アベマキはブナ科の落葉樹で、大陸系の植物であるが日本の対馬や中国山地にも多く見られる。樹皮からコルクが採れることから「コルクの木」とも言われる。指定のアベマキは、明治30年(1900)に教師の内田格氏が、台湾の学校から森山西小学校に勤務することになったときに持ち帰り、移植したものである。アベマキでは珍しい巨樹で、地上55㎝の幹周りが3.65m、樹高約25m、地上3mのところから二大支幹に分かれている。樹勢もよく、枝張りは東西南北へ7m~11.3mも広がる巨樹である。