諫早家墓所は天祐寺境内にあり、諫早家初代家晴公より18代家興公までの墓碑18基と、正・側室・子息の墓25基、家臣30基、一族の墓4基、雑塔56基、石碑5基、六地蔵4基、燈籠177基など、慶長18年(1613)より大正2年(1913)までに作られた墓碑群である。
特徴は、墓石は五輪塔様式で、その周囲を弥勒四十九院様式の石柵で囲んでいることである。そして4代茂真公夫妻と2代後室高源院の墓は、県内で最大規模の石造りの御(み)霊(たま)屋(や)である。幕藩時代の領主の墓地形式をよく残す貴重な史跡である。
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