長崎県ホームページ


ここからこのページの情報です。

パンくずリスト(現在位置の表示)

長崎県文化財データベース エリアでさがす

ファイル 櫃崎岩脈

奇妙な漏斗状をなす岩脈
櫃崎岩脈
天然記念物(県指定) 
よみがなひつさきがんみゃく
指定年月日昭和54(1979)年4月27日
所在地松浦市福島町浅谷免字櫃崎
所有者松浦市
最寄り駅東平入口バス停下車 徒歩5分

 福島町浅谷(あさがい)北方の櫃崎海岸には、佐世保層群柚木(ゆのき)層の砂岩を主とする地層が露出し、南北の走向をもち、西へ15°傾斜する。波食台に露出する砂岩層を横切るN80°W方向の幅約70㎝、延長約30mの板状の玄武岩岩脈の先に、長径約15m、短径約11mの玄武岩のこぶ状の盛り上がりがあり、平面的には楕円形をなす。岩体の周縁部は、幅約1m(90~120cm)の急冷相を示す多孔質の玄武岩が突出する。中心をなす直径約6mの岩体は、上半部が緻密な玄武岩であり、柱状節理が発達するが、下部は角礫状となる。周縁部の柱状節理から判断すると、深部は内側に向けて収縮し、断面では漏斗形をしているものと判断される。直線状の板状の岩脈は珍しいものではないが、一般的な板状岩脈の一部が、この岩脈のように漏斗形(逆円錐形)を呈するのはきわめて珍しい現象である。

大きな地図で見る

ここまでがこのページの情報です。
ページの先頭へ

現在、スタイルシートが適用されていないため、 画面上のデザインは再現されていません。 スタイルシートに互換性のあるモダンブラウザのご利用をおすすめいたします。
ページの先頭へ