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ファイル 西彼杵半島猪垣基点

西彼杵半島猪垣基点
有形民俗文化財(県指定) 
よみがなにしそのぎはんとうししがききてん
指定年月日昭和43年(1968)4月23日
所在地西海市西海町中浦北郷字木場
所有者西海町

 猪垣に築きこまれた玄武岩に、10㎝角、深さ2㎜の文字が2行に「享保七□寅(とら)年」(1722)と刻んである。『九葉(くよう)実録』(大村市立図書館蔵)の享保七年六月二十二日の条に「瀬戸ヨリ中浦ニ至マデ石砦ヲ築キ猪鹿ヲ防ギ田園ヲ護ル」とあり、藩の記録に相当する。「大村郷村記」中浦村にも該当の記事がある。当時大村藩は定(じょう)免(めん)法(ほう)を実施しようとした。これは猪害などの免除もなく、年貢は村高に応じ一定するので西彼杵半島では内目も外目も猪害防止のため、高さ1.5m、上幅75m、下幅1.5mの石垣で中央山地を取り囲み、延々と長さ70㎞にわたり築きあげた。この基点の石は中浦、太田和、川内浦の旧3村の三方境目にあたる。


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