マルコ・マリー・ド・ロ(MarcMarie de Rotz)神父は慶応4年(1868)長崎へ渡来、大正3年(1914)長崎で歿するまで崇高なキリスト精神と不屈のフロンティア精神で社会福祉事業に貢献した人物である。
指定物件はド・ロ神父の社会福祉事業遺跡で、村人の生活を高めるため機械・網すき・染物・搾油・パン・マカロニ・ソーメン製法を教えた。遺跡は明治16年(1883)設立の授産場などの救助院跡、および明治18年(1885)設立のいわし網工場跡である。これらは、ド・ロ神父の福祉事業活動を物語る遺跡として貴重である。
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