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ファイル 冷泉為恭筆法然上人行状絵

○土御門天皇の勅命により描かれた「円光大師行状図」を幕末復興大和絵の名手である冷泉為恭が模写したもの。
冷泉為恭筆法然上人行状絵
有形文化財(県指定) 
よみがなれいぜいためちかひつほうねんしょうにんぎょうじょうえ
指定年月日昭和35年(1960)3月22日
所在地長崎市鍛冶屋町5-81
所有者大音寺
最寄り駅路面電車・バス「思案橋」下車 徒歩5分

 この絵は、土御門天皇の勅命によって描かれた「円光大師行状図」(勅修絵伝)を冷泉為恭が模写したもので、大幅十二幅仕立で、238図よりなっている。冷泉為恭は、幕末期の公家召抱えの復古大和絵師。京狩野の絵師・狩野永泰の子。京狩野9代の狩野永岳は伯父にあたる。のち冷泉為恭に改める。社寺に所蔵される古画や古物の写生を重ね、また有職故実を学び、田中納言・浮田一薫とともに、幕末復興大和絵の名手といわれる。本図は嘉永年間(1848~54)に制作されたものといわれている。冷泉為恭は、幕末の尊王攘夷の風潮のなか、佐幕派との人物との交流もあったことから、尊王派から命を狙われ、元治元年(1864)5月5日に長洲士大森源太郎に暗殺された。享年42歳。


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