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ファイル 小値賀諸島の文化的景観

「道・広場などの流通・往来に関する景観地」 「垣根・屋敷林などの居住に関する景観地」 「茅野。牧野などの採草・放牧に関する景観地(追加選定)」 「養殖いかだ・海苔ひびなどの漁ろうに関する景観地(追加選定)」
小値賀諸島の文化的景観
重要文化的景観(国選定) 
よみがなおぢかしょとうのぶんかてきけいかん
指定年月日平成23年(2011)2月7日
追加年月日平成23年(2011)9月21日
所在地北松浦郡小値賀町野崎郷及び野崎漁港ほか
管理・保護団体一 国土の歴史的景観に寄与しているもの
最寄り駅佐世保からフェリーで2時間40分。高速船で1時間40分。 博多からフェリーで5時間弱。
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 五島列島の北部地域に位置する大小17島嶼群で形成される小値賀諸島は、火山活動によって形成された複雑な地形とともに、各種の亜熱帯性植物や野生生物が根付く独特の風土を持っている。
 古代では遣唐使船の通過地点として流通・往来における重要地点であり、中世には中国との貿易により港湾都市として栄えた。笛吹郷は、江戸期に壱岐から移住した小田家が鯨組を組織し、小値賀諸島外での新田開発や上方との海産物取引等の事業を展開することで経済的に成長し、その町並みが残されている。
 大島の住民は、生活に困窮している家族があれば、近隣に宇々島に移住させ、その間、税を免除し、移住世帯のみに宇々島の磯場の採取権を与えることで、自力更正の機会を与える貧窮制度を昭和39年まで続けていた。
 野崎島は、現在無人島であるが、小値賀諸島の薪炭林として、あるいは海草採取地として古くから利用されてきたほか、古代に成立した沖(おき)ノ(の)神島(こうじま)神社は小値賀諸島や平戸・五島列島の信仰を広く集め、島嶼間を往来する有形・無形の生活を具体的に示す島のひとつである。
 このように「小値賀諸島の文化的景観」は、多様な地形的特徴を示す島嶼間の移動や近隣諸国との流通・往来に基づいて発展した港や居住地等によって形成される文化的景観である。

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