的な遺跡であったことを示すとともに、クニを統括していた特定有力者の存在を物語り、当該地域における社会発展・構成を解明する上で、学術的に重要な資料である。

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