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ファイル 竪削盤

○日本最初の洋式工場で使われた現存する我が国最古の工作機械
竪削盤
重要文化財(国指定) 
よみがなたてけずりばん
指定年月日平成9年(1997)6月30日
所在地長崎市飽の浦町1番1号
所有者三菱重工業株式会社
最寄り駅バス「岩瀬道」下車 徒歩3分

 竪削盤とは金属加工に用いられる工作機械で、刃物を取り付けた台が上下に往復運動し、金属の切削、平面加工、溝、軸立加工等を行う。スロッターともいう。
 安政4年(1857)、江戸幕府が海軍創設に伴う艦船修復のため長崎製鉄所を建設し、その際、オランダから18台の工作機械と駆動用蒸気機関を購入したうちの1台である。本機には、ロッテルダムのオランダ汽船会社で1856年に製造したとの記号がある。明治17年(1884)に郵便汽船三菱会社の所管となった。大正3年(1914)に他の機械とともに新設の三菱合資会社彦島造船所(後の下関造船所)に移され、同造船所において昭和16年(1941)7月まで使用された後、昭和28年(1953)に長崎造船所に戻された。他の工作機械は不明で、本機のみが残っており、通算約100年間我が国造船工業の発展につくした。現存する我が国最古の工作機械として、非常に貴重なものである。高さ304.5㎝、幅105.0㎝、奥行176.0㎝。


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