リチャード・コックスは、慶長18(1613)年から元和9(1623)年まで平戸英国商館長として平戸に在任していた。リチャード・コックスの元和元(1615)年6月2日の日記にウィリアム・アダムスより甘藷1袋送られるとの記載がある。また、同年6月19日の日記には「菜園を借り、これに琉球から持ってきた甘藷を栽培したが、この甘藷は日本では栽培されたことはなく、余はこの菜園の借地料として英貨5シリングを支払うとある。更に6月2日にはイートン氏が琉球から余に送った甘藷の根500本を植えた。」と記している。
これが甘藷をわが国で栽培した最初の記録であるとされる。
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