木場浮立は、佐賀県有田の龍泉寺を中心とした浮立が、元禄3(1690)年上木場に伝えられたものである。実技面で歴代の師匠を中心に、地元民によって囃子方、舞方等部門別に伝授され、雨乞いの際はもとより、豊年祭りや各種の祭事に演ぜられ、現在に至っている。伝授系統が明確なことと、古式を正確に伝えていることが木場浮立の特色で、囃子方の楽器、衣裳等も往時のままのものをよく伝えている。
なお、この文化財は、昭和35(1960)年3月22日に県指定無形文化財に指定されていたが、昭和52(1977)年1月11日に指定解除、同日、県指定無形民俗文化財に指定されている。
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