【案】西彼保健所感染症発生状況(2025年第22週)

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長崎県感染症発生動向調査

  • 令和7年西彼保健所感染症情報(第22週)[PDFファイル/1MB]
  • 水痘が警報レベルになりました
    水痘とは、いわゆる「みずぼうそう」のことで、水痘帯状疱疹ウイルスというウイルスによって引き起こされる発疹性の病気です。
    ・空気感染、飛沫感染、接触感染により広がり、その潜伏期間は感染から2週間程度です。
    ・成人が発症した場合、水痘そのものが重症化するリスクが高いと言われています。
    ・水痘には弱毒化生ワクチンがあり、有効な予防方法です。

  • 伝染性紅斑が増加傾向にあります
    ヒトパルボウイルスB19(エリスロウイルスB19)による小児を中心にしてみられる流流行性発疹性疾患です。両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ(ほっぺ)病」と呼ばれることもあります。

    ・約10から20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ、その後、両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)が現れます。
    ・頬に発しんが出現する7から10日前に、微熱やかぜのような症状がみられ、この時期にウイルスの排出が最も多くなりますが、発しんが現れたときにはウイルスの排出はほとんどなく、感染力もほぼ消失しています。
    ・日頃からの感染対策に努めましょう。

    妊娠中又は任院の可能性がある方へ
    これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。熱や倦怠感が出現した後に発しんが出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。また、感染しても症状がないこともあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に医師に伝えてください。

  • 国内外で麻しんの報告があっています。麻しん排除を達成している英国や米国でアウトブレイクが確認されています。国内への輸入例の発生や輸入例からのアウトブレイクが懸念されます。
  •  流行国へ旅行・出張を予定されている方、医療や児童福祉及び学校関係者は、母子手帳での予防接種歴を確認し、予防接種歴や明らかな罹患歴がない場合は、予防接種を検討してください(予防接種等は自己負担になります)。
  •  定期接種対象(1歳児、小学校入学前1年間の幼児)のご家族は、決められた期間での接種を計画してください(期間中は公費助成があります)
  • 麻しんの詳しい情報はこちらをご確認ください。麻しん対策 | 長崎県 (pref.nagasaki.jp)
  • 世界でデング熱の大流行が起きています。流行国に行く際は、蚊に刺されないよう注意してください。医療機関におかれましては、デング熱が疑われる症例を診察された際は、保健所へ連絡をお願いします。0908_デング熱注意喚起[PDFファイル/410KB]

このページの掲載元

  • 西彼保健所 地域保健課
  • 郵便番号 852-8061 
    長崎市滑石1丁目9番5号
  • 電話番号  【健康対策班】095-856-5059 【保健福祉班】095-856-5159
  • ファックス番号 095-857-6663