福江島の西の沖合に浮かぶ嵯峨島（さがのしま）に伝わるこの踊りは、福江のチャンココと同系の古い念仏踊りで地元の青年たちによって踊られる。服装はジュバンを着て、短い腰巻をまき、派手な冠物をつけている。8月14日（以前は旧盆の7月15日）の昼は戸毎に踊り、夜は墓所で踊る。演技は鐘の音に和して行うが、チャンココとほぼ同様で、「オーモンデー」はカネ叩きが唱える歌詞の一部である。
　なお、この文化財は、昭和35（1960）年3月22日に県指定無形文化財に指定されていたが、昭和52（1977）年1月11日に指定解除、同日、県指定無形民俗文化財に指定されている。
　また、昭和46（1971）年11月11日に記録作成等の措置を構ずべき無形民俗文化財に国により選択されている。


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