昭和26年(1951)建設開始、昭和30年(1955)開園。園内には北村西望作の平和祈念像、世界各国から寄せられた多数の記念碑が建てられている。登録の範囲は、平和祈念像のある「願いのゾーン」、原爆資料館のある「学びのゾーン」及び「祈りのゾーン」から成る。このうち、「願いのゾーン」は、周囲を見渡せる丘陵の上にあり、当時原爆の被害を受けた地域を一望できる場所で、毎年の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典の会場となっている。
爆心地、長崎刑務所浦上刑務支所及び浦上天主堂の遺壁など、原爆投下の物証という歴史的意義を有する場所であるとともに、世界に向けて核兵器の禁止と世界平和の実現を呼びかける場所として記念的な意義をもつ都市公園である。
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