このクスは、熊野神社の本殿脇にそびえている。クスの花は、毎年5月始め葉のつけねに分かれた小枝を出し、それに白味をおびた淡い黄色の小さな完全花を開く。秋になると直径8mほどの丸い実が熟れる。なかに一個の種がある。果実には、葉や枝などとともにクス特有のよい香りがある。目通り幹まわり8m、樹高およそ19mを誇る県内有数のクスノキの大木である。 大きな地図で見る