禁教時代、キリシタンたちは役人の厳しい探索から逃れて潜伏し自らの信仰組織と信仰形態を構築し密かに信仰を継続している。中でも潜伏キリシタンが多く居たとされる生月島では禁教初期に多くのキリシタンが殉教した中江ノ島を聖地として崇拝している。また潜伏キリシタン独自の洗礼や行催事に使用する聖水は同島の岩場で採られていたと言われている。
掲載の写真は中江ノ島で聖水を採取される岩場を撮影した作品である。お神酒を供えてオラショを唱えて岩の切れ目から染み出る水を採る「聖水採り」行事で聖水は得られていたとされる。尚、中江ノ島は世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一構成遺産となっている。
- 撮影日時:平成27年(2015年)10月20日 午前9時半頃
撮影場所:平戸市下中野町 - 撮影者:池田勉
※写真の著作権は撮影者にあります。著作権法によって認められる場合を除き、写真を利用することはできません。
※撮影者は被写体の人物や所有者に許可を取ったうえで撮影しています。教会堂内の写真撮影は基本的に認められていませんのでご注意ください。
長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・フォト巡礼
より(毎週金曜日更新)
このページの掲載元
- 文化振興・世界遺産課
- 郵便番号 850-8570
長崎市尾上町3-1 - 電話番号 095-895-2761
- ファックス番号 095-829-2336