昭和16年(1941)、大村神社の多くの里桜のなかから発見命名された珍しい品種である。がく片と花弁の数が多いこととすべての花が二段咲きであることの特徴がある。がく片は10枚、花弁は少なくとも60枚、多いものは200枚もある。二段咲きとは八重の花を二つ重ねた恰好で、下の花を外花、上の花を内花という。初め外花が開き、ついで内花も開いて一花全開となる。花の直径は4㎝。花の色はつぼみのときはえび茶で、次第にピンクになる。オオシマザクラ系のものと思われる。 大きな地図で見る