長崎県ホームページ


ここからこのページの情報です。

パンくずリスト(現在位置の表示)

長崎県文化財データベース エリアでさがす

ファイル 崇福寺第一峰門

○寧波で切組み、唐船数隻に分載舶来した。軒下の構造組物が複雑巧緻である。
崇福寺第一峰門
国宝(国指定) 
よみがなそうふくじだいいっぽうもん
指定年月日昭和28年(1953)3月31日
所在地長崎市鍛冶屋町7-5
所有者崇福寺
最寄り駅路面電車「正覚寺下」 徒歩3分
最寄り駅バス「崇福寺入口」下車 徒歩3分

 創建年代は扁(へん)額(がく)により寛永21年(12月改元正保、1644)ごろと推定されるが現存遺構は元禄7年(1694)唐土寧(にん)波(ぽー)で切組み、翌年春唐船数隻に分載舶来し建立は元禄9年以降という宮田安説が定説となった。当初はここが山門であったが、延宝元年(1673)この下段西向きに、新たに三門が建立されて、ここは二の門となった。別名は唐(から)門(もん)・海天門・中門など。第一峰と海天の名称は扁額の文字による。軒下の構造組物に特徴があり、四(よ)手(て)先(さき)三(さん)葉(よう)栱(きょう)と呼ばれる複雑巧緻なものである。垂木を平に使った二(ふた)軒(のき)の扇(おうぎ)垂(だる)木(き)・鼻(はな)隠(かくし)板(いた)・挿(さし)肘(ひじ)木(き)・柱上部の藤(とう)巻(まき)等は寺内他の建物にも見られる。これは華南地方に多く行われる特徴であろう。軒下軒裏には極彩色の吉祥模様を画くが、雨がかりの部分は朱丹一色というのは合理的である。唐土切組み唐工匠の手になる貴重な遺構である。


大きな地図で見る

ここまでがこのページの情報です。
ページの先頭へ

現在、スタイルシートが適用されていないため、 画面上のデザインは再現されていません。 スタイルシートに互換性のあるモダンブラウザのご利用をおすすめいたします。
ページの先頭へ