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旧小田家住宅主屋・奥座敷・土蔵

旧小田家住宅主屋・奥座敷・土蔵
県指定有形文化財(建造物)
よみがなきゅうおだけじゅうたくしゅおく・おくざしき・どぞう
指定年月日平成29年(2017)2月16日
所在地北松浦郡小値賀町笛吹郷
所有者小値賀町
ファイル ファイル

 旧小田家住宅は、笛吹港から100m程北の高台に立地する。敷地は、東西50m、南北40mの広さで、敷地周囲を石垣が取り囲む。
 南門の正面に主屋が建ち、主屋の北西に奥座敷が付属する。主屋と奥座敷は、敷地南西に築かれた築山と池泉の庭園に面する。主屋北側は石畳を敷いた庭で、土蔵と井戸が建つ。
 旧小田家住宅の建設年代は、部材の経年具合から主屋東側の土間部分は18世紀中頃と判断される。南西側庭園に面する主屋の座敷・次の間・式台・縁側は、土間部分より部材が新しく19世紀始めの改築である。
 北西に付属する奥座敷は、主屋西側下屋の上に後から小屋組を接続させていることや以前の建物の基礎が北側に残ることから、さらに時代が下がり明治以降の再建である。
 旧小田家住宅は、江戸時代中期にさかのぼる建築で、平戸藩主らを迎えた式台・書院造りの座敷・奥座敷の表向きの部分だけでなく、土間・茶の間・仏間・土蔵などの内向きの部分まで改変が少なく、往時の様相を良好に留めた優れた民家建築である。
 また、敷地内の門、石垣、主屋、奥座敷、土蔵、庭園など全体の構成が良好に残り、鯨組や廻船業など小値賀を拠点として西海、平戸と多角的に活動した小田家代々の拠点住宅として高い評価を有している。

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