縦18㎝、横13㎝のブロンズ(銅製)のレリーフ。プラケットとは方形の大メダルで、ピエタとは、慈悲・哀れみの意。美術の世界では十字架から下ろされたキリストを抱く聖母マリアの像を示す。イタリア製でフィレンツェにあるミケランジェロのピエタ像に基づいて鋳造されたと考えられる。本品はキリシタン時代に日本へ伝来したもので、昭和37年(1962)に長崎市片淵町の竹やぶを開墾中に地下1.5mから出土した。東京国立博物館蔵の板踏絵の一枚と同種で萩原祐佐の踏絵の基となった。 大きな地図で見る