平戸島にはヤブツバキやサザンカが多数自生しており、昔から薪炭や採油の原料として活用され、武家屋敷などの生垣や園芸品種としても利用されてきた。 平戸戸石川のハルサザンカは、1970年代前半、熊澤三郎氏(元九州農業試験場・場長)により確認されたものであり、原種サザンカにヤブツバキが自然交配した一次雑種で、樹齢400年以上、全国でも最大級のものである。ハルサザンカの原木とされており、植物学ならびに園芸学上貴重な植物であることから、後世に伝えるべき天然記念物である。 大きな地図で見る