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ファイル 野母崎の変はんれい岩露出地

○非常に古い生成年代の変はんれい岩
野母崎の変はんれい岩露出地
天然記念物(県指定)
よみがなのもざきのへんはんれいがんろしゅつち
指定年月日平成6年(1994)2月28日
所在地長崎市黒浜町 長崎市以下宿町
管理・保護団体長崎市
最寄り駅バス「以下宿」下車 徒歩1分
ファイル

 長崎半島の先端野母崎の北部約4㎞の海岸は、波に浸食を受けた海食崖の景観を呈し、暗緑灰色の硬い岩石が露出している。この岩石は、地質学的には「野母変はんれい岩複合岩体」と呼ばれるもので、玄武岩質のマグマが地下深部で徐々に冷えてできた、輝石や斜長石を主成分とする「はんれい(斑糲)岩」が造山作用等に伴う高圧により変成を受け、地殻変動によって地表に露出したものである。この地域の変はんれい岩の放射年代を測定した結果、約4億8千万年前という非常に古い生成年代を示すことが判明した。長崎半島や西彼杵半島に広く分布する「長崎変成岩類」の年代が約6~9千万年前であるのと比較すると、その古さが際立ったものであることが判る。


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