長崎県ホームページ


ここからこのページの情報です。

パンくずリスト(現在位置の表示)

長崎県文化財データベース エリアでさがす

ファイル 世知原の懸仏

裏面に正応4年(1291)の銘あり。製作年代のわかる貴重な資料。
世知原の懸仏
有形文化財(県指定)
よみがなせちばるのかけぼとけ
指定年月日昭和43(1968)年4月23日
所在地佐世保市世知原町笥瀬106
所有者個人蔵
最寄り駅個人蔵

 懸仏とは円形板や鏡などに浮彫や鋳造の仏像を取付け、釣手環をつけて吊下げるようにしたもので、御正体(みしょうたい)ともいう。鏡板は銅板金に周囲に覆輪をめぐらし、中尊の阿弥陀如来坐像を蓮華座と共鋳したもので、その左右に花瓶を釘打ちしている。天蓋は欠失し、釘痕のみ残っている。裏銘に「祗園社・祗園神体・願主沙弥(花押)・弁□□(二字不明)・奉懸御正躰一躰・右志者為現当二世悉地円満而巳・正応四年三月二十四日敬白」とあり、正応4(1291)年の製作であることが記されている。製作年代の分かることから、鎌倉時代懸仏の基準作である。

大きな地図で見る

ここまでがこのページの情報です。
ページの先頭へ

現在、スタイルシートが適用されていないため、 画面上のデザインは再現されていません。 スタイルシートに互換性のあるモダンブラウザのご利用をおすすめいたします。
ページの先頭へ