本像は、慈光寺に伝わる金銅阿弥陀如来坐像で、昭和58(1983)年に境内にある池の清掃の際に発見された。像容から我が国の制作ではなく、朝鮮半島の高麗時代の仏像と考えられる。 高麗時代の金銅仏は、我が国では対馬・壱岐・北部九州に集中しており、中世の日朝関係をしめす資料となっているが、本像も同等の価値を有する。 大きな地図で見る