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ファイル 橋口家住宅(主屋、倉庫)

○ド・ロ神父が考案した石積技法で作られた「ド・ロ壁」が現存する
橋口家住宅(主屋、倉庫)
登録有形文化財(国登録) 
よみがなはしぐちけじゅうたく(しゅおく、そうこ)
指定年月日平成17年(2005)11月10日
所在地長崎市新牧野町285番地
所有者個人
最寄り駅バス「桜の里ターミナル」乗り換え「出津文化村前」下車 徒歩50分
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 橋口家住宅が所在する長崎市新牧野町(旧西彼杵郡外海町)は、明治12年(1879)にド・ロ神父が訪れ、以後30年にわたり宣教と様々な社会福祉活動を行った地で、キリスト教の文化が厚い信仰とともに文化的風土として地域に浸透している。
 橋口家住宅は、この地域に多用されている「ド・ロ壁」と呼ばれる石積技法による代表的な建築物であり、特に2階建て倉庫の石積建築は他に例を見ないものである。
橋口家住宅の創建者である橋口要八氏(現所有者の曾祖父)は、ド・ロ神父の協力者として働いた人物で、神父の建築技法に関する知識を有していたものと考えられる。
主屋は、木造2階建ての桟瓦葺きで、1階の壁が地元産の結晶片岩を赤土で固めて積み上げた石積壁を主体とし、寄棟造の母屋の四方に庇をめぐらす構成となっている。
 また、倉庫は、石造2階建てで寄棟造の桟瓦葺き。壁はすべて石積壁で、石造建築特有の重厚な外観を呈し、付近一帯の景観の象徴的存在となっている。
 橋口家住宅は、ド・ロ神父によってもたらされた建築技法が民間利用されている象徴的な建造物として、地域固有の歴史的・文化的特徴を顕著に表すものである。


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