平戸神楽は日向神楽とならんで九州神楽を代表するものといわれる。元禄時代、松浦家29代天祥公鎮信(てんしょうこうしげのぶ)のとき、その家臣橘三喜(たちばなみつよし)が全国の一の宮参拝を試み、見聞した神楽の粋を集めて作ったのが平戸神楽である。松浦家の手厚い保護を受け、藩内の神社の祭礼には必ずこの神楽が奉納され現在に及んでいる。神楽は24番の舞からなり、2本の剣を抜き放って舞う「二剣の舞」は圧巻である。
なお、この行事は、昭和53(1978)年12月8日に記録作成等の措置を構ずべき無形民俗文化財に国により選択されている。
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