このイチョウは今宮神社の境内にあり、巨樹というほどではないが、乳柱が珍しい。地上すれすれのところから3本の幹に分れ、そのうち最大のものは目通り幹まわり4mほどある。この主幹の高さ4mばかりのところから出ている側枝に、数本の乳柱が垂れさがっている。乳柱の最大のものは長さ2.8m、その基部のまわりは1.8mもある。乳柱の大きさとしては日本有数のものである。乳柱の発達するのは雌株より雄株に多いという。これは雌株で、その点でも稀少といえる。 大きな地図で見る