チャンココは福江に伝わる古い念仏踊りである。チャンココの語源は「チャン」が鉦の音、「ココ」が太鼓の縁をたたく音であろうといわれている。伝承によると、文治3年(1187)以前より始まるという。旧盆の13日から15日まで、福江近在の青年が鼓鉦に和して掛(踊子)たちが円陣を作り、帷子を着て、ビローの葉、または蒲の葉で作った腰蓑をつけ、首から下げた太鼓をたたきながら踊る。
なお、この文化財は、昭和29年(1954)4月13日に県指定無形文化財に指定されていたが、昭和52年(1977)1月11日に指定解除、同日、県指定無形民俗文化財に指定されている。